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IT Management Caravan -2
Aug. - Oct. 2007 "

Categrory: ICT
Published: 2007
#0814a

Kanzo Kobayashi (小林寛三)

up 08726
Title

Recollection of IT Management Caravan

IT経営キャラバン隊の思い出

Subtitle
>
16-month nationwide awareness campaign of IT utilization 16ヶ月間に亘るIT活用啓蒙キャンペーン
Index
  1. Various topics:
  2. Aug3, 2007: Sapporo, Hokkaido:
  3. Aug23, 2007: Yoichi, Hokkaido:
  4. Sep2, 2007: Tsuruga-2, Fukui:
  5. Sep22-23, 2007: Akita, Akita:
  6. Oct1, 2007: Ashikaga, Tochigi:
  7. Oct12-14, 2007: Aomori, Aomori:
  8. Oct16, 2007; Toyama, Toyama:
  9. Oct19-20: Ohtaku, Tokyo (ITC Conference 2007):
  1. よもやま話:
  2. Aug3, 2007: 北海道札幌市:
  3. Aug23, 2007: 北海道余市市:
  4. Sep2, 2007: 福井県敦賀市2:
  5. Sep22-23, 2007: 秋田県秋田市:
  6. Oct1, 2007: 栃木県足利市:
  7. Oct12-14, 2007: 青森県青森市:
  8. Oct16, 2007: 富山県富山市:
  9. Oct19-20: 東京都大田区 (ITC Conference 2007):
Why?
  • IT Coordinator Association (ITCA), Japan Chamber of Commerce & Industry, totaling 12 organizations have promoted 16-month IT Management campaign; visiting with IT equipped bus and setting an inflated balloon tent, as well as delivering various lectures of local success stories by the representative of the relevant companies and supported ITCs at each place. The campaign activities traveled down through 80 cities, totaling 100 days across Japanese archipelago.
  • Among these, the author could enjoy opportunities to visit 35 cities for the campaign covering from Hokkaido to Kyushu, as a promoting staff of this caravan activities,
  • Here are several impressive photos and comments of the activities. Before being putting off the all records, I'd leave here some unforgettable scenes.
  • IT Management Caravan -0:
  • IT Management Caravan -1:
  • IT Management Caravan -2:
  • IT Management Caravan -3:
  • IT Management Caravan -Senryu:
  • ITコーディネータ協会や日本商工会議所など計12団体が、16ヶ月に亘るIT経営キャンペーンんを推進し、IT機器搭載のバスで訪問し、ドーム状テントを設置し、各地の成功事例の講演を、当該企業代表と支援したITCによって行った。訪問箇所は80市、のべ100日間、日本列島を縦断した。
  • 筆者は、このIT経営キャラバン活動の事務局として、この内、北海道から九州まで35市を訪問する機会に恵まれた。
  • ここにいくつかの印象的な写真と、IT経営キャラバン隊ブログへのコメントを掲載する。すべての記録が消去される前に、忘れられないシーンを残したいと思った次第である。
  • IT経営キャラバン隊 -0:
  • IT経営キャラバン隊 -1:
  • IT経営キャラバン隊 -2:
  • IT経営キャラバン隊 -3:
  • IT経営キャラバン隊 -川柳:
Resume
要約
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0) Various topics: SaaS (Software as a Service)

0) よもやま話:SaaSとASPの違いは仮想化技術の違い?:

  • ■中小企業向けITソリューションの決定版として、SaaS技術が注目されていて、経済産業省や総務省などが熱心に普及を図ろうとしています。地域のITCによっても、このSaaSの動向は見逃せません。先月のITC Conference 2007でも、これに関連した講演や研究会の発表が行われました。関会長は、このSaaSは、特に中小企業向にとっては「福音」であると強調しています。
    ■なお、10年ほど前に流行したASP(Application Service Provider)とどう違うのかが、いろいろ議論ありますが、私見としては、仮想技術の進歩による寄与が大きく違うのではという印象を持っています。
    ■仮想化技術がなければ、所有するかリースするか、個別に配置するか、中央管理するかの違いは、物理的な統合や分散による効率化だけですので、せいぜい数十%の価格差しか生じないのではと思いますが、仮想化技術によって、1台がN台に見せかけて利用し、またN個を1個と見なして管理するなど、その効果は数倍に匹敵するのではないかと思います。いわば、孫悟空の分身の術と言えるのではないでしょうか。
    ■仮想化技術の応用分野は、広範に及び、CPU、メモリ、I/O、サーバ、アプリケーション、ストーレッジ、OS、ネットワークのそれぞれのコンポーネントの仮想化技術の応用があります。(これらは、CM IS A SON.と覚えるとよいです。)
    ■仮想化というと新しい技術のようですが、昔からパーティッショニングなど、いろいろな場面で活用されてきました。WindowsやLinuxやUnixやMacなどを一つのサーバで運用するのは有名です。(VMWareやXenなど。ソフトベンダーの時価総額では、MS, Oracle, SAPに次ぐのがVMWareとのことです。)
    ■見える化という手法も、現実の配置とは別に、その論理的な関係を図示することで、視覚化し、管理の容易性、さらには問題点や改善点の発掘を行う上では、重要なコミュニケーション手法となっています。実は、我々の脳も、3次元空間を2次元の網膜にマッピングをすることで仮想的な3次元として理解していると言われており、そうなると仮想技術は生命誕生から存在し、進化しつづけている技術と言えなくもありません。
    ■SasSとASPの関連から、仮想化技術、そして見える化や脳の認識まで、仮想化に関連するよもやま話はどこまでは続きそうな感じです。
>Top

