≪ LockOn: Flaming Cliffs - FAQ≫

 


◆ 目次 ◆

◎ LockOn: Flaming Cliffs が起動しない

◎ LockOn: Flaming Cliffs と LockOn: Modern Air Combat を共存させるには

◎ WebDL版で同一ハードウェアへの再インストール時にアクティベーション可能残回数が減る

◎ CD版でアクティベーションに失敗する

◎ ジョイスティックのアナログ軸が効かない

◎ Microsoft SideWinder ForceFeedback 2 でフォースフィードバック効果の掛かり具合がおかしい

◎ フォースフィードバック効果の掛かり具合を調節したい

◎ フォースフィードバック効果をOFFしたい

◎ キャンペーン中、途中経過やOPTIONS設定の Save でゲームが異常終了する/フリーズする

◎ 急にパッドロック視界に切り替わらなくなった

◎ 視界移動キー押下中は視界が動かず、キーを離すと急に動く

◎ AWACS や管制塔から通信が入るとき、描画が一瞬止まる

◎ 複数CPU搭載PCにおける注意点

◎ 日光が当たっている側なのに日陰のように描画される

◎ マルチプレイにて、描画処理に定期的な引っかかりが発生する

◎ フライト中の描画処理が重い

◎ 車両が密集している区域で、描画処理が重い

◎ 駐機状態にて、エンジンがかからない

◎ Su-25/25Tで飛行中、計器類が動かない

◎ エアブレーキやフラップの展開/格納状態が分からない

◎ ホイールブレーキが効かない

◎ 減速用パラシュートが開かない

◎ 燃料補給/再武装/機体修理ができない

◎ どこに敵機/給油機がいるのか分からない

◎ version 1.12(a) patch 適用後、Joystick ボタン・アナログ軸設定が初期化されてしまった

◎ RWR SPO-15 や TEWS に、破壊した敵の痕跡が残ったままになる

◎ Wideモニタで画面縦横比を正しく描画させたい

◎ Windows Vista で動作しない


◎ LockOn: Flaming Cliffs が起動しない

 様々な原因が考えられますが、まずは以下に心当たりがないか、チェックしてみてください。

【対策】

 "Ace Mega Codecs Pack" がインストールされていると Flaming Cliffs が起動できないことが確認されています。このパッケージをアンインストール後、Flaming Cliffs を起動してください。

 "Ace Mega Codecs Pack" 以外にも、"Huffyuv" 等のコーデックで同様の問題が出ているようです。LockOn: Flaming Cliffs が起動しない場合、これら Windows 非標準のコーデックをアンインストールしてみることをお勧めします。

 

 

◎ LockOn: Flaming Cliffs と LockOn: Modern Air Combat を共存させるには

【対策】

 LockOn: Flaming Cliffs をインストールした環境では、あらかじめバックアップを取っておいた LockOn: Modern Air Combat を起動しようとしても、実行時エラーダイアログが表示されて起動できなくなります。

 LockOn: Flaming Cliffs インストール後も LockOn: Modern Air Combat をプレイしたい場合、LockOn: Flaming Cliffs を以下の手順でインストールしてください。

  1. LockOn 1.02 のインストールフォルダを、別フォルダ (たとえば "\Lock On 1.02\" 等) に丸ごと"コピー" する ("移動" はしない)
     

  2. コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」から、LockOn をアンインストールする
     

  3. もし LockOn: Flaming Cliffs demo をインストールしているなら、これも「プログラムの追加と削除」からアンインストールする
     

  4. エクスプローラを開き、アンインストールした LockOn フォルダ下の残ファイル・残サブフォルダを、全て手動で削除する
     

  5. タスクバーの「スタート」メニューから「ファイル名を指定して実行」を選び、「名前」エディットボックスに regedit と入力して ENTER キーを押し、レジストリエディタを起動する
     

  6. 左ペインに表示されるツリーで "マイ コンピュータ\HKEY_CURRENT_USER\Software\Eagle Dynamics" をマウス選択し、右クリックして「削除」を選ぶ
     

  7. 手順 6.で表示された「キーの削除の確認 このキーとそのサブキーをすべて削除しますか?」のダイアログに対し、「はい」を選ぶ
     

  8. レジストリエディタを終了し、PC を再起動する
     

  9. LockOn: Modern Air Combat を CD からインストールする
     

  10. ダウンロードした LockOn: Flaming Cliffs のインストーラを起動し、インストールを実行する
     

  11. LockOn: Flaming Cliffs のアイコンを起動する
     

  12. StarForce のウィンドウの「自動認証」を選び、自分の registration number をコピー&ペーストで入力する
     

  13. 一旦 LockOn: Flaming Cliffs が正常に起動することを確認して、終了する
     

  14. 手順 1. で作成した 1.02 のバックアップフォルダをエクスプローラで開き、"lockon.bat" を選択して実行する
    (あらかじめ、エクスプローラのメニュー中の「ツール」-「フォルダオプション」-「表示タブ」-「登録されている拡張子は表示しない」のチェックボックスを OFF にしておくこと)

 

◎ WebDL版で同一ハードウェアへの再インストールでアクティベーション可能残回数が減る

【問題点】

 Web ダウンロード版 LockOn: Flaming Cliffs には "Star Force" という違法コピープロテクトがかけられています。

 これは、購入時にもらったキーを使って異なるPC上でアクティベーションできる回数を制限するものです。

 本来、同一ハードウェア環境であれば、何度アクティベーションを行ってもアクティベーション回数は消費されない「はず」でした。しかし何の手違いか、同一ハードウェア環境上でも、再インストールするたびにアクティベーション回数が減っていってしまいます。

【対策】

 購入した LockOn: Flaming Cliffs をインストールし、起動して無事に自動認証を終えたら、ただちに LockOn: Flaming Cliffs を終了し、以下の作業を行ってください。

 こちらから "Lock On v.1.1: Flaming Cliffs Activation Store Utility"(LockOn_Save_Registry.exe) をダウンロードします。

