遠いホームベース 川口 千恵 高一になってやっと念願叶って,あこがれの野球部に入部する事が出来た孫が居ます。本人も今まで何の経験もない野球部。バットの大きさ,グローブの大きさ,靴,ユニフォームに必要なものすべて何もわからない。友達が皆選んでくれて,グローブの手入れの仕方から一つ一つ教えてもらったとの事。ボール投げ,ボール打ちの野球が出来る事を本当に心の底から嬉しそうだった。親父と甲子園へ何度も通い細かく折々に熱く語っていた事が,相当に助かっているらしい。「今まで本当に野球をやった事ないのか? よく知っている」と言われるそうだ。練習の話をしてくれた。おかしくて腹をかかえて笑ってしまう。この間も練習試合でサウスポーで投げ2人のフォアボール。次はゴロを打たれて降板。ヒットを打つと代走が出た。滑り込みもまだうまくない。それでも本人はもう甲子園を目指しているというから実に頼もしい。スポーツクラブというものは本当に良いものですね。言葉遣い,動作に節度等,まだ3ヶ月なのに大きく成長したなと皆さんに感謝し,次の出会いを楽しみにしつつ熱い応援をしに甲子園へは行くつもりです。 |
ありがとうございます 石渡 修司 「『ありがとう』は」と母からよく言われたものだ。人に何かをしてもらったら,必ず「ありがとう」を言う,習慣になるまでさせられた。 |
びっくり 石渡 路子 今年の梅雨明けは,例年より十日も早かったそうです。でも,カラ梅雨でなくて,たっぷり雨も降りました。そのおかげで,牧師館の裏庭の畑はとても元気なのです。野菜もそうですが,草も一緒になって育っています。きゅうりもトマトも次々になってくれます。採りに行きたいのですが,蚊が凄いので困っています。一,二匹ならいいのですが,数えきれないほどの集団で襲ってきます。どれだけ,防護していても,刺されてしまいます。それで,つい一日,二日と日を開けてしまって,見に行きますと,もうびっくりするような大きなきゅうりになっています。夏の日の暑さをしのぐように,大きな葉の陰で育っていきますので,見えないのです。こんな大きなきゅうり,町のスーパーでも見たことがありません。すべてが驚きです。野菜たちは何時まで,楽しませてくれるのでしょうか。暑さに負けず,育っていく野菜たちを応援し,自然のおいしさを心ゆくまで味わわせてもらうつもりです。それにしても,蚊だけは困ったものです。 |
日々大きくなるトゥルシー 坂本 恵子 前回,トゥルシーというお茶の葉ができる種の作文を書きました。少しずつ大きくなっていますので,今の写真を載せたいと思います。 |
職場のオープンデーを迎えて 松林 幸二郎 「今月は,シモン君の起こした暴力事件がたった一件だったよ。昨日の僕との殴り合いだけ。1月は11件もあったのに…」グループホームの若い職場のリーダーが私に言いました。「それで,初めに手を出したのはどっちなの?」こういった冗談がでるほど,ここ一ヶ月あまりに職場の雰囲気が和やかになったのは,決して偶然ではありませんでした。 |