Oyster Bed Bridge からの 6号線は、Rustico Bay に沿って走るのどかな道。もうすっかりアンの世界です。
こんなに小さな島なのに、道沿いに広がる麦畑や牧草地の広いこと!緑のじゅうたんの向こう側には、真っ青な大西洋が広がっています。
ぽつり、ぽつりと童話の絵の中から抜け出してきたように可愛らしく彩られたお家が建っていて、今見ている風景が本当に現実なのか解らなくなってしまいそう。
そういえば、どこのお家もセンス良く表玄関に花を飾り、バックヤードの芝生の手入れも、すごく行き届いている。大きなお家ってほとんどないけど、小さなバックヤードには
手作りと思える木彫り細工が競うように置かれていたりして。
そうそう、何でもこの島では自宅の芝生をぼうぼうにしてたりすると、州政府の人が刈り込みに入ってきて、後からその費用を請求されるとか。
へー、そこまで島全体の美観に気を配っているからこそ、こんな夢みたいな風景がずーっと続くんですね。お家が小さいのは、冬の寒さが厳しいからなのかな。
道の所々に青い鳥をあしらった標識が立っています。これがブルー・ヘロンね
。花は Lady Slipper、鳥は Blue Heron。 PEI の島の花・島の鳥です。街道沿いの
Rustico Bay でも時々見かけるけど、結構大きな鳥ですよ。
さあ、そろそろ North Rustico。アヴォンリーの村も、もうすぐ目の前です。あこがれのグリーンゲイブルズ・恋人の小径・輝きの湖水・お化けの森...
いよいよね!
ブルー・ヘロンの道は、走るにつれて優しく、私をアンにしてくれる。
マシューとマリラは、私を待っててくれるかしら?