田植え

記録:平成15年5月16日
掲載:平成15年6月10日
冬期湛水水田に集まる人間 高奥 

 5月16日、曇り。本日、菅原水田の冬期湛水水田で田植えが行われた。
 冬期湛水水田は不耕起状態にあるため、水田の表面に苗が突き刺さりにくい状態となっている。そのため欠株なく苗の植え付けを行うことができるかどうかが懸念された。また長期間湛水したことで軟弱化している田面の上を、田植え機が支障なく走行できるかどうかも心配された。
 当日は、若柳町在住の渡り鳥研究家の呉地さん、また仙台から環境省仙台事務所の西宮さんも参加し、田植えが行われた。
 田植機は菅原さんが所有する不耕起用田植え機械を使った。この機械はローターを装備し、田面の浅い部分だけを簡単に部分耕しながら、田植えが出来るようようになっている。
 本来であれば、この部分耕も行わず田植えをするのが理想であるが、水田の一部には既に雑草の芽が出ている部分もあったため、やむおえず部分耕を行いながらの田植えとなった。
 田植え作業は順調に進捗した。
 地盤軟弱化により懸念された田植え機の走行については、特に支障がなく順調に進んだが、これは菅原水田の水田が比較的堅固な地盤の上にあることが影響していると考えられる。

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