1) Aug3, 2007: Sapporo, Hokkaido

1) Aug3, 2007: 北海道札幌市:

  • sapporo_tower札幌テレビ等のCommemorative stampです。
    sapporostamp■札幌大通公園は、明治時代に防火を兼ねて、札幌中心部を東西に沿って105mの道路幅の中にあります。このテレビ塔から見て右側が官庁外、左側が商業地と分けられていました。
    ■今の季節は、「大通講演の夏祭り」の最中で、梅雨のない札幌ならではの清々しい空気を満喫する大勢の人で賑わっていました。外国人も多く、噴水の周りでは、英語や中国語や韓国語が飛び交わっていました。各国の子供たちは、日本語の立ち入り禁止の看板など無視して水遊びに興じていました。この大通公園での開放感は、札幌らしさを感じさせてくれるスポットだと思います。
    川柳: 英中韓、文化持込み夏祭り
         べからずも子供の世界別ルール
    ■公園の中では「焼きもろこし」を売っていました。昨晩より海産物の美味を堪能した後の山の美味もまた乙なものです。
  • sapporohato■台風5号が接近しつつある札幌市の札幌公演夏祭りでの風景。ハト達も天気の悪化の前に腹ごしらえということで、果敢にもろこしにパクついていました。ハトのパクつく様子を接近して観察すると、仲間内ではある種の序列などがあるようです。体の大きな積極的な太ったハトと、小柄で遠慮がちな痩せたハト、行動が機敏なハトと、動作が鈍くてエサ取りが緩慢なハトなど、人間や写真に敏感で注意深いハトやエサに没頭して無防備なハトなど、人間社会とあまり変わらないような様子でした。
    ■NHKには「フォト五七五」という番組があります。写真と共に一句詠むという番組ですが、これは瞬間の視覚的な要素と、その時の心情を写生する句の両方の要素があり、なかなか奥深いものがあります。これらもIT経営キャラバン隊関連の写真に五七五を加えて、そのときどきの一瞬をお伝えしていきたいと思います。乞ご期待
    ■もろこしをハトと人とが分け合えり
     平和使徒、仲間内では闘争心
  • ■テーマ:セキュリティセミナー:見えない化する脅威に対抗するために
    sapporo_yoko■講師:戦略経営ネットワーク協同組合 理事 渡部洋子氏(ITC)
    ■内容
    1.インターネットの脅威:新型のリスク:
    ・Phishing:金融機関などのHPを装ってパスワードなどを詐取する。
    ・Spyware:PCの中に潜んで個人情報を漏洩する。
    ・DoS (Denial of Service attack):多数のホストから攻撃して機能停止に追い込む。
    ・Cross site scripting (XXS): Webアプリケーションの脆弱性を攻撃する。
    ・Password crack:パスワードを解析・盗聴する。
    ・Spam mail:迷惑メールを送りつける。
    ・Pod slurping:移動デバイスによる情報を大量漏洩する。
    ・SQL injection: 管理者が予期しないSQL文によってRDBの情報を漏洩する。
    2.情報セキュリティ事件の多発:
    ・4ヶ月で258件
    ・情報漏洩の損害額の例:損害賠償金(@10万円×300人+@1万円×700人)
     +弁護士費用200万円 =3,900万円
    3.多層防御によるセキュリティ対策
    ・組織的対策+人的対策+物理的対策+技術的対策
    ・PCを最新の状態に保つ
    ・Backupの重要性
    3.事例から学ぶセキュリティ対策:
    ・怪しいメールに注意
    ・不審なCDROMの送付があっても使用しない。
  • ■川柳:見える化か見えない化かはわかるかな
  • ■IT経営百選 成功事例紹介 経営2.0は企業と消費者の新しい関係、そして自分が主役の時代
    ■講師:株式会社プリプレスセンター社長 藤田 靖氏
    sapporo_fujita■内容:
    ・経営2.0は、電通セミナー「消費2.0時代」からの啓発。2.0時代は、共有・発信の次元は発展し、従来のルールや発想とは
    思想を異にする開放的な参加が基盤。
    ・消費2.0の5つの消費力学:
    ドラマ展開力(モノが心と触れるまでのプロセス)、マッシュアップ力(相乗効果)、アイデンティティ共鳴力(自己の存在、居場所)、カラダ深化力(機能から感性)、
    バリュー精査力(自分なりの費用対効果)
    ・2008年のキーワード:共有、共振、共鳴
    ・http://www.cardbox.jp:葉書挨拶状のデザインを安価に販売
    ・WEBのSEO対策:アクセルアップ、口コミ
    ・顧客ニーズを取り入れた新規商品開発、
    ・メルマガによるアンケートなど
  • ■テーマ:ITによる経営革新 〜IT経営のススメ〜
    sapporo_akabane講師:北海道ITコーディネータ協議会 副会長 赤羽幸雄氏
    ■内容:
    1)中小企業のIT導入はどう進めたら良いか:
    ・IT君という新人を雇うようなもの。まじめで単純作業は手早いが機転・融通がきかない。
    ・部分最適化は全体最適化につながらない。
    ・人間力とIT力の特徴を見定めて業務分担させる。
    ・経営にとって、ITとは「白雪姫の継母の魔法の鏡のようなもの」 
    ・その心は、失敗するとトラウマになる。 
    2)IT経営のススメ
    ・経営課題と解決策;何のためのIT経営か
    ・戦略的なIT活用;明確な強み・企業間連携・迅速な経営
    3)IT経営を支援するIT経営応援隊事業
    ・経済産業省の「IT経営ポータル」「IT経営応援隊」「北海道IT経営応援隊」
    ・「IT経営百選」は北海道から13社選出(2006年度)
    4)IT経営を成功に導くITコーディネータ
    ・ITCとは、経営とITの両面プロフェッショナル。
    ・ITCは、経営者の立場で「新に経営に役立つIT投資」をサポートします。
    ・北海道におけるITCの分布:北海道ITコーディネータ協議会会員数81名、内、札幌75名
    ■コメント:
    非常に明確で迫力のあるプレゼンでした。右利きの講師は投影画面を背に左側に立って、右手で指棒を握って、聴衆には尻を向けるな、などきめ細かい指導をしていました。
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2) Aug23, 2007: Yoichi, Hokkaido

