レバーマシン La Pavoni Professional PR
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マキネッタはリアルタイムの火力調節で抽出時間を可変できるから、エスプレッソマシンへステップアップするならばレバー式の方が、それまで養った勘が活かしやすいだろうなぁとは、ぼんやり考えていた。ぼんやり考えていただけだったのに、目の前にどエラいレバーマシンがやってきてしまった。さて、どうしたもんか。
La Pavoni Professional PR 【Copper-Brass model】
マキネッタとじゃれること半年ほど。あと半年はねちねち楽しんで、パボーニのユーロピッコラ廉価モデルあたりにステップアップすれば更に数年は遊べそうだと思っていたところへパボーニのプロフェッショナルが。しかもなんか銅と真鍮で出来てますが。。。(@@;
さらに。。。
それだけでなくどういうわけか、鷲が1羽住み着いている。。。
この鷲、はめ合わせが甘過ぎでカナリの千鳥足。タンクのフタの上でクラクラと今にも落下しそうな勢い(笑)。あまりの重厚感に圧倒されていたが、そのフラつく姿に愛車X1/9と同じイタリアのアバウトな血を感じる。
テストショット
そんな重厚感溢れ、我が家のキッチンに馴染むことを全身で拒否しているかのようなパボーニで早速試し撃ち。ダブルショット用のフィルタに豆12g,マエストロプラスで最細挽き。タンピングは、やや体重をかける程度。あ、ココ、イカンな。体重計買ってこよ。カラダが憶えるまでは何でも計らないとね。ではイザ抽出。んー。加減しながら一定のスピードで20秒前後でレバーを下ろしきるってムズカシイのね〜(笑) でも丁度全体を覆うくらいのクレマは出たので、まぁ良しとしよう。サスガに直火のクレマに比べるとキメが細かいクリーミーなクレマだこと♪ まぁ問題は味なんだけどね、なんかウレシイじゃんクレマ出ると(笑)。
味見
では早速テイスティング。お!まず香りがちゃんとする。直火では部屋の中へ飛んでしまっていた香りがちゃんとカップの中にある。それに香りも味も豆の個性がよりはっきりと分かるのはサスガといったところか。味を構成する要素がはっきりと分かるということは、いわばノイズ(=雑味)が少ないということのようだ。また旨味と雑味がシャープに切り分けられてボケがない。豆によっては編成の小さな楽曲を高音質なオーディオシステムで聴いているときのような、音(味)と音(味)の間に隙間を感じるようなときもある。逆に直火式は上手く淹れると旨味のすぐ近くにいる(?)雑味も出てきて、旨味の輪郭がボケて全体がソフトフォーカスをかけたような印象になる。
ん〜なんてゆーか、マシンと直火は、写真と絵画、新聞と手書きの日記といった関係に似ているというか。直火からレバーマシンへのステップアップとかゆうのではないなぁ、というのが率直なところ。いままで手書きでイラストを楽しんでいた人が、趣味が高じてMacを買った、みたいなものなのかもしれん。
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