-北の里山の会・有明の森ニュースレター-

Vol.2-2
2001,07,25


 もうすっかり夏ですね。
 しばらくごぶさたしていました。
 今回の有明の森の例会(7月22日)は、連絡が遅れたため流会状態でした。私一人だけでした。しかたがないので、カメラを片手に林の中をぶらついてきました。
 林の外は穏やかな風が吹き、真夏なのに過ごしやすいなぁと思って林の中に入ると、そこは無風状態。一転して、ヤブ蚊の巣となっていました。半袖Tシャツという無防備状態で中に入った私は、ヤブ蚊の格好の餌。ボコボコにされてきました。

 ということで、今回は前回の道つくりやホダ木つくりのことを報告します。それと今まで有明の森についてはあまり説明していませんでしたよね。今回はイベントもなかったので、少し有明の森の説明もしましょう。(と、思いましたが、地図やら何やらでファイルが重くなりそうです。これは次号に回しましょう。)


■道ができました■

 前回は集まった人も多く、ずいぶんと作業が進んだようです。今回の参加者は、大人14人・子ども5人、計19人でした。
 カラマツ広場(いつもの集合場所です)から北側の広葉樹林に抜ける道は昨年の内につけましたが、今回はその広葉樹林から下の沢に抜ける道をつけました。地図に書いてみました。
 前回も書いたように、有明の森の斜面の上半分はカラマツ林で、残念ながら春の妖精たちにも出会えませんでした。斜面の下の方に降りていかないと出会えません。今回この道がついたので、ヤブをこがなくても下に抜けることができるようになりました。
 刈り払いだけではなく、急斜面には階段もつけられました。まだ削っただけなので、早いうちに間伐材を使って土留めをしたほうがよいようです。

■掲示板もできました■

 本当は西野の森に取り付ける予定でしたが、フォレスターズクラブとかぶっちゃうということで急遽有明の森に掲示板を取り付けることになりました。束原さん・蔦森さんありがとうございます。
でもいじってみたけれど、使い方がわかんなかった。今度教えて!

 

■椎茸はとれるかな?■
 大人数ですね。ずいぶんとホダ木ができあがっていました。本当は5月中ぐらいに菌を植え付けないとだめなんだそうです。ほんのちょっとでいいから、でてくれればいいですね。来年は時期をはずさないようにやりましょう。

■夏の景■

このあとクワガタは頭を洞の中に入れ、一心不乱に樹液を吸っていました。 長い地中の生活に別れを告げ、旅だったのですね。あちこちに蝉の抜け殻がありました。でも思ったほど蝉の鳴き声は聞こえませんでした。

 

たぶんヒカゲイノコズチだと思います。ただ「北海道の花(北海道大学図書刊行会)」では『=イノコズチ』と書いてあるのですが、学名はAchyranthes japonicaとなっており、「日本の野生植物(平凡社)」や「北海道の植物(北海道新聞社)」ではイノコズチで学名は

Achyranthes bidentata ver. japonica となっていました。

 何が正解なんでしょうか。誰か教えて下さい。


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★連載★  あなたの守護樹は?
 しばらくさぼったので、7月・8月の2ヶ月分です。
 「木の癒し」:ギーゼラ・プロイシェフ,2000(小川捷子訳,飛鳥新社)から

□6月24日□
┘シラカバ┘
 ケルト人は、シラカバを自分たちの聖なる日、6月24日の木に定めました。この日に生まれた人は健康に恵まれ、謙虚だといいます。野心や虚栄心には無縁で、人からアイされたり認められたりすると、3倍にして返すといいます。

□6月25日〜7月4日□
┘リンゴ┘
 この時期に生まれた人は、天と地、善と悪との仲立ちをすると言われます。かれらにとって理性と感情はひとつのものでり、倫理面でもとても寛容だと言われます。また、すすんで他人を援助します。

□7月5日〜7月14日□
┘モミ┘
 この時期に生まれた人は、自己防衛本能が強い傾向にあります。傷つくのをおそれて他人に心を開けず、保守的なところがあります。けれどもいったんうちとけると、信頼できる友になれる人です。

□7月15日〜7月25日□
┘ニレ┘
 寛容と正義が、この時期に生まれた人の理想です。彼らは不安に打ち勝つ力があり、勤勉で創造的、そして信頼できる人柄です。多くの作家がこの時期に生まれていますが、それは、ニレの日生まれの人の、創造的な感受性を示す証です。

□7月26日〜8月4日□
┘イトスギ┘
 この時期に生まれた人は勇敢で、不幸にあってもくじけません。また独立心が強く、行動的だといいます。

□8月5日〜8月13日□
┘ポプラ┘
 この時期に生まれた人は謙虚で、思いがけないことに出会っても乗り越えることができます。また他人を受け入れ、いろいろな方面に関心があるといいます。

□8月14日〜8月23日□
┘シーダー┘
 この時期に生まれた人は、用心深く、自分に与えられた運命を、慎重に実現しようとします。決して押しつけがましくはないのですが、自分の内なる声に従ってリーダーシップをとろうとするのです。けれども、それが成功しようとしまいと、うろたえることはありません。

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2ヶ月ほど森の中から遠ざかっていました。仕事に追われて、というほどのこともなかったのですが、何となく…。でも今回、3〜4時間ほどでしょうか、森の中をぶらついたら、何となく元気が出ました。しばらくこのニュースレターも書けずにいたのですが、ようやくやる気がでました。
 ちょっとヤブ蚊の歓迎には参りましたが、のんびりとした森の時間の中にいるというのは、日頃の時間単位とはまた違った気持ちになります。有明の森は決して手入れの行き届いた林ではありませんが、それでもこんなに気持ちが和らぐとは思いませんでした。手を入れたらもっと気持ちのいい林になると思います。

 8月は26日が例会です。都会のアスファルトの照り返しに疲れた心と体を癒してくれると思います。

 ぜひご参加ください。

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発行人 孫田 敏@ARCS    
E-mail arcson@bc.wakwak.com
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