2) Aug23, 2007: 北海道余市町

  • ■余市といえば、ニッカ蒸溜所で有名ですが、余市町の名誉町民でもあるニッカ創始者竹鶴政孝の、大正からyoichi_ritaroad昭和にかけての当時では珍しい国際結婚と本格的なウヰスキー醸造という夢の物語がそこにはありました。
    ■余市の駅前の通りは、「リタロード」と呼ばれて、花壇と小さな記念碑がありました。リタとはジェシー・ロベルタ・カウンの愛称です。その碑にはここ書かれていました。
    ■『リタロードは竹鶴政孝とリタ夫人のロマンを伝える散歩道です。ニッカウヰスキー創始者の竹鶴政孝が1918年ただ一人で未知の国スコットランドに留学し、日本でも本格的なウヰスキーを造るという大きな夢の実現のために、本場の技術と知識を身につけ』が、1934年スコットランドの気候風土に似たこの余市の地を選び、愛するスコットランド人の妻リタ夫人の献身に支えられ幾多の試練を乗り越え、ついにニッカウヰスキーを誕生させたロマンと歴史を後生に残す「道」として位置づけ、リタロードと命名しました。』、と。yoichi_nikka
    ■当時は、第二世界大戦前夜の世相の中で、英国人の夫人は、東京へ行くのもままならぬような生活を強いられたとのことです。そして地域に溶け込み、日本人以上に日本的な女性であったと記録されています。
    ■なお、竹鶴は、帰国後、鳥井社長に請われて寿屋(現サントリー)の山崎工場で活躍し、その後1935年、第二果汁株式会社(略称、日果=ニッカ)を創業した。
    ■もう一つ印象に残ったことは、ウヰスキー製造工程です。原料→乾燥→粉砕→糖化→酒母→発酵→蒸溜→熟成のプロセスです。これは、もう一つのプロセスガイドラインであり、まさに「成熟度」の原点であると思いました。
  • ■8月23日、清々しい夏空の下、北海道余市町(将来この町が市に昇格すると、余市市となるのだろうか?)yoichi_toiletで、北海道で3回目のIT経営キャラバン隊が開催されました。
    ■余市のITCと商工会議所にとっての自慢は、何と言っても、札幌市に劣らない集客を実現したことです。講演会の冒頭から、この点を余市地区唯一のITCである梁瀬英司氏が強調していました。
    ■この余市は、ニッカウヰスキーの北海道工場のある町として有名です。余市商工会議所が、このニッカウヰスキー工場の道路を挟んでほぼ対面に位置するのです。ニッカの工場への、列車待ちの短時間、工場内を少し散策することができましたので、別記事でご報告します。
    ■余市商工会議所の側も、ニッカ工場の趣のある建物とコーディネートするような由緒ある建物が商工会議所の本館の前の駐車場入口に立っています。何かの記念館なのかと思って覗いて見ると..びっくり!そこは商工会議所のトイレでした。一般向けのトイレ建築で、今まで出会った中で最も趣のある建築物です。
    ■その隣に、IT経営キャラバン・バスとテントが設置してありますが、こちらの方が見劣りするほどの風格がありました。
  • yoichi_kamiya
  • 関連支援施策の紹介
    ■講師:紙谷尚之氏 財団法人北海道中傷企業総合支援センター
         診断・情報部産業情報課長(中小企業診断士)
    ■内容:札幌市での講演内容と同じです。
    ■コメント:北海道としては、いろいろな支援策を重層的に準備して、地域活性化策を展開している様子がよくわかりました。特に、IT関連事業に関しては、他の事業と比べてさらに優遇策を準備しており、北海道がいかにIT関連事業を支援しようとしているかの姿勢が伺えました。
    距離・時間を飛び越えるITだからこそ北海道も他の地域とハンディキャップなくチャレンジできるはずです。
  • セキュリティセミナー:〜見えない化する脅威に対抗するために〜
    yoichi_tasaka■講師:田坂和大氏 経営戦略ネットワーク協同組合理事(ITC)
    ■セキュリティ対策:
    ・インターネットの脅威は深刻だが、マイナス面だけ考える必要はない。
    ・ちゃんと対応すれば問題ない。
    ・脅威の種類はいろいろある。すべて説明できるエンジニアは少ない。
     これらをいろいろ組み合わせた攻撃が増えている。
    ・最近の漏洩事件も金額的にも深刻になってきている。
    ・PC紛失、USBによる不正コピー、Winnyに要注意
    ・重要な情報は暗号化必要。
    ・またデータのバックアップも復旧上重要。
    ・情報セキュリティ対策:ISO27000シリーズ
    ・ウイルス対策ソフトで悪意ある攻撃から守る。サーバも端末も
    ・フィッシュ対策:あやしいと思ったらこちらからコールバックする。
    ・パッチプログラム含め、PCを常に最新の状態に保つ
    ・セキュアなホームページは、https://www.... に留意
    ■コメント:やはり見える化は善、見えない化は悪ということですね。
  • IT百選成功事例紹介:ニセコビュープラザ直売会
  • ■講師:岩崎亮治氏 ニセコビュープラザ直売事務局主任
    yoichi_iwasaki経済産業省2006年度IT経営百選優秀賞
    ■当初は7戸が現在は43戸の直売ブースに発展。当初は無人販売だったが、現在は当番制で対応。
    ■品数も格段に増えている。2002年8月よりPOS、バーコードシステム導入し(「これだすシステム」)、商品と代金の不一致が解消。
    ・システム構築・保守はNTT東日本
    ■直売会の特徴:
    ・在庫なし、生産者の自主的組織、顔の見える農産物。
    ・売上の12%を直売費運営費に
    ・2006年度売上:268百万。
    ・開催時間:夏季8:30〜18:00、冬季9:00〜17:00
    ■特徴:
    ・PC、携帯、電話、FAXで情報通知し、商品の必要量を確保する。
     生産者は農地にいる場合があり、即、集荷して産地直送することが可能。
    ・当初は観光客など小売中心だったが、ホテルなどからの大口注文も入るようになった。
    ・商品は自ら生産したもののみを出荷。
    ・顧客からのクレームには厳しく対応。クレーム5回で1週間出荷停止→10回で1ヶ月出荷停止→15回で除名処分。
    ■産地直送で規格からはずれた野菜も直売で安く安全に提供する姿勢、ITを活用して効率化を追求して、エコと事業を両立させようと姿勢はすばらしい。
    (余談ですが、ニセコスキー場は小生の新婚旅行先でした。かなり昔の話ですが....)
  • 「ITによる経営革新について」
    yoichi_yanase■講師:北海道ITコーディネータ協議会 ITC梁瀬英司氏。本業は北海信用金庫 経営企画部次長で余市地区唯一のITC
    ■自己紹介:
    まず「鬼のようなITC」「見込みのある経営者はどこまでも追いかけていくITC」です、との自己紹介あり。
    ■メッセージ:
    1)ユーザ企業に対する呼びかけとしては、「会社を元気にしてみませんか?」それはITを上手に利用することによって達成可能です。本日も、信金の活動の一環として札幌市でのIT経営キャラバンに負けないお客様に集まっていただきました。
    2)中小企業のIT化はどう進めたらよいのか?その決定版というものはありません! ITの特性をまず理解することが縦横です。3)IT活用は、IT君という新人を採用することと思ってみて下さい。IT君の能力の特性は、定型的な作業は、すばやく、そつなく、きれいにこなすことは出来るが、一方、要領は悪く、臨機応変なことには不得意です。 .
    ■IT導入効果のある業態は、情報が豊富、定型業務、情報再利用の企業。但し部分最適化は全体最適化にならないです。人間力とIT系の業務割合をどう図るかが課題。失敗するとトラウマになり、再チャレンジに時間を要します。
    ■中小企業のIT導入の基本としては、
    1)経営戦略を実現するIT、2)人間系が基本(特に例外処理)、3)定常作業はITに置換、
    4)指令系から状態把握、さらに内部統制へ、5)業務改革はすべての関係者の利益に、6)無理せず確実に
    ■コメント:たった一人で余市地区のITCの旗を維持している姿に脱帽です。本業とうまく両立させながらIT経営=経営指南を進めているという印象でした。
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3) Jun27, 2007: Tsuruga, Fukui

