新 川 風 景 (新川の水門

1月:一番大きい水門 2月:一番新しい水門 3月:副水路の水門 4月:桜が似合う水門
5月:ツツジが似合う水門 6月:相女排水路水門 7月:開閉ハンドルの無い水門 8月:カンナ咲く水門
9月:雑草に埋もれる水門 10月:八千代橋と水門 11月:神尾橋と水門 12月:大和田排水機場
項番毎に月単位で1年かけて取材予定です。
 今年は歴史的に水害に悩まされてきた平戸川(現在の印旛疏水路、通称「新川」)の大小の水門から新川風景を紹介しております。
 
1月:一番大きい水門。
 新川に存在する水門で一番大きい水門は宮内橋付近にある排水路萱田幹線の水門であろう。この水路は昔は萱田川だったのだろうか?
 現在はコンクリートに固められた排水路が萱田方面に伸びている。真直ぐ伸びた排水路の先の右手には飯綱神社境内に登る石段が見える。元旦の本日は初詣で行きかう市民が宮内橋を通る数に改めてびっくりした。排水路はこの道路に突き当たると飯綱神社の反対側に曲がり、直ぐ萱田方面に曲がると同時に地下に潜ってしまう。
 宮内橋から水門を撮影すると後ろにゆりのき台団地(元萱田地区の一部)のビル群が立ち並ぶ壮観なコントラストの風景が見られる。元旦は丁度水門真上に飛行機雲が一直線に伸び、日の出の光が新川に一直線に映り、丁度飛行機雲と水門が水面に写っているが如く面白い風景を撮ることが出来た。(2011年1月1日7時15分頃撮影)。
2月:一番新しい水門。
 新川の一番新しい水門は右写真(平成21年完成か?)の水門と思われる。新川が神崎川と合流した下流の右岸側にあり、左右の土手の石俵の新鮮さがそれを伺わせてくれる。
 この水門は農業廃水用と思われるが将来のこの辺に立てられるかも知れない環境用建物も想定しているかも知れない。工事は土地改良事業によって建造された。水門の開閉用のハンドルのペンキも真新しく、触るとペンキが着きそうでもある。写真奥に写っている橋が神尾橋で満々と満ちた水面の青さと寒気の青空を撮影したが、このサイズにすると水門が小さくなり過ぎるため、青空はあきらめた。難しい。(2011年2月1日11時30分頃撮影)
3月:副水路の水門。
 平戸橋下流すぐ傍、民家の手前の副水路側に左写真の様に古びた水門がある。平戸橋と言えば以前(江戸時代頃)から洪水で悩まされてきた土地でもある。珍しい光景であったので紹介とした。
 珍しいと言えばゆらゆら橋と宮内橋の中間位の新川右岸に右写真の水門として利用可能だったと思われるコンクリートがあるが水路は見当たらない。台地側には萱田1号ポンプ小屋があり、水を吸い上げ用と思われる配管がある。地形から判断すると昔は小さな農業用水路があったが、現在は不要になった水路跡に農業用ポンプ小屋を立て、水の汲み取り用に使用していると思われる。定かではないが。(写真は3月2日、11時〜12時撮影)
 6日、逆水橋左岸上流で枯れ草に隠れていた副水路側の水門を発見した。柵の中の水門開閉用のハンドルと心棒が分かるだろうか?(2011年3月6日、11時頃撮影)
 8日、その上流に赤さびの開閉ハンドルがある水門を思い出し撮影してきた。2部咲きの河津桜を背景に撮影したが、このサイズではカットせざる得なかった。(2011年3月8日、14時ごろ撮影)
 何時も見ているためか、八千代橋麓の水門がもれてしまった。(2011年6月6日撮影)
 
 3月6日撮影の水門  3月8日撮影の水門  6月6日撮影の水門
4月:桜が似合う水門。
 桜が一番似合う水門はどの水門か?。4月10日に取材した。4箇所ほど候補のうち、もっとも村上橋に近い水門はゆらゆら橋と鯉のぼりで紹介したい。1月に紹介したもっとも大きい水門の対岸の水門は桜が無くとも絵になる。富士美橋の対岸の水門付近の陽光は小さすぎる。
 現阿宗橋の八千代市誕生記念と言われる桜が一番似合うように思える(写真)。
 この水門は新阿宗橋をバックに取材前の水門で紹介しているが今回は現阿宗橋を背景に紹介出来た。いかがでしょうか?(4月10日撮影)。

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