秡川(はらいかわ)先生 |
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記録:平成15年6月22日 | ||||||||||
掲載:平成15年7月12日 | ||||||||||
志波姫町の農家 菅原 | ||||||||||
先日のことである。東北文化学園大学の秡川先生から連絡があった・・・ と言う前に、少しだけ、秡川先生を紹介しておこう。まずは俺と秡川先生のメールのやりとりから。話題は秡川さんの名前、「秡」についてである。
それにしても、このような教養あふれる大学の先生が、なぜ私の冬期湛水水田に興味を持つに至ったか? 秡川先生は、自然に優しい農業を実現するための農業経営を研究している学者で、生産効率一辺倒の現在の日本の農業構造に危機感を持っている。それで、私がやっている不耕起・冬期湛水水田にヒントを感じたようだ。 ついでに言えば、俺自身は自分の冬期湛水水田がいつまで無農薬の水稲栽培が継続しいけるか危機感を持っているほうで、自然にやさしいと言うより、自分にやさしい農業経営を続けていくことが毎年の研究テーマである。
それで冒頭の話しに戻るが、その秡川先生から連絡があった。岩手県の農業試験場に行こうとの誘いである。秡川先生曰く、その試験場に水田の雑草に詳しい伊藤さんという偉い先生がいるらしい。 でも俺は一瞬躊躇した。偉い先生の話しはありがたいのだが、難しい話は苦手だし、その話しが俺の営農に直結する保証もない。それに俺の田んぼの雑草達も気になってきたので、岩手に行く代わりに田んぼの草取
それでも結局は秡川先生と岩手に行ったのだが、結論から言うと、行ってよかったと思う。いろいろ得るものがあったし、冬期湛水水田の雑草抑制効果に自信がついた。それに、なんと言っても話だけ聞いて草取りしねぇですむんならそっちの方が楽だしね。 それで数日後、秡川先生から岩手視察のレポートがメールで届いた。内容を読ませて頂いたが、さすがである。伊藤先生の話も有意義だったが、それを受けての秡川先生の考察。やっぱり学者の先生にはかなわんですね。それで秡川先生のレポートを次項「雑草事始め」に掲載する。水田の雑草対策に苦慮している皆様方にも参考になると思うので、よろしく。 |
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