-北の里山の会・有明の森ニュースレター-

Vol.4-5
2004,01,02


 みなさん、あけましておめでとうございます。ことしも無事けがのないように活動を続けましょうね。

 12月の例会は年末の忙しいときにもかかわらず、札幌市森林組合の増田さん・鑓水さんに伐採講習会の講師としてきていただきました。ほんとうにありがとうございます。

 さて、今回は私は参加できませんでしたので、みなさんからのレポートをまとめてニュースレターをつくりました。レポートをお寄せいただいたみなさんありがとうございます。これからもこんなふうにつくっていけたらいいなぁ、と思っています。よろしくね。


■12月の例会報告(03/12/21)■

●プロローグ●
 里山の会の皆様、富永です。
 12月の有明の森の個人的な報告です。
と申しますのも、珍しく伐採にいそしみまして、焚き火、料理評論、鍋奉行も放棄したありさまです。

 10:00の時報を車中で聞いて、まもなく入り口に着きますと、森林組合の増田さん遣水さんはすでに来ていまして、チェンソーの点検をはじめていました。さすがにプロは違う!アマチュアはと見れば、やがて三々五々集まって総勢十うん人。まずは焚き火をと、チャッカマンを出し、五十嵐さんが集めていたガンビと小枝を重ねます。雪があったので点きが悪いかと、着火剤を出そうとすると、これで十分と増田さんガンビを一掴み火をつけ、こともなげに小枝を重ねます。やがてゆっくりも、すぐさま燃え上がります。やはりプロはすでにここでも違います。

●選木●

早速、選木について、ふむふむ。難しい。

 火が起きるや、本日のプログラムということで、石山さんと相談して、また、現状を再確認した結果、先月残すと決めた樹木以外にも残す木を多くして、段階的に進めるめることとしました。概ね12〜3本を今回の伐採木として三つのエリアに別れました。

この木はどっちに倒れるか背中をつけて、確認。

●チェンソーの点検●
 その前にチェンソーの点検と伐採時の注意事項をレクチャーしていただきます。新規参加された門脇さんは昨日買ったばかりのチェンソー持参です。少しチェンの張りがゆるいので締め付けします。オイルと混合油の給油は同じタイミングで行います。なんとなれば、作業に伴う消費量はほぼ同じだからです。燃料が切れたら、オイルも切れる頃なんですね。スターターは最初のときはチョークを引っ張りますが、すぐ戻して(燃料の)かぶりを防ぎます。エンジンを止めるときはスターターのワイヤーを引っ張った状態にしてからストップボタンを押します。

チェンソー講習会(再教育者組が多いのはなぜ?でしょう)

ガソリンとオイル補給(何時も同時に補給するの説明に、一同 へ〜〜。)

チェーンたるみチェック

●いよいよ伐採です●

受けのとり方と、ツルについて聞きました。

チェンソーの当て方姿勢です。(危険と思ったら、機械を放して逃げるが、第一)

いざ、伐倒(あれ、彼女がやらないの)

かかり木ぎみ、少しまわして押して…。

 いよいよ伐採です。まず倒す方向を決めます。木が倒れても他の木に引っかからないようにすることが大切です。引っかかると倒すのにずいぶん苦労しますし、中に浮いた状態で切断するのは危険なのだそうです。実際、途中で倒れきれない木が何本かありましたが、これを倒すため石山さんと増田さんが引き回しをやりましたが、あの二人でもそうとう大変そうでした。ちなみに決して担ごうなどとしないことです。(私がやろうとして、増田さんに止められましたが、実際、考えてみるとかなり危ないことです)「引き回し」が適切な表現かどうかわかりませんが、このとき使ったピッケル状のスティックと木鋏の名前をあとで教えてくださいね石山さん。 

それでは、かかり木の対処
まず手で押す

木回し機を使って回す

とび&木回しで、回して、引っ張って、押して

 こうして、ようやく倒れました。ちなみにピッケル状のものは「トビ」、引き回しに使ったものは「木廻し」といいます
●玉切り●
 さて倒れたら、枝をおとした後1.2mくらいの長さに切りそろえます。倒れた木に直角に向かい、上から軽くチェンソーを当てるだけですっと切れるかと思いきやさにあらず。切れるところが切断後下に下がる状態なら、切進むにつれてチェンははさまれた状態になり、なかなかチェンをはずすことができません。状態を見て挟まりそうだったら、チェンを下から当てます。 と、ここまで書いて(タイプして)文章で表現するのが如何に大変かわかります。
ですから良い子は現場で学びましょうね。(小休止!)

