小春日和(こはるびより) 石渡 路子
「小春日和」という言葉が好きです。二月の,まだ真冬の只中,風のない,暖かな日差しの中にベンチに座っていると,「ああ,これが小春日和なのだなぁ」と思います。日差しが気持いいのは,この時期だけのことです。他の季節では,日差しが強すぎて,我慢できません。冷たい空気の中で味わうことのできる,ほんのひと時の安らぎという贅沢な楽しみです。今は,こんなにまだ寒いけれども,もうすぐ春が来る,春がそこまで来ていることを教えてくれているかのようです。春の予感,それがこの小春日和が与えてくれます。この厳しい寒さに耐えるのも,もう少し,あと一息の我慢ですと励ましてくれているようです。
希望とは,この小春日和のようなものではないでしょうか。自分を取り囲む状況が厳しく,失望し,絶望してしまいそうになる時に,私たちに希望が与えられると,なんとかなりそうな気持になることができます。希望が,冷たく固まってしまいそうな心に,暖かさを取り戻させ,明るさを与えてくれます。希望は,問題が解決した先の喜びを先取りしてくれます。この苦しさを通った先に喜びがあることを確信させてくれます。
小春日和の中,こんなことを考え,嬉しくなりました。暖かい日差しに神の恵みを感じました。
「信仰は,希望していることを保証し,見えないものを確信させるものです」ヘブライ人への手紙11:1
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楠木 稔
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今,はまっていること 笠原 彩加
最近,はまっていることがあります。それは,じょうぎを使っていろいろな形で絵を書くことです。丸や三角を使っていろいろな絵を書いてみたら,こんな絵ができました。
次々組み合わせてみると楽しい絵をいっぱい書くことができました。
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それは2ヶ月位前に始まった事。
ある朝突然,右手親指がバネ指になってしまったのです。曲げ伸ばしがスムーズに出来ず,曲げてから次に伸ばそうとすると,カックンと小さな音がして,元に戻るのにちょっと時間がかかるのです。スムーズに伸びず,まるでぎこちないロボットの指のようでした。そんな風になると,小さなハブラシやお箸などを握っていても,つい落としてしまったり……。そして寒さの厳しく成った朝など,右親指が全然動かなかったり……。
もう年だから……きっと老化なんだろうな…このままなんだろうな〜あ…,と,どことなく諦めていました。
ある日,西浦さん(針灸をされている鳴門店のお客様)に,その話を笑いながらした所,さっそく新しい針を出して,親指に刺してくれました。
あっと云う間の出来事,所要時間約1分位の間,全然痛みも痒くもなく,終了しました。
「橋本さん,どう?」と聞かれ,すぐ曲げ伸ばししてみると,前と全く同じカックンなので,
「残念ながら同じよ。でもありがとうネ!」と,その時はお別れしたのです……。
それから1時間半位した頃,何気なく動かしてみると,何事もなかったかのように直ってしまっていたのです。そして何度試してみても,それからスムーズに曲げ伸ばし出来て,カックンがないのです。
医学的な詳しい事はよく分かりませんが,事実,私は直っているのです。不思議としか云いようがありません。余程,運が良かったのでしょうネ!
さっそく西浦さんにお礼の電話をしました所,我が事の様に喜んで下さいました。
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七 草 本多 幸代
お正月も過ぎて,おもちやごちそうを食べあきた頃,1月7日,娘がいつもより早く起きているなあと思っていたら,朝食に七草がゆを出してくれました。家族でおいしく頂きました。
琢馬が,「おいしいごちそうを食べたからこれを食べるんだね」と,誰かに聞いたのか,教えていました。「たっくんよく知ってるね」と,お母さんがほめると,得意そうに「うん」と,うれしそうにしていました。
私も早めに家を出て,七草とはちがうけど,里浦にほとけのざがもう咲いていると思い出して,いつもの場所へ行くと,いっぱい咲いていました。可憐な花が寒い中一生懸命咲いています。
摘んで,お店に飾ってみました。
一足早い春を見つけました。
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春を待つ 平 澄子
今年もあっと言う間に1月が過ぎて,早,節分になりました。50代最後の年です。
昨年同様,忙しく家族に振り回されそうですが,それも自分のためと思い,老いたる体にムチ打って頑張っています。
今年も良い事がありますように,春を待ちたいと思います。
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