 ダウンロードするには上記サイトに Sign Up(自分のハンドルを登録)する必要があります。未登録の方は、パッチの横にある "Sign Up" ボタンを押し、必要事項を記入してください。登録が済んだら ブラウザ左側の "Nickname" と "Password" を入力し、"Log In" ボタンを押してください。 これで "Sign Up" ボタンが "Download" ボタンに変わり、ダウンロードできるようになります。

 LockOn; Flaming Cliffs の自動認証を終えた PC 上で、LockOn_Save_Registry.exe を実行します。

 セキュリティの警告ダイアログが表示された場合は、"実行" ボタンを押してください。

 "StarForce Key preservation" ダイアログが表示されたら "OK" ボタンを押してください。

 LockOn_Save_Registry.exe を実行したフォルダに、"lockon_sf_keys_MM_DD_YYYY.reg"(MMは月、DDは日、YYYYは年)というファイルが生成されます。このファイルを、ダウンロードした Flaming Cliffs 本体ファイル等と一緒に CD-R 等に焼いて、大切に保管しておいてください。

 LockOn:Flaming Cliffs や Windows を再インストールしたときは、LockOn: Flaming Cliffs のインストール完了後に、この reg ファイルを右クリックし、コンテキストメニュー中の "結合" を選択してください。同一ハードウェア環境のままであれば、これでアクティベーション可能残回数を減らすことなく認証作業が完了します。

 万一アクティベーション可能残回数がなくなり、認証作業が出来なくなってしまった場合は、メールや公式フォーラムにて Eagle Dynamics とコンタクトを取り、新しいレジストキーを発行してもらうことができます。

 

◎ CD版でアクティベーションに失敗する

【問題点】

 2005年8月の時点において、国内で入手可能な CD 版の LockOn: Flaming Cliffs には以下の2種類があります。

 どちらの版の LockOn: Flaming Cliffs にも、Web ダウンロード版同様 "Star Force" という違法コピープロテクトがかけられています。

 CD版 Star Force では、ゲーム起動時に CD ドライブに挿入されているディスクが正規の LockOn: Flaming Cliffs CD であるかどうかを判断し、異常な CD であればゲームが起動できない仕組みになっています。

 このプロテクト、PC にインストールされているソフトウェア環境によっては正規のディスクを認識せず、ゲームを起動できないことがあるのです。

 

【対策】

 CD 版 Star Force は、"DAEMON Tools" 等の仮想ドライブユーティリティをインストールしてある環境では正規CDを正しく認識できないことがあります。

 まず、これら仮想ドライブユーティリティをすべてアンインストールしてから、ゲームをインストールしてください。

 それでも正常に起動できない場合、以下の手順で手動アクティベーションを行ってください。

  1. インストール済みの LockOn: Flaming Cliffs を起動する
     

  2. 自動アクティベーションが「エラー」となり、「ドライブに製品ディスクを入れてリトライを押してください」と表示されたら、「インフォメーション」ボタンを押す
     

  3. システムインフォメーションの取得が完了したら、「レポートの表示」ボタンを押す。
     

  4. メモ帳が開くので、メニュー - ファイル - 名前を付けて保存 する
     

  5. 下記内容の E-mail に 4. で保存したテキストファイルを添付し、Eagle Dynamics 公式フォーラムの Star Force activation problems on english CD LockOn v1.1 スレッドに記載されている E-mail アドレス宛に送信する
     
    Subject : Cannot register LockOn:FlamingCliffs

    Hello,
    My name is ????(自分の名前).

    I could not register my LockOn:Flaming Cliffs - CD edition.
    Now I send my system info file. See attached text file.
    Please solve my trouble.

    address : XXXX(CD購入時の自分の住所)
    POP: ???-????(CD購入時の自分の郵便番号)

    Best regards.
     

  6. システムインフォメーション取得後はアクティベーションダイアログを閉じ、メールの返信を受け取るまで、LockOn: Flaming Cliffs のアンインストール - 再インストールしたり、仮装ドライブユーティリティを再インストールしたり、何らかの形で入手した LockOn: Flaming Cliffs の key code を入力したりせずに待つ
     

  7. 返信を受け取ったら、メールに記載されている指示に従う。
    指示通りの操作を行い、結果を返信すると、最終的に以下のようなメールが送られてくる。

    Hello,

    Hold down Shift button, run the game and enter this key: XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX (送付された key code)

    Best regards.
     

  8. シフトキーを押しながら LockOn: Flaming Cliffs を実行する
     

  9. キーコードを入力してください」のエディットボックスに、 7. で送付された key code を入力し、「ディスクチェック」ボタンを押す

 これで手動アクティベーションが完了します。

 7.の返信は、平日なら数分〜数時間で送られてきます。もし送信先不明で return mail が戻ってきたら、送信先を確認した上で、時間をおいて再度送信しなおしてください。

 7. で受け取った key code は、LockOn: Flaming Cliffs をインストールしなおすと無効になります。また、せっかくアクティベート完了しているのに readcd.exe を実行したりすると、無効になってしまいます。こうした場合、システムインフォメーションを取得しなおし、これを添付したメールを再度送って、新しい key code をもらってください。

 また、EVOLVED games 版 LockOn GOLD Disk2 の LockOn: Flaming Cliffs は、1.1 用小規模パッチ「CLIENT NETWORK GAME STUTTERING FIX」適用済みとなっています。LockOn GOLD Disk2 インストール後このパッチを当てると、返信された key code を受け付けなくなってしまうことがあります。この場合は LockOn: Flaming Cliffs と LockOn: Modern Air Combat をすべてアンインストールし、再度インストールしなおし、上記の手動アクティベーション手順をやりなおしてください。

 NaturalPoint 版 Flaming Cliffs に 「CLIENT NETWORK GAME STUTTERING FIX」 を当てるときも、英語 Web ダウンロード版のパッチではなく、英語 CD 用のパッチを当てるよう、注意してください。

 

【EVOLVED games 版 LockOn GOLD Disk#2 不良について】

 EVOLVED games 版 LockOn GOLD の初期ロットには、Disk 2 (LockOn: Flaming Cliffs) が不良なものがあります。この場合、上記手順の 5. に対して「これはStar-Forceの問題ではなく、ディスク不良に基づく問題なので、EVOLVED games の無償ディスク交換サービスを使ってくれ」というメールが返ってくるようです。

 EVOLVED games では不良メディアの無償交換サービスを行っています。無償交換サービスを受けるには、LOCKON GOLD のディスク交換要求メールを lockon@creativecms.com へ送信してください。

 メールには必ず、住所郵便番号氏名を英文で記述してください。地名・氏名はすべて、半角英数文字のローマ字で記述します。

Subject : Request the replacement Disk #2 of LOCK-ON GOLD

Hello,

I bought the "LOCKON GOLD".
My game Disk #2 has defective.
Please send me the replacement Disk #2.

