≪ LockOn: Flaming Cliffs とは≫
LockOn: Flaming Cliffs とは、LockOn: Modern Air Combat の続編です。LockOn version 1.1 と表記されることもあります。LockOn: Modern Air Combat の有料アドオンで、LockOn: Modern Air Combat インストール済み環境を必要とします。
LockOn: Flaming Cliffs には、Webダウンロード版と CD 版が存在します。どちらも StarForce というコピープロテクションがかかっています。LockOn: Flaming Cliffs の StarForce には、以下の特徴があります。
インストール時には StarForce 使用の断りが表示される
StarForce は LockOn: Flaming Cliffs をインストールしているかぎり、常時その PC上に常駐する
StarForce の常駐による CPU 負荷は、非常に小さい
StarForce をアンインストールしても、 LockOn: Flaming Cliffs を起動すると自動的に StarForce が再インストールされる
LockOn: Flaming Cliffs のアンインストール時には、StarForce も削除される
Web ダウンロード版のメリットは、ゲーム起動時にCDドライブにCDメディアを入れておく必要が無いことです。デメリットは、下記のような制限があることです。(ただし、再インストール可能回数を使い切った場合も、support@lockon.ru 宛にメールで Key code 再発行を要請すれば無料で新しい Key code をもらえます。)
ハードウェア交換を行っていない同一PCへの再インストールは何回でも可能
ハードウェア構成が40%以上変化した場合、再登録が必要
再登録は4回まで可能
1個の regist number を使って5台のPCにインストールし、同時にPlayすることは可能 (ただしこの場合、再登録は不可能になる)
再インストール等により Flaming Cliffs を再 activation すると、ハードウェア構成が同一であるにもかかわらず actication 残回数が1回減ります。これを防ぐには、再インストール前に Lock On v.1.1: Flaming Cliffs Activation Store Utility を用いて Flaming Cliffs の activation 済み状態のレジストリを保存しておき、再インストール後は activation を行わずに、レジストリの書き戻し(上記 Utility が生成した "〜.reg" ファイルをダブルクリックして、「〜.reg 内の情報をレジストリに追加しますか?」に対して 「はい」 と答える)を行うようにします。
この問題に関する解決策が上記の方向で落ち着くまで、一時期 Flaming Cliffs の初期 activation 回数が 15 回に設定されていたことがありますが、最近購入された方の情報によれば、現在は5回になっている模様です。
残 activation 回数が無くなってしまった場合、support@lockon.ru 宛に以下のような内容のメールを送ります。
題名: Send me new activation key (LockOn: Flaming Cliffs)
Dear EagleDynamics tech support,
I want to reinstall LockOn: Flaming Cliffs, but my activations left is 0.
Please send me the new activation key.
My Web login nickname: "ED Web サイト における自分の login ID"
My Serial Number is XXXXXXX-XXXXXXX-XXXXXXX-XXXXXXX
My hardware code is XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX
Best regards,
全ての文字は、半角英数文字で書かねばなりません。(全角文字を使わない)
全角文字のメールフッタ等も付かないようにします。
Serial Number と hardware code には、XXX… の部分に activation 実行画面で表示された値を一字一句間違いのないよう、記入してください。数営業日中には、折り返し新しい Serial Number と Activatin Key が送られてくるようです。この新しいコードを使って、再度 activation を行ってください。
英文メールを全て spam フィルタに登録してる人は注意。あらかじめ、お使いのメーラや、プロバイダのメールボックス設定の spam フィルタにて、メールヘッダに support@lockon.ru が含まれるメール全てを「spam ではない」と認識するよう、設定しておきましょう。
Webダウンロード版の購入はLockOn サイトの Download ページから可能です。価格は 2005年8月時点で $18.99 です。支払いには "PROTX payment system" が使われています。購入手順はこちらを参照してください。
