旬の八千代市(道端の石造物)

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はじめに 1月:飯綱神社下の庚申塔群 2月:郷土博物館付近の庚申塔 3月:春の息吹の馬頭観音群
4月上:椿咲く尾崎の子安塔群  4月中:桜爛漫下の子安講塔  5月:つつじ咲く無縁法界塔 6月:紫陽花咲く庚塚の道祖神 
7月:竹林の中の仏像群(神野) 8月:炎天下の道標馬頭観音 9月:残暑の中の雷神社(麦丸) 10月:地蔵と南無遍路金剛塔
11月上:千葉市境界の庚申塔 11月中:たった一体の石仏が 12月:新川背景の社型石像物 取材を終えて
追加13/8:梨園沿の馬頭漢音      


取材を終えて
 紹介出来なかったが、2月の雪の庚申塔群より郷土博物館寄りに子安神社がある。その傍の大きな木々の間に5体の庚申塔群がひっそりと立っている。全てが庚申塔なのは以外とめずらしい。 
 今年のテーマ「道端の石造物」に決めた理由はこの「子安神社」である。ただ「旬」を探しているうちに「旬」が過ぎてしまった。もう一つは田中英雄氏の「里山の石仏巡礼」に影響されたのだろう。田中氏は新川千本桜の会」のHP仲間で、八千代台に住まれている。
 当初は12箇所も探す自信がなく、土地改良碑や出羽三山碑などを組み込む予定で「石塔」や「石仏」の名でなく「石造物」としたが、なんと生活圏内でもこんなにあるとは驚きの一言だ。市内全体にはまだまだあるだろう。日常使用する道端でも神社境内やお寺や墓地内の取材をとりやめも12箇所以上の「信仰に関する碑」を取材でき八千代の歴史の深さに驚いた次第である。
 写真は「はじめに」で使った平戸橋麓にある水難慰霊碑だが、東日本大震災前の写真だったので、震災後の碑を紹介してその地震の大きさを記しておきたい。岩手沖の地震が千葉県八千代市でも至る所に傷跡を残したことを。こんな小さな「石造物」にも被害があったことを。(12月28日)
2013年8月:梨園沿の馬頭観音
 八千代市を代表する産業に「梨」がある。村上地区の国道16号沿いや、市役所通りから龍ヶ崎線につながる村上通りは「梨街道」と呼ばれている。街道両側に連なる梨園ののぼり旗や宅配便ののぼり旗は梨のシーズンを演出してくれる。
 その梨園の龍ヶ崎線に通じる村上通りに一体の馬頭観音が立っていた。近くの向かい側の墓地には農地整理か道路整備かで集められた思われる石造物が何体も並んで祭られている。勿論、馬頭観音の石造物も沢山立っている。この地を開墾するに馬とともに働いた人々の思いが伝わってくる。
 この馬頭観音は「取材を終えて」で述べたがこのような石造物をたずねての紹介を発見ごと追加で行うことに思いを替えてくれた。(取材 2013年8月17日)
今後は発見ごとに取材して行きます。

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