最近の学び,実感と効能。 室伏 聖司

一. 自と他。
   他は変わらず,自が変わる

ニ. すぐやるか,やれずに終わるか

三. すべて,“良し”と思った方が得

                 中村 修

白井のり子さんの講演会を見て
               相原 詩恩

 1月17日に鴨島公民館で,白井のり子さんの講演会がありました。白井のり子さんは,お母さんがサリドマイドという薬が入っているすいみん薬を飲んで,おなかの中ののり子さんに副作用がおきて両腕と右目が無いまま生まれたそうです。私がすごいと思ったことは,何でも足ですることです。それに,書道もしているそうです。ステージの方で実際に書いてくれました。とてもきれいで足で書いたようには見えなかったです。のり子さんは,とても強い人だと思いました。最後にのり子さんは,「最初から自分はできないとあきらめずに,やってみなきゃ分からない」と言っていました。私も,はじめからあきらめずにいろんな事をチャレンジしていこうと思いました。

思いやり         石渡 修司

 私は食べるのが早い。父も早かった。その上,そういう時は無口だった。おいしかったとか,まずかったとか,言わなかった。それが,母には不満だった。「おいしいとかまずいとか言ってくれなければ,作る張り合いがないじゃないの」と,愚痴を,子どもの私達にぶつけていた。
 そんな父でも,母が風邪をひいて,寝込んでしまうと,台所に入って、料理をしてくれた。もっとも,今のように,スーパーやコンビニで,できたものが安く手に入る訳ではなかったから,やむをえずということではあったろう。しかし,少し楽しんでいるところもあった。普段食べたことない,独創性に富んだものが出てきた。牛乳雑炊はよく食べさせられた。あまり,おいしいとは思わなかった。トマトの雑炊もあったかもしれない。もっとも,私達子どもに食べさせるのではなく,父にとっては連れ合いの母に食べさせるためだったのだろうと,今になって思う。父なりの母に対する精一杯の思いやりを表していたのかもしれない。
 肝心の母も,私達も感謝せず,文句を言いながら,食べていたのだ。もっとも,母は風邪をひくとひたすら布団の中にもぐりこみ,トイレに行く以外,元気になるまで,一切食べることをしない人だったから,父の作った料理も食べたことはなかっただろう。それも,案外,母なりの父に対する意思表示だったのかもしれない。どうでもいいことのようだが,自分の気持ちを伝えあうことの苦手な夫婦のありようを見させてもらっていたということだった。
「親切な言葉は蜜の滴り,魂に甘く,骨を癒す」箴言16:24