3) Jun27, 2007: 福井県敦賀市(2回目):

  • 写真は9/1敦賀市でのIT経営キャラバン隊のオープンニングでテープカットと共に、空に放たれた色とりどりtsuruga_baloonの風船で、筆者としては、自慢の写真の一枚です。ここでは風船についてのよもやま話です。
    ■歴史:昔は、動物の胃腸や膀胱を膨らませたという記録もありますが、本格的な風船は、天然ゴムが登場してからです。日本では、明治になってから輸入され、明治20年頃には、当時高級品であったミシンの販売促進に利用されたと言われています。現在のやわらかい風船は、米国でラテックスを原料として利用してからです。戦後、ゴム風船の製造が再開され、祝い事などさまざまなシーンで人気となりました。
    ■うんちく:
    1)ラテックスは輪ゴムと同じ、100%天然物質で、外に放たれても自然と分解されます。
    2)通常風船は、縦横上下に5倍、即ち体積では125倍にも膨らみます。
    3)自然にしぼむのは、内部の高圧の空気が風船の幕の隙間から逃げていくからです。
    4)空中に浮かぶのは、空気より軽いヘリウムガスを入れているからです。これは飛行船も同じです。(水素は可燃性なので通常使用しません。)
    5)飛んでいった風船は、上空の冷気で凍結し、割れて落下すると言われています。
    ■赤い風船:
    と言えば、アルベール・ラモリス監督の1956年のフランス映画「赤い風船 (Le Ballon Rouge)」が有名です。1956年にカンヌ国際映画祭にグランプリを受賞した作品です。ある日、赤い風船と出会った少年の物語で、風船は少女の青い風船を追いかけたりして、風船は生き物のように振る舞います。腕白な他の子供たちは割られた赤い風船の代わりに、町中の風船が飛び立ち、赤い風船を壊されて悲しんでいたその少年を、大空に連れて行く...というロマンに満ちた美しい作品です。なお、主人公を演じた少年は監督の息子とのことです。
    ■風船にまつわるさまざまなエピソードは、沢山ありますが、共通していることは、風船はそれを膨らませている人も、それと遊んでいる人も一様に幸せそうな顔をしていることです。かつては風船爆弾など、必ずしも平和だけのイメージではありませんが、それでもバルーンというのはまさに夢が膨らむ気がするのは不思議なことです。また、最近の宇宙論(Cosmic inflation)でも、宇宙の初期のインフレーションの状態を、風船の急激な膨張に例えて連想することもあります。それはきっとこの世でもっとも大きく、もっとも急激に膨張したバルーンなのでしょう。
  • 敦賀市の交差点の真ん中でのIT経営キャラバン隊
    tsuruga_festival■9月2日、敦賀市の中心部、敦賀商工会議所前の交差点でIT経営キャラバンが行われました。当日、タクシーで商工会議所へ向かおうとしたら、そこへは行けないという。どうしても行かなければ行けないので近所でよいからと乗り込んだ理由がわかった。主要な道路はすべて最大の祭りシーズンだったのです。
    ■古代の神話の世界から続く気比(けひ)神社の長祭りは、毎年9/2〜15日に開催され、その中で、IT経営キャラバン隊はその初日に市長他のテープカットの地域活性化イベントの一つとして位置づけられていたのです。
    ■稚児の舞う山車に隣接するIT経営キャラバンバスというのも妙な取り合わせで、神事とIT経営とは、ある意味で共通点いう共通点があるようなないような話です。
    ■商工会議所前の道路はすべて閉鎖され、交差点の中央には、バスを中心に赤絨毯が引かれ、風船のアーチ、小学生による鼓笛隊の演奏、市長、商工会議所会頭、祭りの企画の責任者、町内会の幹部などが勢揃いで、『本日は、例年の気比神宮の大祭の日であり、また地域の活性化はITの活用から始まるということで、わざわざIT経営キャラバン隊が来てくれています。....』IT経営キャラバンバスの前で、テープカットと風船飛ばしの華やかなイベントで開催宣言されました。
  • ■IT経営キャラバン隊を宣伝する場としては、最高の場だったと思いますが、このPRがITCの次の活動の展開につながるようにしたいと念願しています。
  • ■講師:NPO福井県情報化支援協会理事長 横屋俊一氏(ITC)
    tsuruga_yokoyatsuruga_kondo■内容:会宝産業の事例紹介:
  • ■講師:近藤典彦氏 会宝産業株式会社代表取締役社長
    ■内容:非常に感動しました。静脈産業と環境問題を両立させようとしている企業姿勢は、多くに人に感動を与えています。国連でもこの問題を発表したとのことです。なお、社名の「会宝」とは、中古車の部品という宝に出会うという意味だそうです。日本の中古車の部品は国際的にも、その維持レベルの優秀さで大評判とのことです。エンジンは10万キロ辺りで中古に出されますが、潜在的には100万キロも走ることもできるとのことです。
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4) Sep22-23, 2007: Akita, Akita