My address is here:
Address : [市名より後の住所]
City : [市名]
State : [都道府県名]
Country : Japan
ZipCode : [郵便番号]
My name : [氏名]

Best regards.

 購入したCDの箱に印刷されている商品管理のバーコードをデジカメ等で撮影し、この画像ファイルをメールに添付して送信してください。

 なお、EVOLVED games 版 LockOn GOLD を購入して自動アクティベーションできなかった場合、「ディスクが不良なんだ」と即断せずに、前述の手動アクティベーション手順に従って StarForce へシステムインフォメーションを送付し、StarForce の判断を仰いでください。

 

◎ ジョイスティックのアナログ軸が効かない

【対策】

 たとえばスロットル操作が効かない場合、メインメニューから OPTIONS を選び、画面右上のロータリースイッチから "INPUT" を選び、以下のアナログ軸割り当て設定を行ってください。

  1. 画面左上の "DEVICE" リストから、使用するジョイスティックを選択する
     

  2. "DEVICE" リスト右横にあるスイッチを、"AXES" 側に倒す
     

  3. 画面左下の "ACTION MAP" リストから "Thrust" を選ぶ
     

  4. 画面上部中央の "CHANGE" ボタンを押す
     

  5. スロットルを割り当てたいアナログ軸を動かす
    または CAUTION ダイアログのリストから、スロットルを割り当てたいアナログ軸を選ぶ
     

  6. CAUTION ダイアログの OK ボタンを押す

 他のコントロールも、同様にアナログ軸割り当て設定を行います。

 ACTION MAP 中、使用したくない機能に軸が割り当てられている場合、そのアイテムを選択し、画面上部中央の "CLEAR" ボタンを押します。

 PC に複数のジョイスティックを接続していて、他のジョイスティックにも機能を割り当てたい場合は、上記手順 1. で利用するジョイスティックを選び直して設定を行ってください。

 

◎ Microsoft SideWinder ForceFeedback 2 でフォースフィードバック効果の掛かり具合がおかしい

【対策】

 LockOn インストール先フォルダ下にあるサブフォルダ \Config\ を開き、その中にある "contactor.cfg" をテキストエディタ(メモ帳など)で開きます。

 SwapForceAxes = 0;

という行があるので、これを

 SwapForceAxes = 1;

と書き換えて、保存してください。

 

◎ フォースフィードバック効果の掛かり具合を調節したい

【対策】

 スティックをセンター位置に戻す力の強さと、振動時の振動の強さを調整することができます。

 LockOn インストール先フォルダ下にあるサブフォルダ \Config\ を開き、その中にある "contactor.cfg" をテキストエディタ(メモ帳など)で開きます。

 TrimmerGain = 1.0;

という行の数値は、スティックをセンター位置に戻す力の強さを示します。0.0〜1.0 までの値が有効です。大きい値であるほど、センター位置に戻す力が強くなります。

 ShakeGain = 0.5;

という行の数値は、振動の強さを示します。0.0〜1.0 までの値が有効です。大きい値であるほど、失速時や機関砲発射時など、フォースフィードバック効果が現れたときの振動する力が強くなります。

 

◎ フォースフィードバック効果をOFFしたい

【対策】

 LockOn インストール先フォルダ下にあるサブフォルダ \Config\ を開き、その中にある "producer.cfg" をテキストエディタ(メモ帳など)で開きます。

 ForceFeedbackEnabled = true;

という行があるので、これを

 ForceFeedbackEnabled = false;

と書き換えて、保存してください。

 なお、この設定を false にすることによって、フレームレートが向上するケースもあります。フォースフィードバック非対応のジョイスティックを使っている場合、この設定を false にしておいたがよいでしょう。

 

◎ キャンペーン中、途中経過やOPTIONS設定の Save でゲームが異常終了する/フリーズする

【対策】

 LockOn インストール先フォルダ直下に、"lockon.exe.local" というファイル名の中身が空のファイルを作ると直ります。

 空のファイルの作り方が分からない方は、こちらからファイルをダウンロードし、LockOn インストール先フォルダにコピーしてください。

 なお、このファイルを LockOn インストール先フォルダ下に置くと、LockOn 起動時にこのようなエラーダイアログが表示されるようになります。実害はありませんので、"OK" ボタンを押してください。その後 LockOn が普通に起動します。

 

◎ 急にパッドロック視界に切り替わらなくなった

 ミラー視界 ("m" または "n" キー押下中に有効)、もしくはコックピットパネル視界 ("Keypad 0" 押下中に有効) のまま自機が破壊されたり、墜落したりすると、死亡前に押していたキーがRCVR (リカバリ) 後も押された状態のままになってしまいます。

 この結果、ミラー視界やコックピットパネル視界にしている間は作動しない視界−たとえばパッドロック視界等が、リカバリ後も正常に動作しなくなってしまいます。

 この現象は、ミラー視界やコックピットパネル視界を DirectInput 準拠のボタンに割り当てている場合にも発生します。

 LockOn におけるミラー視界とコックピットパネル視界の入力受付処理は特殊なようで、他の機能とのコンビネーションでいろいろな怪現象が発生します。

 たとえば対戦時、給油中に chat するとします。給油は "Ctrl-r" を押している間だけ行われ、"Ctrl-m" でチャットウィンドウが開きます。このとき、"Ctrl-r" を押している状態から、Ctrl キーを押したまま "m" を押すと、全てのキーから手を離しても、給油している状態がそのまま保持されます。このまま離陸してしまうと、自機停止以外の状態では "Ctrl-r" が燃料投棄として働くため、折角入れた燃料がどんどん漏れていってしまいます。 

