北の珍道中(2)   山田 善仁

 上川の高速道路は車も少なくすごく走り易い。旭川から70km余りの「道の駅しらたき」でトイレ休憩。白滝は黒曜石を沢山有する所で,最近テレビで紹介され,旧石器時代にヤジリとして利用され,その遺跡が発掘され話題となっている所で有る。
 道の駅近くで見渡しても無〜んにも。欲しいなぁ〜。
 休憩後65km走り,従兄夫婦待つ遠軽の母の実家に到着。すぐに老人施設にいる伯母を訪ねる。4年前に訪ねた時は,家の庭園を一人で世話していた伯母は,今はほとんど記憶が薄れている。しかし顔はにこやかで,不満の一つも無く,心も素直な98歳の伯母である。私もこうでありたいと懐った。
 伯母と別れた後,10分程で山の中腹に有る,目的の先祖の墓に着いた。眼前20km先にはオホーツク海,サロマ湖がくっきりと見える。先祖の墓は厳しい自然に背を向ける事なく北の海を見つめて来た。
 先祖は大正の中頃に入植し,酷寒と熊等自然との闘いの中,転々と開拓したとの事。昔,熊と格闘した別の従兄は,山深い奥地で今も健在で居る。開拓が苦労の連続で有った事は,父母の短命が証明している。
 そして幾星霜。私達が今在る事に,ただ感謝,感謝。     合掌。


すべての思いを家族に 71
目標と成果
        田上 豊

 人生を変える成果を自分自身の目と足で確かめよう。
 自分の人生を本当に変えようとしているでしょうかね,長い間に造った自分の癖(人生)をえる方法が解り知っているのにね。
 愚痴や文句,不満,悪口,溜息等は人生ではマイナスですね。数学の方程式で言えば0,ゼロに何を掛けてもゼロですね。ゼロを先に出さないことです。全てが無駄になります。
 知ると実行するのとは違うのです。私達は知ったのと実行できたのを混同しているのです。実行も,くり返し,くり返し,しなければ悪い癖は直せません。海岸に波が打ち寄せるように愚痴や悪口,不平,不満を取り除く訓練が要るのです。
 偉い人は感謝がすべてと唱えて居ます。凡人には瞬時に心を変えることは出来ません。何回も言いますが,繰り返し,繰り返し悪癖を遠ざけるのです。
 愚痴や文句で心は汚れているのです。奇麗な清水を注いで汚いバケツの水を少しずつ奇麗にして行くのです。
 目標を設定して実行しますと段々成果が出てくるのです。成果が出てこない場合は,未だ努力が足りないと反省をするのです。
 感謝の水は近くにあるのです。何処にでも感謝の湧き水は出ているのです。奇麗な水で汚れたバケツを美しい物に変えましょう。

「そんなにやっぱりないよな〜あ!」
               橋本 節子

 いつになく涼しくて気持ちの良い静かな7月の夕暮れでした。
 そろそろ夕食の下準備でもと台所に来るや否や,北側の窓からピーポーピーポーと救急車が走って来て「進路を左に譲って下さい」と土手を左に降りて行きました。
 (事故かケガで急病人が出たのかしら?)
 今頃河川敷でゲートボールや,子供野球,サッカーと,沢山の人達がスポーツを楽しんでいる真最中です。
 おまけに今度は東方のはるか上空からヘリコプターまでこちらに向かってやって来るのですから……。
 次第にけたたましいパタパタ音と共に近づいて来て旋回しながら,パトカーの行った方向に降りました。
 いよいよ大惨事かと? しばらく食事の事も忘れ気がかりで外ばかり見ていました。
 ちょうどウォーキングから主人が帰ったので,「事故か何かあったん?」と走って行き尋ねると,「 訓練 ( ・・ ) 」と笑いながらゆっくり言うのでした。
 騒々しい騒音で突然の訓練に少々人騒がせな気もしましたが,事実でなくて内心ホッとしました。
 翌日,孫に大げさに身振りしながら話すと「ヘリコプター?」と驚き顔。その時又救急車がピーポーピーポーと走って来ました。
 「また! 訓練?」と私,独り言。即,孫「そんなにやっぱりないよな〜あ!」と……。二人して大笑いになったものの,近所の人達は訓練を知っていたのかしら? やっぱり広報とくしまを読まないとね!

「地球を守れ!! ゴセイジャーと仮面ライダーW
 文・絵 鳥取第一幼稚園 年中組 さわだ ゆうし


1.かいじゅうがUFOにのってやってきました。
ゴセイジャーは,それを遠くから見ていました。
ゴセイジャーの声を聞いて,かいじゅうはかくれました。


2.ゴセイジャーは,かいじゅうを見つけました。
そして,ゴセイグランドでやっつけました。
かいじゅうは,にげていきました。


3.かいじゅうは,仲間をふやしてまたやってきました。
ゴセイジャーは,仮面ライダーWをよんできました。
仮面ライダーWは,トリガーマグナムで
かいじゅうをやっつけました。バババババー。


4.かいじゅうは,負けました。
そして,涙やはな水を出したまま,家にとんで帰りました。
地球のみんなは,しあわせにくらしました。

孫の夏休みの宿題     芝山 靖二

 「お爺ちゃん夏休みの宿題の自由研究するけん協力して!」
 他の者に何か頼まれるとタイソウなのに,孫に頼まれるとタイソウどころか嬉しくなる!
 「何の研究にするか?」迷うなかで私が前から思っていた地球の歴史を「帯グラフ」にすることを提案した。
 ところが調べて行く中で,地球の誕生は今から45億から50億年前,1億年を1メーターの「帯グラフ」にすると45メーターから50メーターの物凄い長い「帯グラフ」になる,でも太古の昔に繁栄した意識のある恐竜でも1億年前に登場する。
 したがって45メーターの「帯グラフ」を作っても44メーターを過ぎた最後の1メーターの部分からである。人間の有史などは,1メーター1億年では,千年は0.01ミリになり,キリストが生まれてから以降は0.02ミリになり,ボールペンの線の太さもない,せめて千年を1ミリとすると,4キロ600メートルの「帯グラフ」になる。
 これはだめだ!いや人間の一生なんてほんの一瞬小さな事で悩んでいるのが馬鹿らしくなってくる。
 これは良い!45メーターのにしても学校の体育館に張り出てくれたら物凄く目立っていい!
 まだ作ってはいません。果してどうなることでしょう。