-北の里山の会・有明の森ニュースレター-

Vol.2-4
2001,11,21


昨年よりも遅い白い使者の訪れでしたが、ついに里前まで降りました。白い季節になるまでもう少しです。

 ニュースレターの発行は2ヶ月ぶりになります。すみません、前回はさぼってしまったものですから‥。また、10月の例会は私孫田がさぼったので、蔦森さんからの報告となります。


■10月の例会報告■
○訪問者あり
 もう10月の下旬の28日です。
 有明の森も紅葉が終りに近く、森がスカスカになって見通しも良くなっています。シラカバやミズナラは大方の葉を落し、ナナカマドやモミジは紅葉をいっそう濃くし、カラマツも黄色の細葉を落とし始めています。でも森の中は気分爽快。

紅葉がきれいでした


 今日は造園懇話会の秋の行事で25人がこの森を訪れてくれました。1人10?程度の笹刈りの林業体験をし、この森を1周する刈分け道を散策した後で、豚バラ肉いっぱいのキノコ汁と焼きジャガ、焼カボチャ、焼肉を会員参加者10数人と合わせ40人が、森の広場で寄って、たかって、やっつけました。味は上々、野外で食べるものはやっぱりおいしい。

有明の森遊歩道を歩き、林内一周

 懇話会は当初、食事後、2〜3ヶ所の都市近郊林を歩く予定でしたが、参加者が少なく有明の森だけになったようです。

○笹刈りに春の女神を期待して
 笹刈りは北側のミズナラの点在する斜面で行ないました。冬が近づき、春には容易に刈り込めた笹も硬くなって、草刈鎌ではコツが必要であったようです。作業は30分程度で終了しましたが、この倍は勢いに任せて作業できたようです。来春の女神の出現を期待したい所ですが、1回の草刈で翌春すぐに求めるのは、欲ではないでしょうか?

まずは眺め回して
ここ掘れワンワンならぬ
ここ刈れワンワン
いかがです?こんなにすっきりしました

○豚汁なのかキノコ汁なのか?
 昼食は、懇話会から肉代が出るというので上等の豚バラ肉を大量に仕入れたのですが、2つの鍋でも食べきれず、焼肉にして食べましたがやっぱり残ってしまいました。キノコ汁というよりは、豚汁なのか?
 お金を出してくれた懇話会の幹事の皆様ごめんなさい。でもこれからの野外食はおまかせください。今回の食事担当は及川さんと束原さんです。これからもコキ使いましょう。 

○屋根に化けたシート
 今日の天気は、昼から雨もよう。
 森の広場のベンチ用の丸太は、8月の炭焼き材に使ってしまい、無いのでシートを用意したのですが、雨にそなえて覆いにしてしまいました。適当に木もあるのでロープで結べば、上等な屋根ができました。森の中にいれば知恵が出てきます。

 次回を楽しみに。次回は木を切るぞ。
(ここまで、蔦森さん、写真は五十嵐芳樹さん)

ということでした。山本さんのおかげではありますが、少しづつ北の里山の会も認知されていくようです。ちょっとずつであってもいいけれど、名前負けしないように実力もつけなくっちゃね。

■今月の参加者■
 北の里山の会10名、造園懇話会25名と大盛況でした。いっつもこんなに多かったらどうしよう。

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★連載★  あなたの守護樹は?
 またまたしばらくさぼったので、9月・10月・11月の3ヶ月分となってしまいました。一気にいきましょう。
 「木の癒し」:ギーゼラ・プロイシェフ,2000(小川捷子訳,飛鳥新社)から

□8月24日〜9月2日□
┘マツ┘
この時期に生まれた人は、用心深く、先見の明があり、用意周到で勤勉だと言われています。また自己を追求するだけでなく、他人に対する好奇心も強く、実務的な能力も極めてすぐれています。

□9月3日〜9月12日□
┘ヤナギ┘
この時期に生まれた人は、知性・感情の両面にわたって、ちょうどヤナギの枝のように柔軟で、誰とでも一緒に食事ができると言われます。
また、気むずかしい人の気持ちも理解できるだけではなく、ヤナギの大切な友である水のようにみずみずしく、生き生きとしているといいます。

