-北の里山の会・有明の森ニュースレター-

Vol.3-5
2003,01,12


 ちょっと遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

 ニュースレターをさぼっていましたので、今回は12月に行った2回の例会について報告します。11月の例会は、浜田久美子さんと遊ぶ、ということで日程をずらして12月1日でした。12月の例会は、年末ということでいつもより1週早め、12月22日に行いました。


■11月の例会(浜田久美子さんと遊ぼう)報告(02/12/01)■

●カラマツの皮を剥く●

 12月1日でしたが、11月の例会ということにしておきましょう。

 今回は石山さんが自分の家にあった古いカラマツの皮むきの道具を持ってきてくださいました。大根やにんじんの皮を剥くときのピーラーを大きくしたものだ想像してください。石山さんによれば、ずいぶん昔のものらしいのですが、基本的には今も変わっていないのではないか、ということでした。

 使ってみると思いのほか簡単で、誰でも作業ができるものでした。ピーラーで大根の皮を剥くのとそんなに変わらないような気がしましたが、いかがでしたでしょうか?もっとも節のところは引っかかるので、ちょっとばかり力は必要でしたが‥。

 10月の例会のときに森林組合の人たちにつくってもらったベンチの皮を剥きました。皮を剥かないでおくと、材と樹皮の間から腐朽しやすく、野ざらしにしておくような場合、材が長持ちしないのだそうです。これで、当分大丈夫かなぁ‥。

 今回も食べるのに夢中で写真を撮り忘れてしまいましたが、お昼はジンギスカンの焼き肉でした。有明の森に来る途中の長沼のジンギスカンを売っている店があるので、そこから調達することが多いのです。いつも蔦森さんにお願いしているので、私は店の場所を知らないのですが‥。

 この日は浜田さんがゲストでみえられたので、ちょっと張り切って午後も木を切りました。これまで切ってきたところよりもちょっとずれて、もっと混み合っているところに間伐に入りました。懸かり木が多くて大変です。森林組合の人たちにも教わったのですが、ツル切りをしておかないと、本当に危ない状態ばかりです。山仕事というのは、順序よく先を見越して作業を進めていかないとダメなんですね。

カラマツの皮を剥く道具。大きなピーラーだと思ってください。
浜田久美子さんもしっかり現場の出で立ち。一緒に作業しました。
少し時間をおくと、白かった肌に赤みがさしてきます。
○年○組○○と書いてあるカンナで仕上げる人も‥。

■12月の例会報告(02/12/22)■

●カラマツキャンドルをつくる●
 今回は、旭山公園ワークショップのみなさんも参加してくださいました。前日の21日に、旭山公園ワークショップの分科会で、札幌の近くの森づきあいの事例ということで話題提供をしました。そのときにお誘いしたところ、何人かの方々が参加してくださいました。

 チェーンソーを操作するのは初めてという方もいらっしゃったので、その方は別途丸太切りから挑戦してもらいました。そのほかの人たちや会員の人たちには、どんどんカラマツキャンドルをつっくってもらいました。

 カラマツキャンドルは前(Vol.3-2)にも書きましたよね。丸太の縦方向に3軸の切れ目をつくって、根元を残して輪切りにするってやつです。今回は1月26日の「道民とともに考える森づくりの集い」で、ポスターセッションのときに会の紹介がてら配ろうということで、結構な本数をつくりました。また旭山公園ワークショップのみなさんは、その日の夜にスノーキャンドルを灯すので、一緒にやってみたいということで、つくって持って帰りました。旭山公園のHPでも紹介されています。

みるみるうちにできていきます
ちょっと、腰つきが‥
●メーンイベント=お雑煮●
 一足早くお正月気分を味わいました。今回は束原家のお正月です。

 お雑煮はけんちん汁などと並んで、各家ごとに具や味が違っているようで、今回も、「ほ〜」だの「え〜っ」だのという声があがっていました。今度、みんなの家の味自慢なんてのをやってみてもおもしろいかもしれませんね。

↑残念ながらお餅は買ってきたものです
●カラマツキャンドルは、旭山で●
 じつは、カラマツキャンドルを夜に灯したことがなかったので、旭山公園まで確認に行って来ました。丸太が細かったせいか、思ったほどの火力がなく、灯りはほのかに、という感じでした。お湯を沸かしたり、長持ちさせたりするには丸太の太さも考えなければならないようです。カラマツキャンドルの様子は、旭山公園のHPや私のHP(ARCS Labo管理人のひとりごと→ARCSMemories→Sapporo2002)をご覧下さい。
残念ながら、これは文化たき付けが燃える様です。 ・・・・・・・・・・・・・・・
暗闇にほのかな灯りがともりました

■今月の本  −本の紹介−■
森がくれる心とからだ
−癒されるとき、生きるとき−
著者 浜田久美子
 11月30日に講演していただいた浜田久美子さんの最新作です。私も暮れに入手したばかりで読んでいませんが、今回限られた時間の中ではではお話ししていただけなかったことがたくさん書いてあるようです。ぜひ、やはいとこ、読まなくっちゃ‥。

全国林業普及協会 発行,2002/07/30 初版
 定価 1600円+消費税

エコ・ネットワークで取り扱っています。
TEL011-737-7481:E-mail eco@hokkai.or.jp

■1月の例会はお休みです■
1月の例会は、26日の「道民とともに考える森づくりの集い」と重なってしまったので、中止にします。

■道民とともに考える森づくりの集い■
●開催日:1月26日(日)10:00〜  ●会場:カデル2・7
北の里山の会ではポスターセッションに参加します。また、当日12月の例会でつくったカラマツキャンドルを配ります。午後からは、分科会の一つに孫田がパネリストか話題提供者の立場で参加する予定になっています。

ぜひ、みなさんご参加ください。


■これからの活動予定■

1月26日:

道民とともに考える森づくりの集い
ポスターセッションに参加
2月 3日: 北の里山の会例会 18:30〜 北のまちづくり協会
2月23日: 有明の森 例会

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発行人 孫田 敏@ARCS    
E-mail kitanosatoyama@am.wakwak.com
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