ニューモラルを読んで No.460
誠実に生きる 相原 詩恩 “私は,池田さんがやっと作業が終わろうとした時,つい「終わった! これでやっと帰れる」とさけんでしまった。私は,池田さん,たくさんの荷物を運んでやっとできたから,そのぐらいはいけるんじゃないかと思っていた。けど,今田さんに注意された” |
すべての思いを家族に 40
運命共同体心の力 田上 豊 人の幸せ,家族の幸せに心の持ち方が大切でしょう。 |
山のあなた 大西 時子
読書は彷徨い出した魂をもとの一つに戻してくれます。傍らにおいて繰り返し繰り返し読む本に山田耕栄著「愛さえあれば」があります。カールブッセもチルチルミチルも私たちが既に幸せの懐に居ることを教えてくれました。社会に通じる真面目が自虐的に本来の自分を疎外してその魂からピュアな輝きを奪いとってしまうことがおおにしてあります。「何かであらねばならない」「何かにならなければならない」全てが今の自分を否定する思いです。真の萌芽である魂の叫びでさえも抑圧して社会通念の中に自らを押し込めてしまいます。著者は「そのまま,あるがまま」が「天」,すなわち全ての私たちを包含する「ひとつ」であると説きます。悪も善も判断しない,悪を懲らしめる善も消えた世界。全てのイデオロギー論争もとどのつまりは権力の代替え結果に終ってしまうように社会の成り立ちの裏には必ず個我意識(エゴ)が働きます。不安からくる保身,われひとかど意識,ともすれば非力な自分を威嚇する猫さながらに身丈を大きくして粉飾します。今ここにある「幸せ」や「愛」に気づかず探しに出る行為のようです。 |
茄子に教わる
すべてを受け入れて,自己に!! 感謝 山田 章 晩秋のある日,最終の茄子の収穫も終わった。100本の苗木には,取り残された実が,自分の収穫されるのを待っている。茄子の実は,早霜に打たれて皮は厚く,八割までが何らかの傷があった。実がざくろの様に裂けて見苦しい姿である。残る二割もよく似た物だ。捨てる事も出来ず,試食をしてみる。厚皮をリンゴの様にして皮を剥き,料理をして食べてみた。 |