歴史を読む 三木 信夫
「歴史とは,現在と過去との対話である。」とは英国の歴史学者E・H・カーの言葉であり,カー自身は,「純粋な歴史的事実というものは無く,歴史は記録者の心を通じて屈折して現れるから,まず歴史家を研究せよ。」でした。 |
考古学からみた阿波のくに(1)
天羽 達郎 私が東京在住の頃,山形県出身の友人が言った。「受験で日本史を勉強するとほんとに嫌になる。いつも東北は坂上田村麻呂を始め京都から軍隊がやってきて征伐されたの懲らしめられたなどと書いてあるからだ。」古代史だけではない,近代史においても東北人は憤懣やる方ない感情を抱いている。幕末明治にかけての戊辰戦役で会津城を攻めた政府軍のことを,会津の人々は絶対に官軍とは呼ばない。西軍という。この言葉には東北人の歴史に対する怨念がこもっている。これは会津の人から直接聞いた話である。 以下次号 |
香具山の起源に付て思考すること
天香具山神社宮司 橘 豊咲 子年の年頭に当たりて,阿波風のご関係の諸氏に対して,新年の御祝詞を申し上げます。 |
禁句 「出来ない」 川口 千恵
気がつけば自然に使っている辞でした。今年は「出来ない」は,禁句にしたらと思って心掛けています。 |