4) Sep22-23, 2007: 秋田県秋田市

  • ■まだ残暑の残る秋田市駅前のアゴラ広場で、秋田商工会議所創立100執念記念事業「ハートakita_yosakoiびあ秋田ジョヤサ」が開催された。IT経営キャラバン隊のバスとテントは、そのアゴラ広場の一角を占めており、この広場での各種イベントと連動しているような状況でした。
    ■イベントの進行役の女性アナウンサーからもたびたびIT経営キャラバン隊の紹介があり、最新のITを学びたい人はぜひIT経営キャラバン隊バスとテントに参加下さいと呼びかけていました。
    ■また、よさこい音頭が地元の年配組と若手組による踊りがまさにIT経営キャラバンバスの前で披露され、大変な盛況でした。写真はその若手組(地元の高校生や大学生)の踊りの一場面です。
    ■東北の夏祭りに相応しく、実に激しい動きと掛け声の響くダイナミックな踊りでした。
    ■そこで一句:
    ◇ キャラバンもよさこい音頭で盛り上がり
    ◇ 八十路でも踊る気持ちは十代に
  • ■IT経営キャラバン隊へちびっ子も訪問!
    akita_chibikkoまだ残暑の残る晴れた秋田市の休日に、秋田商工会議所100周年記念事業のイベント「ハートぴあ秋田ジョヤサ」が、秋田市駅前のアゴラ広場で開催された。「Agora」とは古代ギリシャの広場のことで、アゴラ広場とは、さしずめ広場・広場となる。
    ■老若男女、家族連れの目立つ広場には、午前と午後、地元のグループによるよさこい踊りが披露された。(別項)
    ■IT経営キャラバン隊バスとテントは、この広場の一角を占めており、見方によっては、アゴラ広場のすべてのイベントがこのIT経営キャラバン隊と連動しているようにも思えました。事務局とも掛け合い、会場の司会嬢にIT経営キャラバン隊を紹介するようにお願いした。
    ■写真右のジーンズ姿の女性が進行役のアナウンサーで、彼女の呼びかけで、ちびっ子もIT経営キャラバンバスを見学しました。今までのキャラバンバスの訪問者ではおそらく最年少だと思います。やはりデジタル教育は、ものこころがついた頃から始める必要があると思いました。
  • ■ IT経営のススメ:
    akita_sato◇講師: 有限会社GFC 代表取締役 佐藤善友氏
    佐藤氏は、自らの体験を交えて、わかりやすいIT経営のススメを解説。
    ◇ 冒頭Skypeのデモ。カメラはわずか`@?7,500。インターネット活用し、安価に画像会議システムの構築が可能。画像はお客様を覚えるためにも有効。釣り道具販売の複数店で活用し、ひまな方の店から忙しい店への手助けをするなど。
    ◇ 経営者は時代の変化に気付くべき:
    多くの経営者は経営に対して憤りやジレンマを感じている。求められるパラダイムシフト。パラダイムとは、「規範」のことで、特定のパラダイムに捕らわれるとすると人間思考は限定的となり停止する。
    ◇ 収益向上とIT活用:収益を高めるには1)コストを下げる、2)売上を上げる、3)資産回転率をUPする、などがあるが、企業の情報化の変化は、コストを下げるより、売上を上げる情報化へと変化している。
    売上を上げるにはCSをアップする。→具体的にはどうすればよいか戦略がでてこない。→満足を提供するには「自社独自の付加価値の提供」が必要である。価格=思い入れ・こだわり+サービス+商品機能
    さらに、お客様に対しては、「満足の提供」から「感動の提供」が必要。
    (注:筆者は、商品の真の価値は、「物語を売ることである」という本を発見して、現在読書中。)
    ◇ お客様を繋ぎとめるためのIT活用:
    固定客を繋ぎとめるコストは新規顧客開拓の1/5で済む。CRMの本質:LTV= LifeTime Valueの考え方。
    ◇ 基幹系システムに蓄えた情報を売上の増大に活用する:
    基幹系はスピード&正確性、情報系は分析性&シミュレーション。
    ◇ 秋田県の人口は、112万、全国のネット人口8,754人
    ◇ ネット顧客獲得の方法:見込み客→一見の客→常連客→贔屓の客→超上得意の客
    ◇ ICタグ: ICタグのコイルで自己発電し情報発信する(読み取り必要なし)タグによって、状態、素性、処理方法が分かる。