□9月13日〜9月22日□
┘ボダイジュ┘
この時期に生まれた人は、こんなふうに思うそうです。「どうして私の考えや夢の方が現実よりも素敵なのだろう?」かれらは繊細で傷つきやすく、ともすれば通常の生活に適応することが難しいタイプかもしれません。それでも、周囲の人たちに夢を与えてくれる存在です。

□9月24日〜10月3日□
┘ハシバミ┘
この時期に生まれた人は、9年目にしてようやく実をつけるヘーゼルナッツのように、9という数字に縁があります。
また、新しいこと、変わったことが好きで、その際、すでに価値が定まっているものを見失わないようにすることが大切です。

□10月4日〜10月13日□
┘ナナカマド┘
この時期に生まれた人は、社会をよりよくしたいという意欲に満ちているといいます。ただ、あまりがんばりすぎて孤立しないように気をつけたほうが、いいでしょう。

□10月14日〜10月23日□
┘カエデ┘
この時期に生まれた人は、周囲の人から認められることを、強く望みます。自分を成長させるためなら、どんな人とも仲良くしようと、努力します。

□10月24日〜11月11日□
┘クルミ┘
この時期に生まれた人は、人生の楽しみをつかまえ、それを守ることに情熱を傾けるといいます。また、しっかりと大地に根をおろした生き方をします。何かするときには、非常なねばり強さで立派になしとげます。

□11月12日〜11月21日□
┘クリ┘
この時期に生まれた人は、自分に誠実であることを何よりも大切だと考えます。そのため、いちど決めたことは断固として守り通すので、頑固だと思われがちです。ですから、その気持ちをちょっぴりユーモアで包めばいいのです。

□11月22日〜12月1日□
┘トネリコ┘
この時期に生まれた人たちは、よりよいもの、より高度なものを求めようとするだけなのに、往々にして頑固だとか打算的かつ野心的だとみられてしまいがちです。
かれらにとってもっとも大切な目標は、アイデンティティー、自由、自立なのであり、権威主義とは縁もゆかりもないのです。

■ノコギリのご案内■
 そろそろお使いのノコギリでは不満だという声も聞かれるようになりました。以前石山さんに教えてもらったノコギリをお知らせします。まとめて買うと安そうなので、できれば注文をとって頼みたいと思っています。
 お一ついかがですか?
 とりあえず、1種類だけ写真をお送りします。何種類かあるので、それは別途ご連絡します。(ファイルが重くなるので)

立木伐採用(ケースなし)
39cm-\2、640
30cm-\2、200

もっと種類を見たい方は===>こちら(PDFファイル227KB)

■お勉強会の予告■
 私たちが今使わせてもらっている有明の森は札幌市有林です。公有林と区分の中には北海道が持っている道有林というものがあります。現在、道有林では次期基本計画(2002年〜10年間)を策定中です。これまで、国有林も含め公的な山林所有者は川下と対話することには熱心ではありませんでした。しかし、林業が危機的状態にであり、一方で森林の環境財的な側面が強調されるようになると、彼らもこれまで林業とは無関係であると見なされていた川下との対話も欠かせないという認識を持つようになってきたようです。
 さまざまな林業政策も森林政策へと変容しようとしています。このような中で道有林の政策はどう変わろうとしているのか、この辺のところを道庁の広畑さんにお話ししていただく予定です。
 現在有山さんが調整を進めてくださっています。日時場所が決まり次第、メーリングリストでご案内します。

■11月の例会のお知らせ
 11月の例会は25日です。いつものように鋸を持って集まってください。今回は特に野外料理は考えていませんが、リクエストがあれば提案してください。あまり時間はありませんが考えてみます。メールください。 

■募集

 そろそろ北の里山の会のホームページを立ち上げたいと思っています。制作や管理人に興味のある方がいらっしゃったらご連絡下さい。
 一緒にやりましょうよ!

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発行人 孫田 敏@ARCS    
E-mail arcson@bc.wakwak.com
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