【対策】

 以下の操作を行うことで、正常なキー入力に戻すことができます。

 

◎ 視界移動キー押下中は視界が動かず、キーを離すと急に動く

 何かをパッドロック視点(あるいはミサイルパッドロック視点)で見たまま撃墜されたり墜落したりした後、RCVR(リカバリ)を行って再度フライトすると、Numキーによる視界移動で「キーを押している間は視界が動かず、キーを離したときに急に大きく視界が変わる」という現象が起きます。

【対策】

 以下の操作を行うことで、正常なキー入力に戻すことができます。

  1. 離陸後、F1 キーを押してコックピット視界にする
     

  2. フルキーの7を押し、HUD を対地モードにする
     

  3. (思うように動かない視界移動キーを使い)地表が画面の大半を占めるような方向を見る
     

  4. パッドロック視点キー(Numlockキー)を押す
     

  5. パッドロック解除キー(テンキーの ".")を押す

 この方法は、HUD モードに対地モードがある Su-27/Su-33/MiG-29/Su-25/Su-25T/A-10 では有効です。

 しかし、F-15C では HUD モードに対地モードが無いため、この方法を使うことができません。この場合、敵でも味方でも構わないので飛行物体に接近し、これをパッドロックし、解除することで、元に戻すことができます。

 あるいはリカバリを使わず、一旦 Quit して再度 FLY! ボタンを押し、ミッションを最初から始めれば、視界移動キーは正常動作に戻ります。

 

◎ AWACS や管制塔から通信が入るとき、描画が一瞬止まる

 OPTIONS - DIFFICULTY で "RADIO ASSIT" を ON にし、OPTIONS - AUDIO で "RADIO SPEECH" を ON にしていると、AWACS や管制塔からの無線通信を聞くことができます。

 この設定にすると、(S.S.I - Eagle Dynamics が作る Flanker シリーズのフライトシムとしては)フライトが非常ににぎやかで楽しくなります。

 しかし Flaming Cliffs では通信が入ったとき、ひどい場合は1〜2秒程度も描画の更新が停止してしまうことがあります。

【原因】

 LockOn の効果音やスピーチ再生は ogg という不可逆性圧縮フォーマットで作られていますが、この再生を行うライブラリの作りが悪いようです。

【対策】

 ogg は mp3 等同様、世間一般に流通している音楽フォーマットです。LockOn フォルダ中にある ogg 再生ライブラリを、現時点の最新の正規版 ogg vorbis パッケージに入れ替えることで、この問題を完全に解消できます。

 以下の手順で ogg 再生パッケージの入れ替えを行います。

  1. ここから正規版 ogg vorbis パッケージ最新版(Version 0.9.9.5) をダウンロードする
    (注) β版の Version 0.9.9.6 はstereo音声で片方のスピーカから音が出ないなど、色々問題があるようです。
     

  2. ダウンロードした "OggDS0995.exe" を実行し、インストールを行う
     

  3. エクスプローラの「ツール」 - 「フォルダオプション」を選び、「表示」タブを選択し、「登録されている拡張子は表示しない」 と 「保護されたオペレーティング システム ファイルを表示しない(推奨)」 のチェックをはずす
     

  4. 3. の設定を行ったエクスプローラにて、"C:\WINDOWS\system32\" を開き、 以下の4つのファイルを選択する

  • ogg.dll

  • OggDS.dll

  • vorbis.dll

  • vorbisenc.dll

  1. 4. で選択したファイルを、LockOn インストール先フォルダに上書きコピーする
    (移動はしないでください)

 

◎ 複数CPU搭載PCにおける注意点

【原因】

 複数個の CPU、または複数個の CPU core を搭載したPCを使ってマルチプレイに参加したとき、自機以外の機体が激しくワープし始める現象が起こることがあります。このとき他機から見ると、あなたの機体が激しくワープしているように見えています。

 最初は一見何の問題もないのですが、敵機や味方機をフライバイ視界(F3視界)で見ていると、だんだん挙動不審の動きをはじめ、終いには相手機と自機の位置関係まで、画面の表示とは全く異なる状況になってしまいます。

 この現象は PC環境(特にBIOS version) によっては発生しない場合もありますが、かわりに「長時間(3〜6時間程度)フライトしていると、エンジン音等が突然消えるようになり、そのまましばらく経つとPCにリセットが掛かる」という問題が発生することもあります。

 2005年5月以降、"Dual Core" と呼ばれる、1つのCPUの中に2つのプロセッサを内蔵した CPU が Intel 社と AMD社からリリースされました。Intel 社の製品名は "PentiumD"、AMD 社の製品名は "Athlon64 X2" となっています。"PentiumD" でどうなるかは未確認ですが、"Athlon64 X2" では、前述の現象が発生することを確認しています。(動画参照)

 この現象は Dual Core CPU だけでなく、Intel 社の Xeon や AMD 社の Opteron 等、2つ以上の CPU を搭載する全ての PC で発生すると思われます。

 Intel 社の Pentium4 には、1つのプロセッサを、OSからは2つのプロセッサがあるかのように見せかける "HTテクノロジ" という機能を備えているものがあります。この現象は、HTテクノロジ上では発生していないように思われますが、もし似たような現象に遭遇した場合、以下の対策を講じてみる価値があると思います。

【対策】

 LockOn を、単一のプロセッサ上で動作させるよう設定します。設定方法は以下の通りです。

  1. LockOn を起動する
     

  2. メインメニューが表示されたら CTRL-ALT-DEL を同時に押し、タスクマネージャを表示させる
     

  3. 「プロセス」タブを選び、「イメージ名」が "lockon.exe" の行を選択する
     

  4. 3. で選択した行を右クリックし、 コンテキストメニュー中 "関係の設定(A)..." を選択する
     

  5. 「プロセッサの関係」ダイアログにて、全 CPU に付いているチェックを、1個を残して全てはずす

 

