卒業後50年同窓会旅行      芝山 靖二

 小学校,中学校の同窓会旅行に福井県の芦原温泉,永平寺に昨日(11月14日)行ってきました。
 家が近所のO君と50年ぶりに会いました。始めO君と聞いても分かりません。列車で向かい合わせの席で座っても,名乗り合わないと分かりません。始め本当に分かりませんでしたがしばらく顔を見つめている内に面影が段々とでてきました。そうすると同級生のよい所50年の時間は0になりました。
 朝6時に起きて,芦原温泉街をO君とジョギングすることになりました。走りながら喋っていると,今回の旅行O君の初恋の人も参加しているとのこと。昨夜は一杯喋り,手も握った俺今回の会費倍出してもいいと幸せそうな顔して言うのです。
 彼は二男坊で大学出て広島の会社に就職し,広島に根を下ろしています。故郷西方村には,御追善があるときか,最近はお正月もほとんど帰らないそうです。
 僕ら長男には分からない,二男,三男の方の故郷への思い。
 彼の言葉から感じました。

泣き婆さんが笑い婆さんに     近藤 隆二

 京都南禅寺の近くに泣き婆さんがいた。泣き婆さんには二人の息子さんがいて,長男は草履を売って商売をしていた。次男は傘とか雨具を売っていた。おばあさんは雨が降ると長男の店の草履が売れないと悔んで泣く。お天気になると次男の店の傘が売れないと泣く。
 ある日南禅寺の住職さんに出逢って,おばあさんはどうして泣いてばかりいるのかとたずねられ,「雨が降ったら長男の草履が売れない,お天気になったら次男の店の傘が売れないと,泣いてばかりいるのです」と説明された。
 住職さんは泣き婆さんに今日からは雨が降った時は次男の店の傘が売れると思って喜び,お天気になった時は長男の店の草履が売れると思って喜んだらどうですかと訓されました。それを聞いた泣き婆さんはその日から,雨が降った時は次男の店の傘がよく売れると喜び,お天気の時には長男の店の草履がよく売れると喜ぶようになり,泣き婆さんが笑い婆さんになった。
 私はこのお話を聞き,雨が降るとかお天気になるという状況は同じでも,それを見てどう受け取るかによって泣くか喜ぶかに分かれてくる。
 人生はどんなことに出逢っても(都合の良いことも都合の悪いことでも)これで丁度良かったと受け取る。
 雨が降っても「ああ良かった」雨が降ったので植物がみずみずしくなった。
 農家の方は喜ぶでしょう。「いいおしめりであった」
 病気に患っても,廣池博士は
「我幸いに病を得たり」
「自分の心が慈悲の心になれるよう」

すべての思いを家族に 86
運命には借財が有る
   田上 豊

 私達家族には多くのご先祖との繋がりでここまで来ています。ご先祖も多くの生き物を頂きながら生きてきたのです。これが借り物とすれば,前世の借りものを持ち,私達はこの世に産まれてきたのです。
 仏教では贖罪(無意識に生き物の命を奪う等)借財が有ると言われています。植物の命,生き物の命を頂きながら連綿と繋がってきたのです。現在に生きる私達にはこの借財が不合理と言われても,一つの繋がりから逃れることは出来ません。目に見ない物の借財は計ることは出来ませんが,遺伝子を見れば物事が見えてきます。身長,体型,色白,外見は必ず先祖の特徴を持って生まれてきています。
 目に見えない物をも継承し持って生まれてきても不思議では有りません。そのご先祖の徳,不徳を否応なしに継承しなければなりません。これが現在の私達家族に多大の影響を与えているのです。
 何故,このように苦労をせねば成らぬとか! 運がよいとか,運悪いとか,思わぬ良いことが起こるとかは,人智の力では計れません。あるとすれば自分の力と,ご先祖の残した物のプラス,マイナスも影響を及ぼしていると考えるのが良いのでしょう。
 私達は借財返済に励まなければ成りません。

傘寿(81歳)を過ぎた神主の呟き
      香具山地区十四社宮司 橘 豊咲

 昭和から平成になって,大和の ( はふり ) は,視力の衰えぬ限り,右足ヒザ関節の悪化しない限り,神社神道の一信奉者として,後輩の神職,鎮座地の中高年の氏子の皆さん方に,人生の指針となる様な言葉を言っても,反論は殆んどなく,日々何となく過ごして居る様に見えますが, 直会 ( なおらい ) になると,「間違いの無い」事を「間違い」と言ったり,神主を50何年の神明奉仕をしている以上,何んな祭典でも襟を正して,言葉少なく話しかけますが,男性役員(60歳ぐらい)が南浦の宮座の折,当家一族の方々と天香具山神社から御霊遷しが斎行になって,天香庵(兼社務所)で宮迎えの祭典をして,1キロ程離れた出垣内の 神嘗祭 ( かんなめさい ) を奉仕して,当家へ帰って出屋敷20余名の氏子が,今一度宮迎えの祭典をと(2度目),撤饌の御酒を,フタを取らなかったと言われ,小生は無知な人も居るのを嘆きました。

輝く女性たち      長井 宏一


【写真:左から,おが姫さん,由絵さん,フランチェスカさん】

 OCEAN MUSIC(徳島アーティスト,タレント,アイドル活動プロジェクト)の彼女たちにはじめて会ったのは,ちょうど1年前。ジッターバグガールズクラブとして,イベントなどのライブで,歌ってる姿を見ました。その後…彼女たちがレッスンを受けている,USボーカル教室の発表ライブを何度か見に行き,歌を通じて,彼女たちの成長を感じるようになりました。
 スタイル抜群で,歌が上手く,リーダー的存在の由絵さん。ロリータファッションで初音ミクが大好き! B-FM791でラジオ番組もやっている,フランチェスカさん。ご当地AKBとして,わが道を行く,個性豊かな,おが姫さん。これからも,素敵なアーティストとして,輝き続けて下さい。応援しています。