情報処理基本用語(あ〜お)
        目次 
  応答時間
[response time]
端末からシステムに要求を送信し、その要求に対する応答データが端末に戻ってくる時間。 
  応用ソフトウェア
[application software]
コンピュータシステムのユーザのデータを直接的に処理するプログラムで、応用プログラム、あるいは、適用業務プログラムとも言う。 
  オーサリングツール
[authoring tool]
文字、グラフィック、動画、音声などの素材からアプリケーションを作成するとき、組み立て作業を支援するソフトウェアで、マルチメディア作成ソフトともいう。 
  オーバヘッド
[overhead]
OSの制御プログラムが使用するコンピュータ資源で、ユーザにとっては、制御プログラムが使用している資源は、自分の処理プログラムで利用できないことから、オーバヘッドという。 
  オーバレイ
[overlay]
補助記憶装置から必要なプログラムを主記憶装置に呼び出したとき、主記憶装置上にある不要なプログラムを退避させずに、その領域に読み込んで実行すること。 
  オーバレイプリント
[overlay print]
レーザビーム方式の日本語プリンタなどで、罫線や見出しなどのフォームをあらかじめ登録しておき、出力データとともに印刷する方式。 
  オープンシステム
[open systems]
仕様を公開したOS、基本機能、操作手順、接続法などの標準仕様を公開しているコンピュータシステム全般をさす。
特定の機種やメーカにこだわらず、仕様さえ合致すれば、異なるメーカの情報機器、通信機器を接続できる環境、または、移植性や相互運用性に優れたシステム、または、異機種コンピュータ間通信を実現するOSIの環境で定義している開放型システム。 
  オフィスコンピュータ
[office computer]
オフィスシステムの中核機で、機能、性能はさまざまで、汎用機のローコスト機としての位置付けにある。中小規模の事業所で導入され、事務処理の効率化に寄与した。 
  オブジェクト
[object]
プログラムやデータを構成する基本的なモジュールで、広範囲な内容を含む語で、操作の「対象」となるものをすべて含む。 
  オブジェクト指向
[object oriented]
処理の手順とデータの構造を中心とした手続き型手法とは異なり、処理対象そのものを中心に展開する情報処理の考え方。 
  オブジェクト指向言語
[object oriented language]
処理するデータを重視し、プログラム中で積極的にデータを中心に記述できるタイプのプログラム言語。 
  オブジェクトプログラム
[object program]
ソースプログラムをアセンブラやコンパイラで翻訳し、生成した機械語コードのプログラムで、目的プログラム、ターゲットプログラムともいう。 
  オフラインシステム
[offline system]
コンピュータのCPUが端末や周辺装置などと直接には結ばず、通信回線などを利用して送られたデータやプログラムをいったん磁気ディスクなどの記憶媒体に記録してからコンピュータに入力するシステム。 
  オペレーティングシステム
[operating system : OS]
コンピュータの資源、ネットワーク資源を管理し、効率よく働かせるためのソフトウェアの集まりで、ユーザの処理プログラムの実行中にも必要な種々のサービスや状態監視を常時行う。 
  親ディレクトリ
[parent directory]
階層構造のディレクトリにおいて、カレントサブディレクトリのひとつ上位のディレクトリ。 
  オンデマンドサービス
[on demand service]
端末からユーザが要求した情報をシステムが即座に提供するサービス。 
  オンデマンド処理
[on demand processing]
要求時点で即座に行う処理。 
  オンライン
[online]
周辺装置や端末がコンピュータに直接電気的に結びついて、データのやり取りができる状態。 
  オンラインシステム
[online system]
ホストコンピュータと遠隔地にある端末装置とが通信回線で結ばれ、両者間でデータの交換を行うシステム。 
  オンライン処理
[online data processing]
オンラインシステムで、データの収集や処理、変換を行うことで、ひとつは、データを一時的に処理するオンラインバッチ処理、もうひとつは、データが発生した時点で即座に処理するオンラインリアルタイム処理。 
  オンライントランザクション処理
[online transaction processing : OLTP]
端末から頻繁に発生する処理要求に対し、ある一定時間内に処理を完了し、応答する処理をオンラインで行うこと。OLTPは非常に信頼性と性能が高いシステムを必要とするため、フォールトトレラント型のコンピュータをFEPに使用して処理するシステムが増えている。 
  オンラインヘルプ
[online help]
プログラムの実行中に、その操作法などを知りたいとき、使用中の画面に呼び出し、表示させる操作マニュアル参照機能。 
  オンラインマニュアル
[built-in documents]
操作説明書に相当する情報をシステムの内部に組み込み、利用者が必要になった場合、ヘルプ機能として画面上に提供したり、ガイダンス情報として参照できるようにしたマニュアル。 
  オンラインリアルタイム処理システム
[online real time processing system]
通信回線を利用して、遠隔地にある複数の端末からホストコンピュータにアクセスでき、ホストコンピュータは、端末の要求を即時処理して端末がわに返送するシステム。