 わかりにくい場合、こちらの動画を参考にしてください。

 :LockOn で複数のプロセッサを有効に使うには、1個のプロセッサを独占して lockon.exe を実行させ、OS やドライバ処理は空いているプロセッサに任せる、という手があります。この設定を行うには、上記手順 4. で開いたコンテキストメニュー中、"優先度の設定(P)" のサブメニューを開き、"リアルタイム" を選択します。

(注)
 優先度をリアルタイムにする設定は、必ず上記手順 5. のあとで行ってください。さもなくば Windows が操作不能になります。また、Single core CPU で優先度をリアルタイムにした場合も、Windows が操作不能になります。

 

 起動するたびに毎回、手動で上記設定を行うのが面倒であるなら、"ProcAff" というコンソールアプリを用いて自動化することができます。

 オリジナルの ProcAff  は、前述の「プロセス優先度の設定」をサポートしていません。幸い ProcAff は GNU の精神に則ったソース公開のフリーウェアでしたので、プロセス優先度設定機能を追加したバージョンを作ってみました。

 以下、私が改造したバージョンの ProcAff 設定手順を述べます。

  1. 改造版 ProcAff をダウンロードする
     

  2. テンポラリフォルダで解凍し、"procaff.exe" を LockOn インストール先フォルダへコピーする
     

  3. LockOn 起動アイコンを右クリックし、コンテキストメニュー中 "プロパティ" を選択する
     

  4. ショートカットタブを開き、「リンク先」の "LockOn.exe" を "procaff.exe /run 1 REALTIME LockOn.exe" に変更する
     

  5. 一旦 OK ボタンを押し、プロパティダイアログを閉じる
     

  6. 再度プロパティダイアログを開き、「ショートカット」タブの「アイコンの変更」ボタンを押し、LockOn インストール先の LockOn.exe 中のアイコンを選択する
     

 上記の設定では、LockOn.exe に CPU0 を独占させています。

 CPU1 に優先度「高」で LockOn.exe を実行させるには、手順 4. で "procaff.exe /run 2 HIGH LockOn.exe" と記述します。

 procaff に与えるパラメータ中、"/run " の次の数字に "3" と指定すると、CPU0 と CPU1 を両方使う設定になります。

 Intel PentiumD 840XE 等、OSからみたプロセッサ数が4個ある場合、LockOn.exe を CPU2 で実行させるには、この数字を "4" とします。CPU3 で実行させるには "8" とします。

 LockOn.exe の実行を割り当てる CPU には、タスクマネージャのパフォーマンスタブの「CPU使用率の履歴」のグラフを見て、一番暇そうな CPU を選ぶのが良いでしょう。

 数字の次のパラメータがプロセス優先度設定で、以下の6種類を設定可能です。オリジナルの procaff を使う場合、この指定を抜いて、使用するCPUを表す数字の後に直接 "LockOn.exe" を記述してください。

プロセス優先度指定 意味
REALTIME 優先度が最高位のアプリケーション。OSやドライバ処理より優先度が高くなる。
HIGH OS・ドライバ処理を除き、優先度が最高位のアプリケーション
ABOVENORMAL HIGHよりは優先度が低く、NORMALよりは優先度が高いアプリケーション
NORMAL 特殊なスケジューリングを必要としない、一般的なアプリケーション
BELOWNORMAL LOWよりは優先度が高く、NORMALよりは優先度が低いアプリケーション
LOW 常駐アプリなど、システムがアイドル状態の時に動作するアプリケーション

 

(注)
 本現象は、マザーボードの BIOS を update することで解決することがあるようです。

 本現象が収まっても、AMD Athlon 64 X2 上で実行すると CTD (Crash To Desktop) がたまに発生する場合、AMD Dual-Core Optimizer をインストールすることで、Dual Core を使用していることが原因の CTD はほぼ発生しなくなる模様です。

 

 

◎ 日光が当たっている側なのに日陰のように描画される

【原因】

 以下の条件を全て満たしているとき、この現象が起こるようです。

Radeon 9600 で撮ったスクリーンショット
Geforce 7800GTX で撮ったスクリーンショット

【対策】

 以下の何れかを実施すれば回避できます。

 ちなみにこの現象、nVIDIA 公式フォーラムにおける nVIDIA 公式見解は「LOMAC がおかしい」とのこと。

 Eagle Dynamics もこの問題を修正するパッチを作る気は無い模様で、今後とも治る見込みはなさそうです。

 今後の最新ビデオカードで SHADOWS 設定を Full にして楽しみたければ、残念ながら nVIDIA のビデオカードを使うな、ってのが唯一の解決策です。

 

◎ マルチプレイにて、描画処理に定期的な引っかかりが発生する

【対策】

 LockOn 開発元の Eagle Dynamics から、この問題を改善するパッチが出ています。

 こちらから "CLIENT NETWORK GAME STUTTERING FIX" というパッチをダウンロードし、Flaming Cliffs をインストールしてある PC 上で実行してください。

 このパッチは、Web ダウンロード販売版 Flaming Cliffs 用と、CD 販売版 Flaming Cliffs 用の2種類が用意されています。購入した版用をダウンロードするよう、注意してください。

 ダウンロードするには上記サイトに Sign Up(自分のハンドルを登録)する必要があります。未登録の方は、パッチの横にある "Sign Up" ボタンを押し、必要事項を記入してください。登録が済んだら ブラウザ左側の "Nickname" と "Password" を入力し、"Log In" ボタンを押してください。 これで "Sign Up" ボタンが "Download" ボタンに変わり、ダウンロードできるようになります。

(注)
 このパッチは、EVOLVED games 版 LockOn GOLD には適用済み。
 LockOn GOLD インストール後にこのパッチをあてると、アクティベーションできなくなってしまうので注意。 

 

◎ フライト中の描画処理が重い

【対策】

 LockOn はかなり処理が重いゲームです。現状で最高の処理速度を誇るパソコンをもってしても、この問題は完全には解消されません。

 しかし、OPTIONS 設定をうまく下げることで、グラフィックスの美麗さと処理速度のバランスを取ることができます。

 「全て最高設定にすると綺麗だが処理が重すぎ、全て最低設定にすると処理は十二分に軽いが見た目が貧弱すぎる」 という感じを受ける場合、以下の設定を重点的に調整すると効果的です。