Web ダウンロード版を購入する際は、LockOn サイトの Registration ページ にてレジストレーション(無料) を行い、そのアカウントで同サイトに Log In しておく必要があります。Log In していない場合、購入/free ダウンロード項目の横に表示されている "SignUp" ボタンを押下すると、自動的に Registration 画面が開きます。Regist すれば購入できるようになります。
CD 版は以下の2種類が存在します。
NaturalPoint 版 LockOn: Flaming Cliffs
LockOn: Modern Air Combat の版権を UBI に押さえられたまま UBI から離れざるをえなくなった 開発元の Eagle Dynamics が、最初に見出した CD 版の販路。
TrackIR でおなじみの NaturalPoint が販売元になっている。
内容物は LockOn: Flaming Cliffs version 1.1 CD 版パッチのみ。動作させるには、別途 LockOn: Modern Air Combat を購入し、インストールしておく必要がある。
Natural Point に直接発注した場合、CD 本体価格は $19.95。別途送料が必要。送料は2通りあり、2−4週間かかる郵便が $8.00、最速3日で届くことがある UPS 航空便が $35.80。
国内ではエンソフで予約購入可能 (\6,300)。
EVOLVED games 版 LockOn GOLD
UBI から LockOn: Modern Air Combat の版権を譲り受けた EVOLVED games が、権利内に LockOn: Flaming Cliffs の版権も含まれていると勘違いしてリリースしてしまったもの。
後に Eagle Dynamics から正式に版権を与えられ、現在では開発元公認の正規の製品となった。
内容物は以下の2枚のCDからなる。
Disk1:LockOn: Modern Air Combat version 1.01
Disk2:LockOn: Flaming Cliffs version 1.1 (CLIENT NETWORK GAME STUTTERING FIX(For english CD installed LO 1.1 addon)適用済)
Disk1 をインストールした後、Disk2 をインストールすることで、LockOn: Flaming Cliffs をプレイできるようになる。
国内では Gamers-Inn (\5,985) や PC.CHAOS (\5,480) 等で購入可能。LockOn: Modern Air Combat とセットでこの値段はお得。CD版のメリットは、StarForce によるCD自動認識が作動する限り、英文メールを書くことなく無限に再インストールを繰り返せることです。デメリットは、起動のたびに Flaming Cliffs のCDメディアをCDドライブへ挿入しておく必要があることです。
また、EVOLVED games 版の LockOn GOLD の初期ロットは、Disk2 が不良メディアであるものが混じっており、EVOLVED games でディスク#2 無償交換サービスが行われています。
LockOn: Flaming Cliffs が、ベースとなる LockOn: Modern Air Combat と最も大きく異なる点は、フルタイム力学演算のフライトモデルをもつ Su-25T が、搭乗可能機体として追加されることです。
ほとんど全てのフライトシムのフライトモデルは、飛行状態に応じた幾つかの「フライトモデルパターン」を切り替えることで「機体の挙動」を表現しています。軍事用航空機の力学演算用データ全てを民間人が集めるのは極めて困難であり、中途半端な想像データを使った力学演算を行うより、パターン切り替えによるフライトモデルを作ったほうが、公表されている飛行性能に近いフライトモデルを実現出来るためです。また、こっちのほうが力学演算を行うより CPU 負荷が軽い、という理由もあります。しかし、パターン切り替えのタイミングや、失速・地面との接触といったパターンでは表現しきれないような異常状態では、不自然な挙動を表現してしまいます。
昨今のパソコンは随分と計算速度も向上し、ある程度まで簡略化した力学演算であればフルタイムの力学演算を行わせることが可能です。今回 LockOn: Flaming Cliffs では、(どうやって手に入れたんだか)Su-25T の力学演算用データを使用し、パソコン向けCPUでもリアルタイム演算可能なフルタイム力学演算フライトモデルを使用しています。その結果、飛行中に攻撃を受け翼が損傷したときの挙動や、不時着時の機体の挙動が、非常にリアリスティックに仕上がっています。
残念ながら、このフルタイム力学演算を適用した機体は Su-25 だけです。Su-27 や F-15C 等、他の搭乗可能な機体のフライトモデルは従来通り、パターン切り替えを用いたフライトモデルです。(より実機に近づくよう、若干のパターン修正はあるかもしれません。)まぁ、現用の軍用機で力学演算シミュレーションに必要なデータを全て集められるわけもなく、致し方ないところでしょう。
