入学式 本多 幸代
桜の花と共に孫の入学式でした。
思えば0才から保育所に預けられて,お母さんより保育所の先生との1日が長い毎日,お母さんの姿を追いかけて泣いていた子が,学生服に身を包み,大きなランドセルを背負って行く後ろ姿には,泣いて困らした頃がうそのようです。
今はサッカーが大好きで,週に2回スクールに通う姿には,もう,たくましさがあります。
家の中でも一番家族を笑わしていますが,一番怒られています。
そのまま素直に成長して来れますように!
姉弟仲良く人にやさしい子でいてネと願います。
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ニューモラル 特集
「あいさつは感謝の言葉」を読んで
橋本 節子
この本を読んで,つい私などは,日常社交辞令のマニュアル通りのあいさつを反射的にしている自分に気付き反省しました。これからは,笑顔で具体的な感謝の言葉を添えれるよう,心を変えてみようと思うようになりました。
そうするともっとみんなと心が通じて,会話が楽しくなりますから,人間関係も良く今よりも楽しく生きられるような気がします。
どうやら今一番の私の師匠は3歳の孫のようです。ついこの間も我が家に来るやいなや,「こんにちは!」大きな声で「お菓子とビデオありがとう!」と100万ドルの笑顔。やがてリュックから取り出した小さなガム玉を握り締め,「これみんなに食べてもらおうと思うて……」と目を輝かせてお返しをくれたのでした。
やがて帰り際には「ありがとう,お茶までもろうて……」と大人顔負けのお辞儀をするのです。道行く人まで大笑いに……。よく子供は3歳までに親に恩を返すと云われていますが,ほんとうですネ。
このように私など感動する心や感謝する心は3歳の孫に足元にも及ばないのですが,さらに反省させられた事は,大人なのですから考え方を発展させて,良くないイヤな事が起ころうとも今までのようにすぐ怒らず,穏やかな平常心でいられるように心を変えたいものです。周りの人ももっと楽しくなるはずです。
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金吾さんの死 平 澄子
4月23日の朝刊で小林金吾さんの死を知りました。もう長い間毎日欠かさずドクターエンドーへコーヒーを飲みに来てくれていた常連さんです。
一ヶ月程入院して,すぐに退院したと言ってお店に来てくれました。すごくやせて痛々しかったけど,いつもの大きな声で色々お話しました。それから3日間はいつもの時間に来てくれました。
そしてしばらくお顔が見えないので橋本さんと,“又,入院したのかなあ”と心配していたところでした。だから今回の事は,唯々驚くばかりです。もう一度現役で活躍してほしかった。物知り博士の金吾さんは,大正8年6月11日生まれで私の母より一つ若い87才でした。キリッとした顔をして,それでいて私達にはやさしい金吾さん,今まで本当にありがとうございました。
阿波風から金吾さんの投稿がなくなるのはとても残念で寂しいです。
ご冥福をお祈りします。
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天の岩戸が開くとき 人は神に帰る 10
発心すれば,即(すなわち)至る 三村 隆範
中谷彰宏氏の
「何もいいことが なかった日に 読む本」の中に
次のようのことが書かれていた。
14 向いている Suitable for you
君は,神様に聞いた。
「今,私がしていることは,私に向いてる?」
神様は,君に答えた。
「向いているよ」
君は,神様にまた聞いた。
「じゃあ,どうして夢が実現しないの?」
神様が,君に言った。
「ごめん。君の質問が『向いてる?』っていう質問だと思ったんだ」
「そうですよ」
「えっ?」
君は,神様が言っている意味がわからなかった。
「夢が実現しないということは,
あと一歩で届いていないということだ。
君の質問は,『向いてる?』じゃなくて
『届いてる?』っていうことなんだね」
届いてることも,幸せ
向いていることも,幸せ
と書かれている。
人間は,「花より団子」を求めるものです。
自分が,真に何を求めているがわからなくなってしまい,最初(奥)に求めていたことを忘れて,目の前のものに目が奪われて,右往左往して暮らしている。
それが,目の前にあるにもかかわらず,もっと良いものを求めるのです。
宗教的な表現になりますが,信仰は向かうことであって,到達する事は無く,到達する事ではない。というより,向かうこと自体で,到達しているのでしょうね。
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6月20日生まれ サイトウ シゲジ
54才になりました。
昔ならもうすぐ定年というところです。
老人になることを恐れるばかりに
生涯現役などとわけのわからない
ことを言う人もいますが
老いも人間の常態のひとつです。
一日一日を大切に味わって生きる
そんな季節が私にもやってきました。
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