今年も徳島の夏が一番盛り上がるイベントが来ましたが,僕には何の変化もなく去って行きました。「阿波踊り」どれだけの徳島人がこのお祭りを待ち望んでいることでしょう,県外の人もそれはそれは楽しみにしているはず。もしかすると,海外でも『AWA dance』とかいう名称で親しまれているかもしれません。
しかし,ただ,今年の僕は阿波踊りとは無縁社会を歩んでしまいました。理由は8月から仕事を変わりてんやわんやでした。毎日が目まぐるしく,気がつけば阿波踊りは幕を閉じていました。残念。でも,来年も変わりなく開催してくれるので,来年にとっておきます。
この原稿を書いているのが8月15日です。終戦記念日に黙祷を捧げて,筆を置きたいと思います。
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「先生,先生,先生……」と,毎朝,今年もクマゼミの大合唱を聞かせてもらった。
牧師館の裏庭に一本のビワの大きな木がある。今年は例年以上に多くセミが羽化した。羽化したセミは羽がしっかりするまで,飛び立たない。その間に,どうも鳴き方を練習するようだ。一匹が鳴きだすと,それに合わせて,ほかのセミが鳴きだす。そのやかましさは,寝ている者を起こさないではおかない迫力がみなぎっている。
その鳴き声が,さすがに徳島生まれのセミだけに,「せ」と言えず,「しぇ」となるのが面白い。だから,「せんせい」とはならずに,「しぇんしぇい」となる。一斉に鳴くせみの大合唱は,「しぇんしぇい,しぇんしぇい,しぇんしぇい……」となる次第だ。
毎朝,「先生,先生,先生」と声をかけられれば,寝ているわけにはいかない。そして,わたしが仕事にかかる頃には,すっかり静かになっている。牧師館の裏庭の狭いところから,広い世界に,思い思いに飛び立って行ってしまった。
もし,あなたの家の庭の木でセミの声がしたら,案外,我が家の庭で生まれたセミかもしれません。泣き声を聞いて,「しぇんしぇい,しぇんしぇい,しぇんしぇい」と聞こえたら,間違いなく,我が家で孵ったセミです。ご迷惑かも知れませんが、しばらく,そのまま鳴かせてやって下さい。すぐに,よそに行ってしまいます。気まぐれといいますか,気が多くて,移り気なものですから。
セミの声が聞こえるあいだが夏です。暑い暑いといっても,すぐに秋が来,冬になってしまいます。夏には夏を楽しみ,暑さを嫌と言うほど,十分に味わいたいものです。
「蟻の一族は,力はないが,夏の間にパンを備える」箴言30:25
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先日,教会員の方のお連れ合いが亡くなられました。悪性の腫瘍とわかって,2カ月ほど闘病されましたが,もっと早く気が付けばと悔む思いもいたしました。それよりも残念でしたのは,ご本人が,ご自分の状態を十分把握できなかったことでした。私たちの殆どが,自分はガンには罹らないと思っています,いいえ,罹りたくない,罹るはずがないと思っています。だから,まだ大丈夫だと思って,気持ちだけで,死ぬべき日を先延ばしにしています。覚悟しなければいけない時が来ても,まさか今日であるはずがない,今生きているのだからと,自分を納得させてしまいます。
別れを告げることは,辛いことでしょう。しかし,いつかはこの世界と別れなければなりません。最愛の家族とも別れなければなりません。ガンに突然死はありません。それがほかの病気と大きく違います。だからこそ,別れの時を持つことができます。家族と共にあったことの喜びと感謝を素直に告げることができたら,どんなにか,嬉しいことでしょうか。残されていく家族への最後の贈り物です。
作家の三浦綾子さんが,生前,「死ぬという大切な仕事」という言葉をよく口にしておられました。きっとその通りなのだと思います。死ぬというのも,一つの仕事で,それも本当に命を賭けた,最後の仕事なのでしょう。最も時間が凝縮する時でもあります。中身の濃い時を過ごして終わりたいものです
今までに,何度か,死を迎える方に付き添わせていただきました。その度に,色々なことを教えられました。死が恐ろしいものと言う思いはありません。死の時こそ,最も尊い,貴重な時であること,輝く一瞬を見させていただく時であることを知ることができました。そして,死は終わりではないことを覚えさせられます。
「最後の敵として,死が滅ぼされます」コリント1 15:26
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アゲハチョウの観察
文・絵 鳥取第一幼稚園 年長組 澤田 優志
ある日,チョウの幼虫を見つけて,ママと観察することにしました。
図鑑で調べると,アゲハチョウの幼虫だということがわかりました。
始めは,トウモロコシみたいな色の黄色い卵です。そして黒い毛虫みたいな幼虫になり,それが緑色になります。
青虫の時の目みたいな物は,目ではなく模様です。鳥や虫が食べないようにおどかすためについています。本当の目は,前の下にあります。
さなぎになったら,落ちないように糸で木にくっついています。さなぎからチョウが出てくることを羽化といいます。
成虫になった時,チョウの羽はしわしわですが,どんどんしわが伸びてピーンとなります。羽の数は4枚で,足は6本です。しょっ角は,「そこに花がある」と教えてくれます。
さなぎからチョウが飛んでいくところは見られなかったですが,パパが昆虫の本と図鑑を貸してくれたので良かったです。
今度は,カブトムシの幼虫を育ててみたいです。
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夏休みの過ごし方 澤田 織世
夏休みというと・・・。
普段幼稚園に通っている息子が1日中家にいる。1ヶ月間,3人の子どもとどのように過ごそうか。大変だな・・・と,ついついマイナス思考な事を考えてしまうのは,私だけでしょうか。
夏休みに入ると,朝からラジオ体操とピアノの練習をし,昼間は,息子と決めた自転車や縄跳び,鉄棒の練習に取り組みました。
他にも,庭でいろいろな虫を捕まえたり,海や川では,カニや貝を探したりしました。
始めは,子ども達が喜ぶ事,楽しめる事をしようと思っていました。でも気が付くと,自分自身が虫の名前を覚えたり,一緒に体を動かしたりして楽しんでいました。
夏休みは,親も一緒に何かにチャレンジしたり発見したりして楽しまないと,もったいないなと感じました。
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