3.中景の着彩 1.まず、納屋を着彩してみました。あまり細かいところにこだわらず、それらしく見せることが大切です。 絵の具はペイニーズグレイに他の色を少しずつ混色しています。ペイニーズグレイは影の部分に特に有効ですが、使いすぎると 作品がすすっぽくなるので要注意。
言い忘れていましたが、透明水彩では基本的には白または黒は使いません。私の場合、黒はペイニーズグレイで代用しています 。
2.次に土手を塗ってみました。グリーンと同時に枯れた草や土が露出している部分の暖色も置いていきます。あとで部分的に重ね ると無駄なタッチが生じてうるさくなるのと同時に絵の具の色が生気を失う事になります。これが透明水彩のやっかいなところ です。(今でも私はこのやっかいさに悩まされる)このことは透明水彩をやってみたいという人は必ずぶつかることになるでし ょう。
3.手前に階段状のものがありますが、これもペイニーズグレイを主に他の色を混色しています。これもあまりうるさくしないよう 気を付けました。
4.この行程の最後に電柱と左のカーブミラーを着彩しました。電線は最後に描き入れることにしました。
BACK NEXT ↓納屋付近の拡大図(実物大)