GRAPHICS WATER  水面描画の詳細度設定。
 一見水面の無い内陸部においても、この設定はフレームレート平均値に大きく関わっている。
GRAPHICS VISIB RNG  建物や木が描画される距離の設定。
 1段下げるだけでも、特に町付近におけるフレームレート平均の向上に非常に大きな効果がある。
 LOWにすると、すぐ近くまで接近しないと建物等が表示されなくなる。
GRAPHICS HEAT BLR  速度 500km/h 以下のとき、排気ノズルの後方に表示される陽炎の有無設定。
 使用するビデオカードによっては、ビデオドライバ側で「アンチエイリアシング(Anti-Aliasing)処理」を強制させていると、HEAT BLR が ON のとき致命的なフレームレートの低下を起こすことがある。
GRAPHICS TERR PRLD  視点位置周辺の地形データを何km先まで読み込んでおくか、という設定。
 メモリが1GB近く空いているPC環境では、100km にしたほうがスムーズになる。
 逆に空きメモリが少ないPC環境では、設定を下げた方がスワップが発生しにくくなり、スワップによるフレーム描画停止頻度が少なくなる。
GRAPHICS SCENES  ハイエンドなPC環境であれば High にしてもほとんどフレームレートは変わらないが、ローエンド構成のPC環境である場合、この設定を下げることで随分フレームレート平均が向上する。
GRAPHICS EFFECTS  破片が飛び散るような場面でフレーム描画更新が一瞬引っかかる場合、この設定を LOW まで下げておくことで、引っかかりが若干緩和される。
GRAPHICS HAZE  Advanced を選択すると、空気の透明度が表現される。
 ビデオカードの能力が不足している場合、この設定を Basic にすると、特に外部視点でのフレームレートが大幅に向上する。
COCKPIT MIRRORS  コックピットに取り付けられているバックミラーを表示するかどうかの設定。
 バックミラー有りの設定はかなり PC に処理負荷をかけるため、非力なPCでは OFF にしたほうがフレームレート平均が向上する。
COCKPIT MIRRORS  RESOLUTION  MIRRORS の設定を ON にしている場合、後ろに何が居るのか確認できる範囲内でこの設定を下げた方が、目立たずフレームレート平均を向上させることができる。
10 COCKPIT REFLECTIONS  コックピット内部のキャノピーへの映り込み・キャノピーの傷を表示させるかどうかの設定。
 最新のハイエンドなビデオカードでは ON でも OFF でもあまりフレームレートに変化がないが、2〜3世代前のビデオカードを使用している場合、この設定を OFF にするだけで、かなりフレームレート平均が向上する。
11 GRAPHICS COLOR  最近の世代のビデオカードにはあまり影響が無いが、4,5年前の技術を用いたビデオカードを使用している場合、この設定を 16bit にすると格段にフレームレート平均が向上する。
12 GRAPHICS RESOLUT  最新のビデオカードにはあまり影響が無いが、2,3年前の技術を用いたビデオカードを使用している場合、この設定を下げれば下げるほど、フレームレート平均が向上する。
 また、最新世代のビデオカードでも、2つのモニタで1つの解像度を構成する設定にすると、フレームレート平均が非常に低下する。
13 GRAPHICS TEXTURES  テクスチャの詳細度設定。
 メインメモリが1GB以下、またはビデオカード上のオンボードメモリが128MB以下の場合、スワップの発生を防ぐために、この設定を Medium 以下に下げた方がよい。
14 GRAPHICS CIV TRAFF  ランダムに道路を走行する車両を出すか、出さないかの設定。
 ON/OFF によるフレームレートの変化はあまり感じられない。

 また、LockOn 側の OPTIONS 設定だけでなく、ビデオドライバの 3D関連描画設定をパフォーマンス側に振ることで、かなり描画処理が高速になります。特に 「異方性フィルタ(Anistropic Filter)」 や 「アンチエイリアシング (Anti-Aliasing)」、「ミップマップ詳細度」 等の設定を OFF にすることで、かなり描画速度が改善されます。

 LockOn: Modern Air Combat もかなりメモリを消費するプログラムでしたが、LockOn: Flaming Cliffs では更に多くのメモリを消費するようになっています。ミッションに登場するオブジェクト量やOPTION設定、視点位置にも因りますが、たとえば HUQ's LockOn Host では lockon.exe のみで1.4GByte 程もメモリを消費することがあります。OSや常駐アプリが消費するメモリ量や、ディスクキャッシュが消費するメモリ量を考慮すると、PC のメインメモリが 2GByte でもメモリスワップが発生する可能性があります。メインメモリを3〜4GByte 搭載するのも、フレームレート低下を防ぐための有効な策です。

 もっとも、WIndows 2000/XP ではメインメモリを 3GByte、4GByte 搭載しても、搭載したメモリをフルに利用することができません。それでも、メインメモリを2GByte 搭載したときより、若干フレームレートの低下を防げることを確認しています。

 マルチプレイ中は、上記のOPTIONS設定とは関係なく、何度もリカバリによる復活を遂げていると、だんだんフレームレートが低下してきます。こうなった場合はフライト画面から一旦 Quit し、再度 "FLY !" ボタンを押下してフライト画面に入り直すことで、フレームレートが最初の状態近くにまで戻ります。

 

◎ 車両が密集している区域で、描画処理が重い

【対策】

 LockOn 開発元の Eagle Dynamics から、この問題を改善するパッチが出ています。

 こちらから "Ground Units LODs Fix (GU_LODs)" というパッチをダウンロードし、Flaming Cliffs をインストールしてある PC 上で実行してください。

 ダウンロードするには上記サイトに Sign Up(自分のハンドルを登録)する必要があります。未登録の方は、パッチの横にある "Sign Up" ボタンを押し、必要事項を記入してください。登録が済んだら ブラウザ左側の "Nickname" と "Password" を入力し、"Log In" ボタンを押してください。 これで "Sign Up" ボタンが "Download" ボタンに変わり、ダウンロードできるようになります。

