■北の里山Report■
No.3-4----03/12/09
森あそび入門
北の里山の会(森のハーモニスト)
濱田智子

第4回 落ち葉で遊ぼう
 紅葉シーズン到来です。

 紅葉というと赤いモミジを連想しますが、森の中はいろんな色で賑やかです。モミジの他に赤いのはナナカマドやエゾヤマザクラ、濃い紅色のヤマブドウ、黄色くなるイタヤカエデ、ハルニレ、鮮やかな茶色はミズナラ(どんぐり)の木。でも、ホオノキやハンノキは、紅葉せずに色あせて枯れていきます。ぜひ、森の木々たちの色の個性に注目してみてください。そして、子供と一緒に奇麗な落ち葉をたくさん拾って遊びましょう。

葉つばのファッションショー
 カレンダーなどの大きめの紙とガムテープか両面テープ、はさみを持つて森へ行きましょう。
 初めに身体に合わせて帽子やベストを紙で作って着せます。その紙にテープの接着面が表になるように貼り付け、そこに葉つばを付けていきます。ほら、素敵な衣装のできあがり!

紅葉のステンドグラス
 次は、落ち菓を家に持ち帰ってからの遊びです。ブックカバー用の透明粘着シート(A4サイズが手ごろ)と黒画用紙(透明シートより少し小さく切っておきます)とハサミを用意します。
 まず、黒紙を切り抜いて、いろんな形の窓を作ります。その紙を粘着シートに貼ると、開いている窓のところに葉が貼り付けられます。葉っぱの形を活かしたり、細かくちぎって散らしたり、こういう作業は子供の発想力にかないません。
 出来上がったら窓ガラスに貼りましょう。日光が赤や黄の葉に透けて、周りの黒とのコントラストが鮮やかで、その美しさに驚かされます。でも、残念ながら、その色彩は永遠ではなく、日ごとに色あせます。けれど、外の森の変化と共に窓辺の紅葉も移ろっていく…、そんな郷愁も、冬を迎える季節にぴったりの感覚ではないでしょうか。

2001/10 当別町広報

第3回森の音を創ろう!
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第5回たき火をしよう
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