新奇なものとの出会い 石渡 修司 父はせっかちな気性ではあったが,野次馬根性も持ち合わせていた。以前は,デパートで,妙な品物を紹介販売していたものだ。ふーてんの寅さんばりの名調子で客を引き付け,人だかりがしていた。父は人だかりを見過ごすことができず,二度,三度と聞いている内に一番前に出て,ついには買って帰るはめになる。その度に,母からはあきれかえられたが,中には,なかなかのすぐれものとの出会いもあった。 |
「幸せ」とは,自然の恩恵に 私は平成18年の秋,68歳で設備会社を退職した。其の後の人生を満悦している。近所の一反余りの畑地を借用して,中古の耕運機を購入し,夏は茄子を作り漬物店に納め,冬は馬鈴薯を作って育ってくるのを楽しみながら,他には早朝に「青汁」を配達する事で,自分の頑健さを周りの者達に認めさせて,満足感を持った。今思うと,全くが高慢な生活であった。しかし,此の時は,自分の健康に自信が有り,これが充実している生活だと思い込み,自己満足していた。 |
今を乗り切る 澤口 基子 等身大というものを,二十代三十代の頃より大切に感じる様になって来ました。 |
覗覘魏志倭人伝(2) 山田 善仁 女王卑弥呼の居る邪馬壹国はどこに有るのだろうか。 |