裁判員制度        橋本 節子

 今,テレビや新聞でよく耳にする制度です。最高裁判所より,「裁判員制度のお知らせ」の封筒が送られて来たら……。 まさか,私などに? 絶対来るはずがないと安心しきっていて,正直“ギョッ”とするでしょう。依頼が万が一有れば出席せざるを得ない状況。只々困ったという感じになると思います。
 徳島新聞の(大阪の親子の事件ですが),社説に下記のように書かれていました。
 県内裁判員 2例目 重い事件にどう向き合う。
 裁判とは縁のなかった人がほとんどだろうが,求められているのは法律の知識ではない。
 これまでの家庭生活や仕事などで培ってきた経験,知識,思いを裁判に生かせばいい。
 期待されているのは,法律の専門家とは違った「市民感覚」である。
 人を裁くのは大変なことである。
 だからこそ,しっかり事件に向き合い,それぞれが納得のできる結論を出してもらいたい。
 裁判員は,疑問に思うことや確かめておきたいことを積極的に質問し,判断内容を話し合う評議に臨んでほしい,と結んでいました。
 私は今まで人を裁くのは裁判所の偉い専門家の仕事! 私達には全く関係が有って関係が無い事と思い込んでいましたが,これからはそうではなく,事件を通して自分の問題として考え,(もしかしたら私も弱い人間,自分が罪を犯していたかも知れないという観点に立って…。)そして人間として生きる事の真の意味を共に深く考え,今後共に楽しく生々と生きて,生き切りたいと思うように変わって来ました。

天皇陛下ご即位20年  相原 雄二

 平成21年11月12日東京・半蔵門の国立劇場で行われた政府主催の「天皇陛下御在位20年記念式典」には,立法,行政,司法機関などから約1千人が参列,鳩山由紀夫首相は「私どもは陛下の御心を体し,過去の歴史に学びつつ,諸国民から信頼される日本をつくり世界の平和と人類の福祉のために最善を尽くす決意を新たにするものであります」と式辞を述べた。陛下は国民への謝意を示した上で「今日わが国はさまざまな課題に直面しています。このような中で,人々が互いに絆を大切にし,叡智を結集し,相携えて努力することにより忍耐強く困難を克服していけるよう切に願っています」とお言葉を述べられた。
 また皇居前広場で開かれた「国民祭典」の記念式典には若者から高齢者まで世代を超えた3万人が集まった。式典中,心配された雨は降らなかったが,会場はプログラムが進むにつれて肌寒い気候に。午後6時半過ぎ,両陛下がステージ後方の二重橋に姿をお見せになりますと,会場はひときわ大きな拍手と歓声が自然と上がった。ここでも陛下は来場者に向けたお言葉で「少し冷え込み皆さんには寒くはなかったでしょうか」と気遣った上で,「本当に楽しいひとときでした」と述べられました。
 平成の時代となり,両陛下のお言葉とお姿と国民の心が一つとなり,ご皇室が身近な存在と感じさせられたひとときであったように思いました。
 天皇皇后両陛下をいただく日本に生まれて本当によかった。
 いつまでもお健やかに,とお祈りいたします。

はじめての書道展   相原 詩恩

 私は、ドクターエンドー鳴門で書道展を開くので,準備をした。
 テーマは「絆」で,「家族」や「友だち」など…を書いた。色つきの紙にも書いた。はじめてだったので,書くとき少しきんちょうした。
 そして,額のようなのも出来上がって,ドクターエンドーへ行った。一つずつはっていくだけなのに,少しワクワクした。
 はり終わって見てみると,少しさみしい感じもしたけど,なんだかうれしかった。
 こんな事が出来て良かったなぁと思った。

「if…?」      長井 宏一

 もし,生まれかわれるとしたら…?
 よく話題になるテーマですが,僕はもし生まれかわれるとしても,同じ自分に生まれたいです。
 なぜなら…? 今の自分でなければ,出逢えなかった大切な人がいます。
 いくら,地位や名誉があって,お金持ちで,イケメン顔だったとしても,今の僕自身でなければ出逢っていなかった。そう思える人がいます。
 出逢いは偶然ではなく,必然,そんな気がします。