    ◇ ユビキタス:秋田弁は語尾に「ス」をつける癖あり。(例:やるス。だいじょぶス。「ゆびきたスッ」
    ◇ 携帯端末の高度化:24もの携帯電話の機能:動画再生、おサイフケータイ、録画、音楽再生、バーコードリーダー。スケジュール管理、GPS(まだ機能増殖中)
    ◇ IT化のポイント:経営課題を明確にする。ITを何に使うのか?企業は将来どうなりたいのか?経営課題とは、企業がビジョンとのギャップを埋めるためにある。現状とのGAPを明確することで足らざる経営課題が見えてくる。
    ◇ 二重のPDCA:計画達成 (Management Cycle) のPDCAモデル。現場でのDの中に次のレベルのPDCAモデルが存在する。P= Problem-finding (問題の発見) 、D=Display (問題の見える化) , C=Clear (問題を取り除く) 、A=Acknowledge (問題解決を確認する)
    ◇ 自社の成熟度に見合ったIT化:例:ブラインドタッチができないのにネット通販はできない。
  • 2007/9/22-23 in 秋田市IT経営キャラバン隊報
  • ■ 2007秋田市産業フェア ハートびあ秋田ジョヤサ (9/22-23)
    akita_takahashi「ジョヤサ」とは秋田弁のかけ声のひとつ。商工会議所100周年のイベントでもある。初日19日は曇り空だったが、二日目は、真夏を思わせる暑い夏空の下、地元と一体になったIT経営キャラバンのバスとテントが会場を盛り上げていた。特に、IT経営キャラバン隊のすぐ前で、秋田のよさこいチームによる踊りが午前午後の2回催され、あたかもIT経営キャラバン隊を盛り上げているようであった。
    ■ IT経営セミナー: IT経営の成功事例:
    ◇講師:株式会社斉藤工学製作所 代表取締役社長高橋伸英氏、製造部長高橋辰雄氏
    ◇ テーマ「わが社の情報化苦労話 〜自社開発で着実に前進〜
    ◇ 会社概要:創業1976、社員数41名、製品:光学・電子関係硝子部品、測量・医療機器、デジタル関係機器
    ◇ 経営方針:ヒト (自主性を尊重し、活力に満ちた職場)、モノ (かたちあるものに愛情を注ぐ)、カネ (質素倹約に心がけ利益に結びつける)、情報 (知識も情報からと心がけ、常に創造豊か)
    ◇ 生産工程:材料→切断→成形 (公差は±0.02) →一次ラップ→二次ラップ→研磨加工→洗浄→検査→出荷。
    ◇ 経営課題:多品種少量 (量産品は海外に、多品種少量は国内に)、品質要求厳しい、生産状況がタイムリーに分からない (製造現場はやり易い商品から仕掛かる傾向、手書き作業日報の集計時間)、納期対応
    ◇ 情報化:1999年経理処理、日報管理、 2007年4月生産管理システム (アクセスで自社開発、生産計画、進捗管理、製品在庫管理、仕掛品管理、不良品管理)
    ◇ 開発の苦労話:現場担当者がいかに生産計画を入れ易くするか。アクセスはエクセルほど使いやすくない、
    ◇ 運用体制:毎日20分。朝の課長ミーティング、昼の係長ミーティング、生産システムの画面を使ってのミーティング。
    ◇ 成果: 現場での進捗状況の確認が可能となり、納期遅れが激変、問題の工程の把握が可能、加工もれが少なくなった、不良撲滅の改善活動、作業問題点の明確化。→「情報だけでなく現場も見えるようになった。」
    ◇ 課題:データの正確な入力 (品番、大文字小文字、数量、金額記載)、対策としては、バーコード、ICチップの導入)
    ◇ 成功のポイント:あせらず慌てず楽しく進める、現場担当者の声をよく聞いて参加意識をもたせる。目的の明確化、経営者は辛抱強く。担当者を設置 (得意な社員がいるはず)
    ◇ 最後に:仕事がうまく進まない (残業時間、福利厚生)は会社の問題としていた。問題点を数値化することで、管理者を含め自分達の問題だと考え始め、自己能力の開発の必要に気付き始めた。
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5) Oct1, 2007: Ashikaga, Tochigi