 

◎ 駐機状態にてエンジンがかからない

 LockOn: Flaming Cliffs は、LockOn: Modern Air Combat からキー操作が若干変わりました。エンジンの ON/OFF も変更点の一つです。左右のエンジンを同時に ON/OFF するキーは、デフォルトで 右Win キーを利用するようになったため、Winキーの無いキーボードを使っている場合、キー割り当てを変更する必要があります。

【対策】

 左右のエンジンを同時に ON するには、右Win キーと Home キーを同時に押下します。

 左右のエンジンを同時に OFF するには、右Win キーと End キーを同時に押下します。

 その他のデフォルトのキー操作に関しては、こちらを参照してください。

 なお、Su-25/25T については、エンジンを ON する前に必ずスロットルを最小に絞っておいてください。これを怠るとエンジンから出火します。

  

◎ Su-25/25T にて飛行中、計器類が動かない

 LockOn: Flaming Cliffs における Su-25/25T は他の搭乗可能機と比べ、実機のシミュレーション度が非常に高くなっています。

 LockOn: Flaming Cliffs の目玉 「アドバンスド・フライト・モデル(AFM)」と呼ばれる力学演算に基づくフライトモデルも Su-25/25T にのみ適用されていますし、搭載兵器やアビオニクスも、他機より高い次元でシミュレーションされています。

 その結果、Su-25/25T では計器類の操作もより実機に近い操作が必要となります。具体的には、駐機場でエンジンをスタートさせる前に「パネルの電源を ON にする」という操作が必要なのです。

【対策】

 エンジンを ON する前に、"Shift-L" を入力します。水平儀がぐるぐる回り、パネル上の各種計器のランプが灯ったら、エンジンを ON します。

 その他、「アナログトリムが無効である」とか、「"p" キーが Drogue Chute の放出/切り離しのトグルになっている」とか、「"A" キー押下によるオートパイロットに各種モードがある」とか、「レーザー誘導兵器を扱える」など、Su-25/25T 特有の操作が数多くあります。

 Su-25/25T の操作全般について基礎から学ぶには、5スレ309氏による TRAINING と FLIGHTMANUAL の和訳を参照してください。その他、LockOn: Modern Air Combat と比べての私の雑感をこちらに書き綴っています。

  

◎ エアブレーキやフラップの展開/格納状態が分からない

【対策】

 LockOn で搭乗可能などの機種においても、エアブレーキやフラップ状態を示すインジケータは膝頭付近にあります。ちょっと視界を拡大していると、視界を動かすことなくこれらのインジケータを確認することができません。

 攻撃中に不意に敵機に襲われたときなど、誰しもこれらのユニットの操作を間違いなく行いたい、と思うことでしょう。

 エアブレーキのトグル操作キーは "B"、フラップのトグル操作キーは "F"、ギアのトグル操作キーは "G" ですが、それぞれ "Shift-B", "Shift-F", "Shift-G" と入力することで、確実にエアブレーキやフラップやギアを「展開」の状態にすることができます。

 "Ctrl-B", "Ctrl-F", "Ctrl-G" と入力すれば、エアブレーキ、フラップ、ギアをそれぞれ確実に「格納」の状態にすることができます。

 "Shift-" で「展開」、"Ctrl-" で「格納」、と覚えておきましょう。

 

◎ ホイールブレーキが効かない

【対策】

 ホイールブレーキ操作キー "w" は、「押している間だけ有効」なキーです。1度押しただけでは有効になりません。停止するまで押し続けましょう。

 また、機体速度が大きいときにホイールブレーキを使うとブレーキの効きが悪くなってしまうようです。機速が大きいときは "p" キーを押して減速用パラシュートを展開し、200km/h 程度以下にまで減速してからホイールブレーキを使うようにしましょう。

 

◎ 減速用パラシュートが開かない

【対策】

 減速用パラシュートは、接地後 300km/h 以下にならないと展開できません。

 また、Su-25/25T の減速用パラシュートと他機の減速用パラシュートは、操作が微妙に異なります。

 Su-25/25T では "p" で「展開」、再度 "p" を押すと「切り離し」の意味を持っています。他機では「切り離し」操作が無いため、「300km/h 以下になったらすぐ開くように」と "p" キーを連打することがよくありますが、Su-25/25T でこれをやると「展開した途端に切り離し」という事態が発生します。

 一旦減速用パラシュートを切り離してしまうと、Ctrl-w による補給を行うまで減速用パラシュート無しの状態になります。ご注意ください。

 

◎ 燃料補給/再武装/機体修理ができない

【対策】

 再武装、ならびに地上での燃料補給は、基地の敷地内または空母上にいて、かつ停止状態である場合にのみ行えます。一般道上や、タキシング中には実施できません。

 燃料補給は "Ctrl-R" キーを押下することで行いますが、これは「"Ctrl" キーと "R" キーを同時に押している時間に比例して、徐々に燃料が注入される」という仕様になっています。"Ctrl" キーと "R" キーを同時に押下して、すぐ解放してしまっては、ほとんど注入されません。

 再武装は基地の敷地内または航母に着陸後、停止状態になってから 10秒程度待たないと出来ないようになっています。停止して即座に "Ctrl-W" を入力しても再武装されませんので、ご注意ください。

 機体修理が必要な場合は、停止後エンジンを切る必要があります。エンジンを切って3分程度待つと、自動的に修理が完了します。修理が完了すると自動的にキャノピーが開きます。これで修理完了を知ることができます。

 

◎ どこに敵機/給油機がいるのか分からない

【対策】

 AWACS が飛んでいれば、これに問い合わせることができます。

 "\" キーを押下すると、AWACS/管制塔への通信メニューが開きます。

 日本語106/109キーボード等を使用していて "\" キーを押下しても通信メニューが開かない場合、OPTIONS - INPUT を開き、画面中央上部の COMBAT ボタンを押し、ACTIONS MAP リストから "Communication menu" を選んで、他のキーに変更してください。 