上記のほかにも、変更点は多数あります。LockOn コンテンツでおなじみの5スレ309氏による、Readme 和訳を参照してください。
2005年10月22日には、LockOn: Flaming Cliffs version 1.11 patchがリリースされました。数々のどうでもいいような(笑)、しかしいくつかは非常に重要な改善が加えられています。こちら からダウンロード可能です。version 1.1→1.11 の変更点はこちらを参照してください。
2007年4月27日には、LockOn: Flaming Cliffs version 1.12b patchがリリースされました。こちら からダウンロード可能です。
version 1.11→1.12 の変更点はこちらを参照してください。
version 1.12→1.12a の変更点は、「RWR (Rus:SPO-15 US:TEWS) に、破壊した敵の痕跡が残ったままになる」というバグ修正のみです。
1.12a patch には、1.11, 1.12 両方の変更内容が含まれています。1.1 インストール後、直接 1.12a patch を当てても問題ありません。
version 1.12a→1.12b の変更点は、「Windows Vista 対応」です。Windows Vista をお使いの方は、必ず 1.12b patch を当ててください。
1.12b patch には、1.11, 1.12, 1.12a 全ての変更内容が含まれています。1.1 インストール後、直接 1.12b patch を当てても問題ありません。
LockOn Demo 版も、当初は前述の StarForce による不正コピープロテクションがかけられていました。しかし公式フォーラムでの議論の結果、Demo 版に対しては StarForce を適用しないことになったため、現在こちらのページに Up してある LockOn Demo 1.1 は StarForce 無しとなっています。
以前 up されていた StarForce 有り版 Demo をインストールしてしまった方は、同ページ中の Demo 用パッチをインストールした上で、これまた同ページにある StarForce uninstaller を実行してください。これで StarForce が解除されます。
(注:StarForce 有り版 Demo をアンインストールしただけでは StarForce がシステムに残留します!)Demo 版ソフトをダウンロードする場合も、http://lockon.ru/ にて Registration (無料) を行い、そのアカウントで同サイトに Log In しておく必要があります。Log In していない場合、ダウンロードファイル横に表示されている "SignUp" ボタンを押下すると、自動的に Registration 画面が開きます。Regist すればダウンロードできるようになります。
◎ Modern Air Combat 1.02 → Flaming Cliffs 1.1 変化点インプレ
公式に発表されている変化点については、前述の 5スレ309氏による Readme 和訳を参照してください。ここでは、主に対戦を通じて私が体感した違いを述べます。なんせ細かい細かいところでいちいち違いがあるため、思いつき次第、順次書き足していくことにします。
以下、LockOn: Modern Air Combat 1.02 を "1.02"、LockOn: Flaming Cliffs を "1.1" と略します。
対戦時特有の変化点については、こちらをご覧ください。
【動作環境】
WindowsXP Professional SP2 にて、Singleplay, Multiplay 共に問題なく動作した
(SP2 上で 1.02 を動作させると、Multiplay における Host への接続時("Connect" ボタン押下時) やフライト画面への遷移時("FLY!" ボタン押下時) にフリーズする現象が不定期に発生する)
Windows98/Me は、動作保証環境から削除された
(1.00〜 は Windows98/Me も動作環境に含まれていたが、事実上まともに動作しなかった)
インストール時に使用する HDD 容量は、フルインストール時(四季テクスチャ+動画ファイルインストール時)に1.8GB強となった
(1.02 では 1.2GB強)
ビデオカードに nVidia Geforce FX5xxx, Geforce6xxx シリーズを使用し、ドライバに ForceWare 61.77 より新しいバージョンを使用した際、日なたのオブジェクト表面が薄暗く表示される現象は、1.02 同様変わらない。
同環境にて、OPTIONS-GRAPHICS-HEAT BLR を ON にしていると、フレームレートが一桁になることがある現象は、1.1 で改善されたようにみえる。
フレアの煙描画が非常に軽くなった
【メニュー画面操作感】
マップ表示が、デフォルトで等高線別色分けオプション付きの状態になった
メインメニューのクイック "FLY!" と TRAINING メニューに Su-25T が追加された
【搭乗可能機種 全般】
ブラックアウトが操縦に影響を及ぼすようになった
