大石 明子

              大石 あおい

            陶久 大樹

 朝夕の涼しさとともに秋の訪れを感じる季節になりました。しかし,日中の日差しはまだまだ暴力的で夏の名残を肌で感じております。
 東北大震災から半年,アメリカ同時多発テロから10年,様々な意味があった9月11日。世界はまだまだ不安定であると思いました,平和とはなんなのでしょうか。それに加えて和歌山を中心に起こった台風被害。自然の猛威,脅威をこれでもかと見せ付けられています。
 津波,洪水,大雨とこれらの被害が今年を象徴しているようにおもいます。元をただせば「水」。生活に欠かせない役割もあるのですが,ここまで千変万化して襲ってくるとちょっと考えてしまいます。神道では禊祓いは水で魂を清めることであり神聖なものとしています,ヒンズー教も全てのものはガンジス川に帰っていくという宇宙観もあります。古来から生命を育み,人間の精神を養ってきた「水」。形が定まらないものゆえの幅の広さを感じています。
 まだまだ,海や川,山のレジャーシーズンは続くので気をつけましょう。

津軽三味線ライブ   長井 宏一

 7月31日,銀座通りのイベントで,津軽三味線高橋静山流静山会師範 高橋静玉 ( たかはしせいぎょく ) こと,戸村恵里さんの津軽三味線の生演奏を,久しぶりに見ました!
 三味線の演奏というと,若い人は堅苦しいイメージがあるかと思いますが,以前,四国放送ラジオで「バンリク」のパーソナリティを担当していた恵里さんの三味線ライブは,軽妙なトークで「私は 何歳 ( ・・ ) に見えますか?」と突然,恵里さんの年齢当てクイズがはじまったり,津軽三味線の皮は何の動物でできているでしょう?(フツーの三味線は猫だそうですが,津軽三味線は犬の皮でできていて,重いそうです。)などの豆知識が分かったり,阿波踊りの曲を演奏する時,お客さんから「やっとやっと!」のかけ声が飛んだり,アットホームな雰囲気が楽しいです!
 恵里さん,これからも素敵な津軽三味線の演奏を聴かせて下さい。

                 中村 修