新 川 風 景 (湧き水と新川

はじめに 乳清水 菖蒲谷津 堀乃内
島田谷津 桑納 麦丸 宝喜作
宮内 元八海 花輪と桑橋 取材を終えて
項番毎に月単位で1年かけて取材予定です。
宝喜作
 





 「八千代自然と環境を考える会/湧き水調査の会」の皆さんが調査し作製した「八千代市湧き水マップ」によれば宝喜作の湧き水は城橋と宮内橋の間に宮内の湧き水と並んで湧き出ているようである。
 7月9日(曇)に城橋からこの地に入り込み台地の裾を探した。かすかな水の音で足元を見たら感じの似た箇所があったのでシャッターを切ったのが左下の写真である。感じは似ているがチョロチョロする水の音はこの箇所に台地から流れ込んでくる水でここが湧き水の箇所ではなかった。流れ込んでくる水が台地からの湧き水かどうかは定かではない。
 この場所より少し宮内方面に進むと、台地に向かって登る階段の麓に柵に張り巡らせれられた箇所があり湧き水のようである(写真中央下)。小さな柵には関係者以外立ち入り禁止とあったが湧き水の箇所を示す柵に思えてならず、ここからもっとも近い新川土手より城橋を写して見たが、曇り空のため城橋がかすんで写っている(写真右上)。翌日天気の良い日に撮影し直し差し替えておいた。(取材7月9日)
宮内
 宝喜作の湧き水を後にしてさらに城橋方面に向かった。台地と新川の間には八千代の特産品の梨畑が広がっている。
そこから宮内橋方面をみるとゆりのき台のビル群が目に飛び込んでくる。写真の手前の青色が梨畑の網でバックにはビル群が見える。
 少し進んで、台地方面の空き地に入り込むと、宝喜作の柵よりもさらに小さな柵で囲まれた湧き水の箇所と思われる場所に遭遇した。左下の写真がその箇所であるが、千代自然と環境を考える会/湧き水調査の会」の皆さんが調査し作製した「八千代市湧き水マップ」(右写真)とは全く違う箇所である。柵にはやはり関係者以外立ち入り禁止の張り紙が張られている。
 さらに宮内橋方面に進むと、梨畑が終わり、道も前に進む道は無く、新川土手へと進む意外に方法がない。それに従い宮内橋に出て、そこから台地側へと向かったが、人家からも目的の場所に向かうには獣道さえもないところを通るしかなく断念した。新川沿いの田園と台地の間には道があるが、ここ数十メートル間だけは道がなく、新川土手と台地間には一般人は入れない。
 新川副水路に流れこむ細い水路があるだけに、その先の台地の麓は湧き水かどうか確認したかったが断念した。資料の検証ではなく、その付近からの新川風景を撮ることが目的だと自分に言い聞かせながら。(取材7月9日),新川風景のみ8月3日に再々撮影。
 
元八海
 元八海はもともとは新川に面した斜面崖から搾り出されるように湧出していたが,造成等によって水の出口を低地に移された人工湧水とのこと。高台には浅間神社があり,富士山麓の湧水群である「忍の八海」にちなんでいると言われている。高台から新川方面を写したのが右上の写真。写真中央下に1月に紹介した「乳清水」の鳥居を入れて写したがわかるだろうか? この乳清水も八海の一つの湧き水で、乳清水の鳥居傍の石碑には写真(右中央)の様に紹介されている。この乳清水の湧き水を利用して「ほたるの里」(写真:右下)が維持されている。(9月1日 取材)

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