忙しいということ   西山 欣子

 忙しいってのは,心を亡くすって書くよね・・・って。よく言われることだけど,ほんとにそうなのかなぁ。
 忙しいと感じる基準は,人によって全然違うし,同じ人でも,その時の体調や環境によっても変わってくる気がするのですよ。
 時間は作ればいくらでもあるはず・・・これまたいろんな人が,言ってることだけど。。。
 これは物理的にどうしようもなく時間が作れなくなった時,何を優先するかということを言ってるんじゃないかと思ったり。
 ある仕事関係の人は
「ボクは必ず先に約束したことを優先することに決めています」って断言されていたけど。
 今の私はちょっと違うかも・・・。もちろん約束の順番とか,生活のための仕事優先ってのは前提だけど,その時に,ほんとにやりたいかどうか楽しめるかどうかで,決めてる気もするなぁ。
(もっと単純に言えば,好きなこと(人)かどうかってな感じかも)
 「絶対にやらねばならない」ということばかりを気にして,頭の中がいっぱいいっぱいになってしまって・・・。周りが見えなくなってヤツあたりしたり,頑張ってるのは,自分だけのような錯覚に陥ってしまったり・・・。
 そんな時って大事なモノを見逃してしまってるんだろーなぁ。
 もしかして「忙しい」ってのは,こんなヤツと付き合っていたくないやって,心が逃亡してしまうってなことなのかも。
 なにはともあれ,大切なモノ(事)を見極めるココロに見放され・・・。
 残ったモノはポッカリ空いた大きな穴・・・ってなことになってしまわないように,心して忙しくせねばね〜と思ったことでした。

古代のさざ波が聞こえる
               大西 時子

 「古代史の中の阿波」が一大ロマンとして研究家や一部のマニアの間でささやかれだしたのはいつのことでしょうか。そのさざ波が岸辺を洗うように私の耳に届いた時期もボンヤリと定かではありません。
 「阿波と古事記研究会」との出会いは三年前,副会長三村氏とのご縁によるものでした。これを機に遥かな波音はようやく確かな潮騒となって私の神話の世界への遡行がはじまったのでした。
 私の住まいする丈六町に隣接する多家良町には古事記に登場する八咫鏡をつくった鍛人天津麻羅を祀った立岩神社があります。氏の熱心な案内で近くて遠い隣町のこの巨岩の存在を初めて知ることとなりました。
 古事記研究をライフワークとされる氏はその時既に二冊の研究書を発刊されていました。その後の成果も毎月発行の私版新聞に発表され合わせて精力的に行われる講演等も拝聴させていただきました。
 こうして地元多家良町から吉野川を遡り神山,美馬,木屋平と募る興味の地図を広げていったのでした。
 その間にも研究会による神社の掘り起こし,看板設営が地元氏子の皆さんへの働きかけとご協力により進められていきました。
 いつしか研究会のはしくれとして微力乍ら参加お手伝いをさせていただいている私がありました。
 古事記の岩戸の向こうに見えるもの神話の物語が誘い垣間見せる世界,その谷間より連綿と流れ出し,阿波の地に引き継がれる精神性。
 二年目の「天の渦女連」の立ち上げ,そして三年目の「多家良塚劇団」の旗揚げ,「私達の根幹にある最も大事なもの」それを拾い上げお仲間の皆さんと活動を通じて確認していきたいと思っているのです。
 「辿る絵物語古事記古古道」阿波と古事記DVD第二弾の完成発表会を皆々様とご一緒に喜びますと共に関係各位のご尽力に心より慰謝の念を抱くものであります。

そろそろ。      島川 文代

上の方を,眺めています。

 「まだまだ,

  手に入りそうもないなぁ。」


今度は,足元を見ました。

 「あ。あった,

      見つけた!。」


うん。   これで,とりあえず準備OK!

ほしかったもの。ギリギリまで待ちました。
これ,作品作りに使います。
でも,大丈夫かな?
製作期間は,残すところ数日です。(〃´∀`)ゞ
あらら。

            笠原 彩加
 ある日のことです!?
 この町に新しい家が建ちました。
 二つの大きな家が建ちました。
 その家には一つに一人が住み
 もう一つの家に二人が住みました。
 この家は毎日が楽しいな!
「これからも,ずっと住もうね!」
と二人,言いました。
 一人ぐらしの人は,
「さびしいけど,とても住みごこちもいいし,とても楽しいです。」
と言いました。