旬の八千代市(小さな社)
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はじめに |
昨年の「道端の石造物」の取材で八千代市内には多くの信仰に関する碑があることが分かった。その碑が社に守られているのも多くありそうだ。今年はその社を取材してみることにした。「地図にない神々」としたかったが、地図にありながら「え!これが○○神社?」ということが在り得るので「ちいさな社」とした。 小さな社だけに名称が分からない社が多いだろうと思える。従って撮影場所の明記としたい。 |
10月:阿蘇郵便局脇の御稲荷 |
果物で秋の味覚と言えば梨や栗・柿ではないでしょうか。八千代と言えば「梨」だろうが「梨園と小さな社」は探せていない。 八千代・龍ヶ崎線ルートが変更され、米本交差点近くの阿蘇郵便局を通ることが少なくなってしまった私だが、郵便局脇に柿で覆われた石づくりの小さな社があった。石門には「御稲荷」と朱色で書かれている。東京では稲荷様の数が他の神仏と比べて相当あると聞いているが、八千代ではあまり見られない。(取材10月10日) |
9月:基地内の小さな社 |
残暑厳しいが季節おりのミンミン蝉が合唱しながら鳴いている。あぶら蝉の季節は終わったのだろうか。 その緑に囲まれた杜は隣接市の習志野演習場だ。道路1本で手前は八千代市の住宅街。道路沿いから進入禁止の鉄線をかざして小さな社が見える。祭られている神は分らない。 基地内の鉄線沿いにも細い道路があるが人が通っている姿は見たことがない。にもかかわらず以外と綺麗に保たれている。さすが自衛隊だ。(9月2日 取材) |
8月:高津東の弁財天 |
八千代市高津東2丁目の住宅街の街角に堀に囲まれた小さな社があった。この先南方向には高津東中学校がある。堀と言っても水は泥水で水の無い箇所もある。 木造の鳥居の奥の小さな社は白いペンキで塗られ紫の膜で飾られていた。社の中には「弁財天」と刻まれた石塔が祭られている。だから堀で囲んで祭っているのかとあらためて関心した。堀の脇には立派な黄色のカンナの花が誇らしげ咲いている。夏を感じさせてくれる。(取材7月31日) |
7月:米本の大師様(紫陽花) |
ここは、今年3月に「梅」を求めての取材で紹介した米本の林照院というお寺の境内にある大師様です。梅は横断陸橋の上から撮影しましたが、紫陽花はその横断陸橋の真下から撮影しました。横断陸橋の橋桁が入らぬ様に撮影したため紫陽花は一部しか撮れておりません。取材時期がもう少し早ければ紫陽花を一杯入れたくて横断陸橋の橋桁も平気で撮影したかも知れません。時期が遅れたため枯れかかった花を入れずに撮影するにはこのポイントのみでした。なお、林照院につきては3月を参照ください。(7月12日 取材) |
月1回の取材予定です。 |