森林組合の増田さん?と富永さんに説明してもらいながら、カラマツ1本の伐採と数本の玉切り作業をやっただけで翌日は筋肉痛でした。。間伐については学生時代に実習をやったような気もしますが、おそらく慣れないチェーンソーを持つだけで緊張していらないところに力が入ってたようです^^;
倒す方向の見極めには熟練が必要だなと感じ、(枝1本の重さでも倒れる方向に影響するのだそうで。木は大抵下に倒れるものだとおもってました…。)
玉切り作業は斜面の下からやったほうが体が安定していいと思っていたら、切った木が転がってきそうなときは山側から!と注意を受け。。それに材の上からチェーンを下ろすよりも、下から切るときの方が難しく、てこずってしまいました。(庄山さん)

後は、1.2〜2.0m程度に玉切り

すこぶる上達。

今回は、女性陣ががんばりました。

左:除伐前  右:除伐後
●お楽しみブイヤーベースと鳥の丸焼き●
 今回のメインディッシュ、ブイヤーベースと鳥の丸焼きについては、皆さんさらっとしか触れてくれません。ことばに現すことができないほど美味だったのでしょうねぇ、きっと…。しょうがないから、写真だけです。

こちらは、シェフと現場監督(どっちがどっち)によるブイヤベース作成中

 五十嵐さんの言葉の通り大変に充実した昼食付の1日でした。
 1月はお雑煮だそうですよ。いやはや、石山調達隊長と束原料理長は頼りになる!(感謝)

私は、味見部長だったかも?(^o^)(森さん)

ダッチオーブンによるチキンの丸焼き(もうすぐ完成です)

まだちょっと早いかなぁ…

チキンチェック(竹串でツンツン)

完成ブイヤベース

完成です!!!

●プレゼント●
 毎回、増田さん・鑓水さんには名人芸を見せていただいています。今回はミニチュアチェアー。

 いつの日かこんなこともできるようになりたいねっ、ていいながら作業はしてるんですけどね…。

初参加の門脇さんにプレゼントしたミニいす。増田さん&鑓水さん作。(さすがにプロ)

初参加で会員になられた門脇さん親子

●コメント●
庄山さん 富永さん 門脇さん
なにぶん作業量が少なかったもので感想はこの程度ですが、伐採をする前にまず道具になれたほうがいいですね。美味しいご飯につられて里山Fに通ううちに森の作業にも慣れるかな、と…。
今度はミニチュアチェアーに挑戦してみたいです。
難しそうですが…。
ところで、私、このような状況で、森林組合の方のご好意にこたえるべく作業に没頭するあまり、燃料給油口のキャップが外れているのに気がついたのはバーベキューコーナーに引き上げてからでした。引き返して運良く、奇跡的に見つかりましたが、しっかりと閉めなければなりませんね。振動でネジが緩むのかしら? 
 さて、わずか数本の伐採で、すっきりした景観に代わりました。前後の写真がとってありますから比較できると思います。ですね石山さん。今日は料理の話は止めます。あまりにもおいしかったが、疲れもそうとうで、この話は森さんにお譲りします。そうそう、次回は森家風の雑煮とか?皆で(という風には行かないか?)餅を持ちよってアツアツ雑煮にで正月を祝いましょう。
先日は、隅田さんの紹介で北の里山の会に参加させていただき楽しい時間を過ごさせていただきました。
 森林組合の方のチェーンソー講習では、基礎から裏ワザまでいろいろ教えていただきとても勉強になりました。帰りには娘にお土産(イス、キャンドル)まで作っていただきました。
 そして、焚き火を囲んでみなさんとお話ししながら食べたチキンとブイヤベースは格別でした。 ダッジオーブンの魅力にとりつかれそうです。
写真とそのキャプションは石山さんでした。

□連載ネタ募集中

■これからの活動予定■

01月18日: 「道民とともに考える森づくりの集い」==>こちら
01月25日: 有明の森1月例会
作業は引き続き除伐?ですが、4月にホダ木に菌を打ち込みたいので、2月3月はミズナラですかね?

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発行人 孫田 敏@ARCS    
E-mail kitanosatoyama@am.wakwak.com
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