5) Oct1, 2007: 栃木県足利市:栃木ITC福沢さん、激白!:

  • ■写真:10/1足利商工会議所でのVIP昼食懇談会にて。ashikaga_fukuzawa手を差し出して説明しているのがITCの福沢繁氏で、その隣は、西谷日本商工会議所情報化推進部西谷課長です。
    ■栃木県でほとんど唯一の独立系ITCである福沢繁氏は、10/1〜5日まで、足利市商工会議所友愛会館での「IT経営推進ウィーク」に、関会長と共に参加し、足利市商工会議所会頭主催の昼食会で、ITC栃木としての意欲を激白された。
    ■今まで何回か足利商工会議所とコンタクトし、IT経営の重要性を商工会議所のIT担当に説いてきたが、その都度、話は聞いてはもらえるものの、なかなか商工会議所上層部にまで話しが持ち上がらず、歯がゆい思いをしてきたとのこと。
    ■この日は、足利商工会議所の会頭、副会頭、事務局長、関東経済産業局の部長、課長、県会議員、足利市長などテープカットに参加されたそうそうたるメンバーに対し、地元ITCとしての役割と希望を堂々と述べ、今後継続的に商工会議所とコンタクトしたいとアッピールしていました。
    ■関会長は、トップ営業の立場から、今後のIT経営推進の主役は、やはり地元のITCであると、福沢さんを繰り返し売り込んでいました。
    ■板橋足利商工会議所会頭は、実はITに対しては、民間におられた時、Unisisの前身の一つであるBarrowsのユーザであり、現在でも情報共有をうまく活かせるためには、如何に情報提供することにインセンティブを与えるかが重要である、などITの本質をついた発言が飛び出し、聞いていた我々も、会頭自身がそのようにITに理解があるのだったら、もっと早くITCの存在を理解していただくべきだったと思った次第でした。
    ■関東経済産業局の方が、IT経営力大賞をご紹介してくださったお陰でその場で手をあげてくださった方がいました。申請書作成支援などITCに今後フォローいただくことになりそうです。
    ■福沢さんは、那須塩原在住で、足利市は必ずしも近くはないが、今回は、他に地元ITCがいないので、福沢さんには地元、地元、地元と連呼していただき、足利に足掛かりを作ろうと一所懸命でした。そこで一句「足利に足掛かり出来一福か」
    PS:福沢さんはハーマン・モデルの診断で、小生自身の性格診断をしてもらった経緯があります。ハーマン・モデルについても福沢さんは一家言あります。
  • ■足利市長、市議会議長、県会議員、商工会議所会議会ashikaga_tapecut頭、経済産業局部長、税務署長など地元の著名人、それに足利市おり姫ファッション大使3名のコンパニオンも参加しての5日間に亘る「IT経営推進ウィーク」のオープニングセレモニーが足利市商工会議所友愛会館(元の足利銀行本店の由緒ある建物)で開催された。
    ■関会長もIT経営キャラバン隊を代表して、主催団体の一つとして、足利商工会議所会頭の次に挨拶、さらに中央に位置してのテープカットに参加した。
    ■地元ITCとしては、栃木県で活躍中の福沢繁氏が代表して参加し、3日にはIT経営のススメの講演会も予定している。
    ■5日間に亘るイベントは今までで最長であり、幅広いIT経営推進ウィークとなっている。
    講演の他に、展示内容も幅広く充実している。
    1)地域企業情報機器展示コーナー:地元ベンダーの展示
    2)学校等の成果展示コーナー:地元の大学、専門学校、高校などのコンピュータクラブ等の参加
    3)PC検定模擬試験体験コーナー
    4)体験コーナー(eTAX体験コーナーなど)、PCゲームコーナー
    5)IT相談コーナー:IT経営相談会
  • 2007/10/1 栃木県足利市の紹介
    ■概要:人口:158千人、面積:177平方km
    ■地理:栃木県南部にあり、北に足尾山地、南に関東平野を境に位置する。
    ■歴史:下野国足利荘は、清和源氏・足利氏ゆかりの地で、鎌倉時代に足利尊氏は後醍醐天皇の倒幕運動に参加し、やがて室町幕府を開く。両毛線の両毛とは、古墳時代の豪族毛野氏(けぬし)からきており、上毛野国(かみつけぬのくに、後の上野国)と下毛野国(しもつけぬのくに、後の下野国)をいう。鬼怒川も元は毛野川だった。伝統的に生糸や織物業が盛んで、産業としても毛に関係が深い。なお、両毛線敷設の時は、横浜をリバプール、桐生・足利をマンチェスターになぞらえてJapan Lancashire Planと木村半兵衛が命名したとある。
    また、日本最古の学校である「足利学校」は、平安時代初期から鎌倉時代にかけて創設され、中世の高等教育機関であった。かのフランシスコ・ザビエルも「日本国中最も大にして最も有名な坂東のアカデミー」として紹介している。
    ■観光:足利フラワーパーク(写真)が有名。樹齢140を超える300本以上の藤のガーデン「ふじのはな物語」がある。
    ■産業:やはり織物の産地として有名。近年はトリコット、ニット製品を始め様々の繊維製品の産地として栄えた。またプラスチックや金属加工産業も首都圏近郊を活かして総合産業都市を目指して発展している。2004年の統計では、事業所数 2,564、従業者数 20,253人、製品出荷額 4,085億円とある。「足利インター・ビジネスパーク」は分譲開始から3年弱で完売した。これは、景気回復のタイミングもあるが、東京から80km、自然災害が少ない、首都圏より低価格、各種優遇制度などが誘致促進に寄与したとのこと。なお、県指定工芸品である伝統的工芸品である「解し織」「草木染」「行庵手織」がある。
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6) Oct11, 2007: Meeting with ITC at Aomori:

6) Oct11, 2007: 青森県青森市:ITCとの懇談会:

  • 10/11に青森市未来フェスタでの講演のため青森市を訪問した関隆明会長と東北地域のITCなどの懇談会があった。(参加者は、ITC青森の澤田徳寿氏、仙台のITC佐藤賢一氏、福田茂氏、ITCAの小林寛三)その中で、ITCの役割を中小企業などに如何に、安定的に活用させるかが話題となりました。以下、続きの話題を提供してみたいと思います。
    ========================================
    ◇米国ではプロフェッショナル・サービスが、社会的にも確立していて、ベンチャー企業でも例えば、CEOのような経営のトップでさえ、経営のプロという意味で、外部から招聘する例は数多くあります。ITの専門家や、経営コンサルタントの専門家は、当然、外部から招聘したり、顧問契約する例も沢山あります。日本でも、これからは、外部のプロをもっと活用することが一般的になるような気がしています。
    ◇日本でも、特に、中小企業では、CIOに当たる人材が、内部にいない場合が多いと思いますので、ITCなどを顧問として契約するのが近道ではないかということです。
    ◇プロフェッショナル・サービスは、特定の企業内に属する場合と、企業外の別の組織からサービス提供する場合とがあります。それはいわばサービスのSaaS化のような形態もあり得ると思います。ITCが何社かを担当して、複数の企業をサービスする。また、複数のITCが連携して、企業の複雑な要求に対応するという形態です。
    ◇プロフェッショナル人材を、企業内に雇用する場合のメリットとしては、その企業の中の組織に帰属することで安定性と一貫性は得られるものの、プロフェッショナルの視点からは、独立的な動きがしにくくなることが考えられます。またプロフェッショナル人材を、さらに高いレベルへと育成するという観点から、そのような人材を外部に持つ必要もでてくると思います。
    ◇米国の場合には、本来、就業の流動性がもともと高く、かつ雇用機会も沢山あるので、この欠点はあまり表面化しませんが、日本の場合は、まだ長期的な雇用関係が主流なので、安定志向の正規社員にとっては、特定企業の中での昇級昇進や長期雇用、教育研修、あるいは就業場所についての安定志向を取るのか、プロフェッショナルとしての識見を磨き、まさにプロとして、独立的な発言や権限を維持するのかは、微妙な問題です。社内弁護士や社内公認会計士の場合も、このメリット・デメリットはよく議論になります。
    ◇日本では、このような場合、独立子会社として、親会社とは資本関係は維持するものの、給与体系やビジネスは、なるべく独立的に活動させるという形態があります。最近は、IT分野だけでなく、人事や総務や経理、あるいは新規投資や研究部門なども、別会社化して、プロフェッショナル指向の人材を増やすという動きもあります。その場合、従来の社員の異動だけではなく、J/Vだったり、外部からその分野のプロをコアメンバーとして迎える場合もあります。
    ◇独立系ITCも、その連携の形態はゆるいグループから、有る程度、固定的な連合の形態まで、LLPやLLCなどを形成して、個々のITCの独立性を維持すると同時に、ビジネス機会や間接費の共有化を図る事例も、今後はいろいろ出てくるのではと思います。
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8) Oct19-20 2007, Ohtaku, Tokyo (ITC Conference 2007):

8) 10/19-20/2007: 東京都大田区:ITC Conference 2007写真展:

  • ■2007/10/19-29に大田区で開催されたITC caravan_shasintenConference 2007で、IT経営キャラバン隊の写真展を実施しました。昨年12/13の北九州行橋市から始まったIT経営キャラバン隊から直前10/16富山市でのIT経営キャラバン隊までの各地の様子をバスや講演会風景など中心に合計30カ所の展示を行いました。(実際にはもっと沢山訪問していますが、スペースの関係で30カ所に絞らざるを得ませんでした。)
    ■IT経営キャラバン隊の活動をまだよくご存じない方には、全国津々浦々IT経営キャラバン隊が訪問して、IT経営の講演や事例発表、展示ブース、相談会と勢力的に展開している様子。そして、各地域ならではのイベントの様子を少しお伝えできたのではと思っています。
    ■実は、この構想はかなり前から計画しておりましたが、ITC Conferenceの諸準備や、直前のIT経営キャラバン隊実施などのため、写真展の準備は手つかずでいました。写真は撮りためていたので、何とかなるだろうと思っていたのですが、実際に作成してみると、説明文のキャッチに手間取り、また印刷上のトラブルなどもあり、ついに、那波・小林は前夜の18:00から翌日11:00頃まで完徹に成ってしまいました。年中行事とは言え、(年のせい?)完徹はきついです。でも会場で、IT経営キャラバン隊の様子がよく伝わっているなどのご意見を頂戴できたので、この写真展はまずはうまくいったのでは、と自画自賛しています。
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