高G状態が継続すると、パイロットがブラックアウトする。完全にブラックアウトに入ると、Gが小さくなってブラックアウト状態を脱するまで、機体の操作ができなくなる。また、一旦ブラックアウトに入るとパイロットに疲労が溜まり、軽くGをかけただけでもブラックアウトに入りやすくなる。しばらくGをかけないように注意していれば、体力は元に戻る。
ダメージモデルの詳細化
たとえば 1.02 では、編隊飛行中に接触事故を起こしたとき、軽微な接触であっても、即座に両機とも操縦不能に陥り、墜落していた。1.1 では、接触によるダメージが軽微であれば翼の先端がちぎれるだけで済み、なんとか自力飛行で空港まで帰還することが可能になった。
Guns を被弾したとき、1.02 では何かとエンジンが壊れていたが、1.1 では被弾した箇所が適切に壊れるようになった。
NOE 中に翼端が接地すると、ヨー方向の接地した側に巻き込まれるように墜落する。破片は燃えながら進行方向へまき散らされる。
滑走路上に散らばる破片を踏んだときの挙動が変わった
1.02 では、速度にかかわらずいきなり機体が爆発した。
1.1 では、低速で1,2回ならダメージを受けない。高速で破片を踏むとギアが折れて胴体着陸状態となり、低速で何度も踏むとタイヤがパンクし、ラダーによる進路制御が効かなくなる。
着艦の難易度がかなり下がった
空母への着艦を試みると、よほど酷いアプローチをしないかぎり、爆発することはない。正しいアプローチより高度が低いと、甲板に跳ね返されるようになった。
ロシア戦闘機 (Su-27/Su-33/MiG-29) の HUD 表示・レーダー/EOS 操作が大きく変わった
HUD 下部にパイロン状態が表示されるようになった。
Guns は残弾数ではなく、数段階の残弾レベルで表示されるようになった。
Guns のカレット移動が非常に正確になり、自機にGがかかっているときも敵機に弾を命中させやすくなった。
レーダー/EOS スキャンゾーンは、俯瞰方向にのみ動くようになった。
左右エンジン同時ON操作キーが変更された
デフォルトで 右Win-Home キーになった。また、左右独立してエンジン ON/OFF 操作することができるようになった。
他にもいくつか、デフォルトのキーアサインが変更になった機能がある。
ECM による敵からのレーダー策敵ジャミングと、接敵によるジャミング突破がシミュレートされるようになった
遠距離の敵機が ECM を有効にしている場合、自機 HUD 上のレーダー策敵結果には、縦方向に動くノイズが表示されます。この状態で無理矢理ロックオンすることも出来ますが、敵機までの距離が滅茶苦茶になります。
ある程度接敵すると、ECM を有効にしていても正しい距離でロックオンできるようになります。
レーダーの長時間連続利用ができなくなった
長時間レーダーを連続して使用していると、機器の発熱による性能低下が発生し、策敵出来なくなります。このような場合、レーダーを使用した時間分だけレーダーを OFF にしておけば回復します。ロシア機であれば、この間は EOS を使用した策敵を行うことができます。
敵機までまだ距離があるときは、頻繁にレーダーを切るようにすることをお勧めします。
【機種別変化】
○ Su-27
600km/h 以下の低速域で、失速しにくくなった
900km/h 以下の速度域におけるロールレートがかなり上がった
1000km/h 以上の速度域におけるロールレート・ピッチレートが非常に鈍くなった
800〜1000km/h の速度域で、ブラックアウトしやすくなった
○ Su-33
中低速域においてロールレートが劇的に上がった Su-27 と比べると、全速度域でかなりロールが鈍く感じられる
Su-27 同様、高速になるほどロールレートが下がる
300〜600km/h の超低速時もなかなか失速しない
○ MiG-29
スティックを引いたときの運動エネルギーのロス(速度の低下)が、かなり少なくなった
ロールレートは Su-33 と同等程度
やはり Su-27 同様、高速になるほどロールレートが下がる
○ F-15
他機と比べ、あまりフライトモデルに変化が感じられない
6G付近で G リミッタがかかっているようで、スティックをおもいっきり引いたとき、他機と比べてブラックアウトに入りにくい
レーダースキャンゾーンをアナログ軸に割り当てている場合、軸を動かすとアジマス幅が広・狭の2段階に変化するようになった
○ A-10
他機と比べ、あまりフライトモデルに変化が感じられない
フライトモデルに Advanced Flight Model (AFM) が導入され、1.02 と比べて全く別物の、非常にリアリティ溢れる操縦感になった
エンジン ON 操作で手順を誤ると、エンジンから出火する
タキシング中、機体が長い周期でゆったりと左右に揺れる。
比較的高速でのタキシング中や離着陸滑走時にラダーを強く蹴ると、破裂音を伴いタイヤがバーストする。あるいは支柱に強い力がかかったギアが折れる。あまり高速過ぎると、急にステアリングを切った瞬間に機首を地面に叩きつけ、爆発する羽目になる。
空港内でも滑走路から遠く外れると、タイヤが地面にめり込み、機体が傾いて主翼を地面に擦り、破片を撒き散らすことになる。
ホイールブレーキの効きは非常に悪い。ドローグシュートの効きは非常に良い。
計器類の電源ON操作が追加された。駐機場からスタート設定の場合、パイロットが自ら Shift-L キー押下でパネルの電源を入れる必要がある。
バンクして緩やかな水平旋回をしながら高度を保つには、必ずラダーで機首を軽く吊ってやる必要がある。
