「あらたえ」とは (2)   三木 信夫

 三木家資料2 後醍醐天皇大嘗会太政官符案


 太政官符阿波国司
  使いとして,従五位下 齋部宿禰親能(いんべすくねちかのり)
             神部(かんべ)貳人
 右,従一位 行(ぎょう)大納言藤原朝臣
 師信宣す,件の人荒妙の御衣使に差(つかわ)して,発(は)
 遺(けん)すること件の如し,国宜しく承知して件に依って之を行え,符
 到らば奉行(ほうこう)せよ。
 右少辨正5位下藤原朝臣 在判
    正六位上行右少史兼左衛門少尉
           高橋朝臣 在判
         文保二年九月廿六日

3.皇位継承儀礼
(1)践祚式
 帝位に付く皇太子が皇位の神器を受け継ぐ儀式
(2)即位式
 喪明けに行われる就任披露
(3)大嘗祭
 天皇が即位後初めて行う一代一度の大新嘗祭。麁服・繪服を神座に祀り,神饌を供え,天皇が悠紀・主基の田の新穀をもって天照大神をはじめ天神地祇を奉祭され,自らも食す儀式で,神々の霊威を体得する為の天皇家の由来等が凝縮された神事。貞観儀式(859)や延喜式(927)に規定

つづく

蝉も熱中症       天羽 達郎

 8月20日夜,阿南中央病院からタクシーに乗ったら,運転手さんがフロントガラスの手前からなにやら出して来た。見ると蝉の死骸数匹。阿南のスーパー・フジグラン近くの街路樹から午後2時頃蝉の声が止んだと思ったら蝉が10数匹ばらばらと落ちて来たのだそうだ。全部仰向けになっていた。すなわち死んで落ちて来たのだ。樹の回りはコンクリートで固められ,それの照り返しが強いところ。
「うーん,熱中症でしょうな〜」と運転手。
 今年の夏は本当に暑い。

  山道は賑々しきかな蝉の声
      犬に連れられ散歩をすれば

  鈴虫も明るいうちより鳴き交わす
      今年はなんと賑々しきかな

熱い夏が過ぎて
               大西 時子


 パソコン作業に倦み窓外に移した目に何気に厚みを増した晩夏の陽射し。
 天の渦女連の熱い夏が終わり,それぞれの皆さんにも日常が始まりました。
 すっかり蓄えた贅肉に感嘆の声をあげるゆとりも戻り,きりりとスレンダーな(30年も前はネ)自らをアファメーションして甦りを企んだりしています。
 かつて一日の終わりには大学ノートに夢を描き私の小さな聖域として,日々に取り込んだ心の芥をクリーニングする日課がありました。調べると平成18年9月21日で更新が止まっていました。
 久しぶりに開けたノートに書き留められた言葉
「自分の内面に湧いてくる意思や願望が実は宇宙のものであることに気づいた瞬間,あなたは自分の力で何とか状況をコントロールしようとする焦りから解放されます」
 ノートと心にしっかり刻んだ思いは日常の事象となって気づきを促します。人とのご縁,言葉,日々に生まれる軋轢。果たしてすべてが気づきとなって私を洗ってくれたでしょうか。
「意思をきちんと創り出せたならその結果に執着せず,細かな事は宇宙(神)に委ねてください。」
 騒動の最中にはこんな記憶にとどめた箴言も忘れ,小さな個人意識の範疇で闇雲に井のなかの蛙の跳躍をくりかえすばかりです。
 振り返っては学習の場を沢山与えられた事が手に取るようにわかり,クリア出来なかった数々の天の思し召しがあったことを確認するばかりです。
 自分の中に湧き起こる歓喜の波,心をカラにして乗り込めば不可能という無明の思い込みも光に溶けて自在に日常という波をすべっていけるのでしょう。また,ひとつずつひとつずつ日々に足を繰り出しています。

「滝王国」木沢  芝山 靖二

 東京に住む姪夫婦とその親夫婦がお盆に木沢の四季美谷温泉に行くと言うので,日ごろの疎遠解消と孫二人に木沢の滝を見せてやりたくて一緒に行くことにした。
 木沢町役場観光課が「滝王国」木沢と宣伝するだけあって,木沢には百ほどの滝があるそうである。
 その内,四季美谷温泉の近くにあり行きやすいのが,新井田の滝,大轟きの滝,大釜の滝である。
 大釜の滝は日本滝100選にも選ばれた,水量の多い迫力満点の滝である。滝壷のところまで下りて行けて,どんなに暑い時でも涼しさ満点である。
 大轟きの滝は大釜の滝に行く途中にあり,見に行くのに時間を要しないし大変綺麗な滝である。
 新井田の滝は,四季美谷温泉から歩いていける。
 皆さん,温泉と滝めぐり,どうですか?
 ひとつ言えることは夏,海へ行くと大変帰り疲れますが,滝を見に行くとマイナスイオンのせいか何か知りませんが,帰り元気になります。
 阿南から車で1時間40分ほど,手軽な滝めぐり是非おためしください。