旬の八千代市(小さな社)
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はじめに |
昨年の「道端の石造物」の取材で八千代市内には多くの信仰に関する碑があることが分かった。その碑が社に守られているのも多くありそうだ。今年はその社を取材してみることにした。「地図にない神々」としたかったが、地図にありながら「え!これが○○神社?」ということが在り得るので「ちいさな社」とした。 小さな社だけに名称が分からない社が多いだろうと思える。従って撮影場所の明記としたい。 |
3月:米本の大師様(梅) |
3月、旬の梅を求めて、3日・4日・6日と市内を散策した。庭に綺麗な梅が咲き誇っている家は多く発見出来たが小さな社とのセットではなかなか探せない。 3日目(6日)に阿蘇方面の散策予定で16号線の米本交差点に差し掛かり、信号待ちを避けて八千代橋方面に左折すると横断陸橋に差し掛かった。その下に梅が誇らかに咲き誇っている社を偶然発見した。早速、横断陸橋に登って写したのが左写真だ。社の左右には馬頭観音などの石仏が並んでいる。奥に進むと記念碑や石仏が沢山並んでおり、よく見ると本堂のような姿の建物もある。少し荒れているがお寺のようだ。 うろうろとカメラのシャッターをきっていると御夫人が現れ話しをすることが出来た。林照院というお寺で左上写真のお堂は弘法様を祭ってあるとの事だ。お堂の壊れた隙間から覗くと、立派な木造りの仏像が四対も安置されている。断って中を写させて頂いたのが右写真だ。こんな立派な仏像の割合には境内の管理が行き届いていない。立派な塀には表札もない。寺院名も表に出さない少々荒れている不思議なお寺であった。(4月6日 取材) |
2月:村上の子安神社 |
1月14日、成人の日にすごい雪となった。昨年の「道端 の石像物」の決め手となった「村上の子安神社」に向かった。昨年は旬を外して紹介できなかったので、「雪」に掛けて出かけた。この子安神社には二体の石造物が祭られている。直ぐ脇には馬頭観音が五体(左写真)、裏に一体、神社右手に一体と祭られている。 子安神社の鳥居はコンクリート製の立派なものである。未だに信仰の深さが分かる。その鳥居の奥に小さな社があり、その中に歴史を感じる石造物が置かれている姿は雅に信仰そのものの姿であろう。少子化の昨今では「子供に恵まれますように」の意もあるのだろう。 (取材:1月15日) |
1月:飯綱神社入り口 |
飯綱神社入り口階段左側に古びた感じの社がある(写真左矢印)。中にはお札を納める石像碑が2体祭られている。昨年12月取材の「新川背景の社型石造物」と似た石造物だ。社に飾られている「信仰の布」等は古めかしい。最近は見向きもされない存在なのだろうか。(1月3日 取材) |
月1回の取材予定です。 |