フライト中は、エルロン、ラダー操舵に対する機体の反応が鈍い。他機と比べると、まるで旅客機でも操縦しているかのように感じる。
飛行中にエアブレーキを展開すると、機体が激しく振動する。
"A" キーによるオートパイロットに各種モードがある。
実機に習い、トリムをアナログ軸に割り当てても有効にならない。ボタン押下型のトリムは有効。CTRL-t キー押下によるトリムリセットも、実機にその機能が無いため無効。
高速になると機体が振動するが、更にその状態で降下に入ると、スティックを引いてもほとんど機首が上がらなくなる。
フラップを展開したまま高Gをかけると、フラップがいきなり破損し、機体が激しく錐もみ状態に陥る。あるいは持ちこたえたように見えても、その後フラップの動作がおかしくなることがある。
搭載した兵装の重量が大きいときに高Gをかけると、主翼が折れる。
Su-25T にはTVカメラが搭載されており、TV誘導対地兵器を利用できる
Su-25T のコックピットは、Su-27 風に洗練されている
【兵器別変化】
○ R-73 (IR追尾型空対空ミサイル - Su-27/Su-33/MiG-29/Su-25T に装備可能)
ターゲットの動きをミサイルが追尾し始めるまでの時間が長くなったため、ターゲットまでの距離が近距離であるとき、確実に命中させるためには 1.02 より間合いを遠めに取っておく必要がある
回避自体は難易度が下がった印象があるが、瞬間的に高Gをかけるとブラックアウトして操縦不能になることから、急旋回による回避は非常に危険を伴うようになった
○ R-27ET (IR追尾型空対空ミサイル - Su-27/Su-33/MiG-29 に装備可能)
HUD 上で遠距離側射程レンジに入ってからもう少し接近しないと、発射可能にならない
○ AIM-9 (IR追尾型空対空ミサイル - F-15/A-10 に装備可能)
1.02 に比べ、ターゲット追尾能力が大幅に向上したように感じられる
○ R-77 (アクティブレーダ追尾型空対空ミサイル - MiG-29 に装備可能)
○ R-27ER (セミアクティブレーダ追尾型空対空ミサイル - Su-27/Su-33/MiG-29 に装備可能)
1.02 に比べ、タイミングよくばら撒いたチャフもよく効き、滑空状態でのターゲット追尾能力もかなり落ちたように感じられるが、急激な回避機動はパイロットのブラックアウトを引き起こすため、Multiplay 時の回避難易度はある程度保たれている
○ SPPU-22 (Gunpod - Su-25/Su-25T に装備可能)
銃身の向きを俯瞰方向にアナログ軸でコントロールできる
【その他】
US艦船オブジェクトのポリゴンが細密化された
waypoint で On road 設定された車両群において、縦列走行中の車両が破壊された場合、後続車は破壊された車両を迂回して走行するようになった
格闘戦の距離で敵機がミサイルを発射すると、一瞬敵機が明るく輝く
ミサイルの噴射炎、翼端灯、アフターバーナー等が全て光源として描かれており、これらの光源の近くの物体は明るく照らされる
爆発や破壊の効果が非常に派手になった
【裏技】
非搭乗可能機種の操縦
インストール先フォルダ下の \ME\MEInit.xml 中の
HumanCockpit="no"
という文字列を
HumanCockpit="yes"
に置換することで、各行に該当する非搭乗可能機種を操縦できるようになった
(1.02 でも同様の変更で搭乗することはできたが、ロールとピッチの操作が無効になっており、有効な軸はラダーとスロットルだけだった)
HUD 表示色初期値の設定が出来るようになった
インストール先フォルダ下の \Config\View\view.lua 中に以下の記述がある。
HUDColor[PlaneIndex.iSu_27] = {0, 255, 0}
HUDColor[PlaneIndex.iSu_33] = {0, 255, 0}
HUDColor[PlaneIndex.iSu_25] = {255, 255, 0}
HUDColor[PlaneIndex.iSu_39] = {0, 255, 0}
HUDColor[PlaneIndex.iMiG_29] = {0, 255, 0}
HUDColor[PlaneIndex.iMiG_29K] = {0, 255, 0}
HUDColor[PlaneIndex.iA_10] = {0, 255, 0}
HUDColor[PlaneIndex.iF_15] = {0, 255, 0}
等号右辺の {} 内の数値は {Red, Green, Blue} (各色、0〜255の整数で設定) を示しており、これを編集することで、各機ごとに HUD 表示文字の初期設定色を変更できる。
ForceFeedBack タイプのジョイスティックの振動具合調整が出来るようになった
インストール先フォルダ下の \Config\contactor.cfg に以下の記述がある。
TrimmerGain = 1.0;
ShakeGain = 0.5;
SwapForceAxes = 0;
TrimmerGain はトリムの強さの変化度合いを、ShakeGain は振動の強さの変化度合いを表す。
Microsoft の FFB2 では、SwapForceAxes の値を1にすること。