 通信メニューを開いた状態で "F5" → "F1" と順に押せば、AWACS が探知しているうちで自機に一番近い敵機の方位、距離、自機との相対高度を教えてくれます。"Bearing" の後に続く数字が方位、For に続く数字が距離、Angels に続く High, Medium, Low という単語が自機に対する相対高度を示します。

 給油機の位置は、通信メニューを開いた状態で "F5" → "F3" と順に押せば表示されます。給油機位置の問い合わせについては、通信メニューを介さずに "Alt-T" というショートカットも用意されています。

 敵機位置同様、"Bearing" の後に続く数字が方位、For に続く数字が距離を示します。

 ただし、空中給油可能な機体(Su-33, F-15C, A-10) に搭乗していないと、AWACS は "No Tanker Available" としか答えてくれません。また、自機が西側機(F-15C, A-10) であれば KC-10A が、東側機(Su-33) であれば IL-78M が、自機にかなり近いところに位置していないと "No Tanker Available" となります。

 

◎ version 1.12(a) patch 適用後、Joystick ボタン・アナログ軸設定が初期化されてしまった

【対策】

 version 1.12 から、複数の同じ種類の Joystick を1台のPCに繋いでいるとき、各 Joystick にそれぞれ別のボタン・アナログ軸設定を割り当てることができるようになりました。

 この変更に伴い、Joystick の設定ファイル名 "\Input\[Joystick名].ini" が、"\Input\[Joystick名][任意の数字].ini" と変更されました。

 新しい ini ファイルは、version 1.12 の LockOn.exe を1回起動すると自動的に生成されます。今のところ旧 version の ini ファイルと互換性があるように思われる(※) ので、旧 version の ini ファイルを新しい ini ファイル名にリネームするだけで、既存の Joystick ボタン・アナログ軸設定を流用できるようです。

(※)
 あくまで私の触った範囲内での感想です。前とは挙動が違うと感じた場合、使用している Joystick 用の ini ファイルを削除し、LockOn.exe を起動して OPTION - INPUT 画面で再設定を行ってください。

 

◎ RWR SPO-15 や TEWS に、破壊した敵の痕跡が残ったままになる

【原因】

 version 1.12 patch に含まれる不具合です。

【対策】

 version 1.12b patch をダウンロードし、適用してください。version 1.1, 1.11, 1.12, 1.12a の各 version 上に適用することができます。

 

◎ Wide モニタで画面縦横比を正しく描画させたい

【対策】

 LOMAC インストールフォルダ下の \Config\graphics.cfg をメモ帳等のテキストエディタで開き、以下赤字の部分を適切な値に書き換え、上書き保存します。

※画面解像度を 1680 x 1050 (縦横比 = 横解像度/縦解像度 = 1.6) にする場合

start_position = {-61, 1.2, -70};
start_position = {-180, 10.2, 630};
start_position = {-153.5, 0.1, 438};
start_position = {-60, 0.2, -60};
start_position = {0, 0.2, 0};
PlugIns
{
    Renderer = "DXRenderer.dll";
    Plugin1 = "MitkaGraphics.dll";
    Plugin2 = "ZweiBlau.dll";
    Plugin3 = "AVIMaker.dll";
    Plugin4 = "Weather.dll";
    GrEffects = "Effects.dll";
    Plugin5 = "RenderEffects.dll";
}
DisplayMode
{
    resolution = {1680, 1050};
    bpp = 32;
    fullscreen = 1;
    aspect = 1.6;
    Interface
    {
        resolution = {1680, 1050};
        bpp = 32;
        fullscreen = 1;
        aspect = 1.6;
    }
    Simulation ←フライト時の画面解像度のみ変更させたい場合は、ココだけ弄ります
    {
        resolution = {1680, 1050};
        bpp = 32;
        fullscreen = 1;
        aspect = 1.6;
    }
    AVI ←ここは弄らないこと(AVI出力時の画面解像度です)
    {
        resolution = {640, 480};
        fullscreen = 0;
        aspect = 1.3333;
    }
}
SurfaceMaterials
{
    (以下略)

 この設定は、LOMAC の OPTIONS 画面で設定を保存してしまうと、無効化されてしまいます。

 OPTIONS 設定を変更する必要がある場合、設定変更後 LOMAC を終了し、再度テキストエディタで上記変更を行ってください。

 また、"resolution" の行に設定する横解像度、縦解像度は、画面のプロパティ - 設定タブの「画面の解像度」に存在する数値のみ有効です。それ以外の解像度設定を行うと、LOMAC が起動しなくなります。ご注意ください。

 

 上記のように Wide 画面対応させると、Wide 画面一杯に解像度の高い描画が行われ綺麗ですが、一方 PC 負荷が高くなりフレームレートが低下するデメリットがあります。これは(wide画面比のまま)解像度を下げても発生します。

 ここで一つ、フレームレートの低下無しに Wide 画面比に対応させる裏技があります。

 ビデオドライバまたはモニタ側で「画面をモニタ表示領域一杯に引き延ばす」設定があり、これを有効にしている場合、この裏技は有効です。

 上記の設定のうち、"resolution" 設定は通常の 4:3 画面(800x600, 1024x768, 1280x960, 1600x1200 等)のまま、"aspect" 設定だけを使用するモニタの縦横比に変更するのです。

注1: Simulation のところは、必ず fullscreen = 1 にしてください。

注2: DisplayMode, Interface の resolution は画面なりの解像度のまま、Simulation のところの resolution だけを 4:3 の画面比の解像度にするだけで効果があります。

 この方法では、wide 画面にしたときのフレームレート低下がほとんど無いまま、正しい縦横比で画面が描画されます。

 この方法によるデメリットは、以下の通りです。

 

◎ Windows Vista で起動しない

【原因】

 version 1.1, 1.11, 1.12, 1.12a は Windows Vista 上で動作しません。

【対策】

 version 1.12b patch をダウンロードし、適用してください。version 1.1, 1.11, 1.12, 1.12a の各 version 上に適用することができます。


mailto: huq@ah.wakwak.com