情報処理基本用語(は〜ほ)
        目次
  ファームウェア
[firmware]
ハードウェアを直接的に制御するソフトウェアをROMに書き込み、ハードウェア内に組み込んだもの。 
  ファイアウォール
[fire wall]
ネットワークを通じて不法なアクセスを防ぐためLANとインターネットの接点のルータやゲートウェイに設置するアクセス制限機能。 
  ファイル
[file]
・外部記憶装置上に作成するデータやプログラムの集合。
・プログラムで処理するレコードの集合。 
  ファイル管理システム
[file management system]
多数のファイルを管理するためにOSが備えている機能。 
  ファイル設計
[file design]
データの格納や参照に関する方法や構造に関わる設計。データの種類、分量、用途、参照、更新の頻度などを考慮して、ファイルの構造、様式を決定する。 
  ファイル編成
[file organization]
磁気テープ記憶装置、磁気ディスク記憶装置などの外部記憶装置の機能とアクセス方法を適合させるファイルの論理的な構造、編成法の総称。 
  フェッチサイクル
[instruction fetch cycle]
コンピュータのCPUは主記憶装置内にある命令を命令レジスタにロードし、解読し、実行することを繰り返す。 
  フォーマット
[format]
磁気記憶媒体を新しいファイル用媒体として使用可能な状態にすること。 
  不揮発性メモリ
[non-volatile memory]
電源を切断しても記憶を保持するもの、データの書き換えが不可能なもの。 
  復号
[decode]
暗号化したデータを複合かぎにより、もとの平文に戻す処理。 
  復調
[demodulation]
変調された信号を受け取り、もとの信号を取り出すこと。 
  符号化
[encoding]
量子化したパルスデータを2進符号に変換すること。正確には、ディジタル符号化という。 
  符号ビット
[sign binary digit]
符号は数値の表現に絶対値を使う場合の正負を示すコード。 
  負数
[negative number]
0より小さい数。 
  物理データ設計
[physical file design]
論理データ設計で定義されたファイルのデータ項目、データ量や処理内容から、ファイルの編成方式やレコードレイアウトを定義する工程。 
  物理レコード
[physical record]
入出力装置や補助記憶装置のファイルをアクセスするときに、実際の読み書きの物理的な単位として使用するデータの最小単位。 
  浮動小数点数
[floating point number]
数の大小に関わらず、所定の有効桁数をもつ少数に10のn乗をかける形で処理する数。 
  ブラウザ
[browser]
データベース、記憶媒体、ファイルの内容を検索したり、表示させたりするソフトウェアの総称。 
  プラグイン
[plug-in]
システムに既存のアプリケーションと連結しその機能を拡張、追加するソフトウェアをインストールすること。 
  フラグメンテーション
[fragmentation]
主記憶空間に複数のプログラムを割り付けたとき、サイズが合わないための未使用部分が生じることをさす。また、ファイル装置上の空間を区分しておき、必要な大きさだけファイル空間を割り当てる方式では、ファイルの更新やレコードの削除により空き空間ができる。この空き空間をさす。 
  フラッシュメモリ
[flash memory]
バッテリバックアップの必要のない不揮発性のEEP-ROMの一種。 
  フリーターム
[free term]
データベースの検索の際に用いる語で、タイトル、コンテンツにその語が存在すればすべての検索の対象とする語 
  プリコンパイラ
[pre-compiler]
ソースプログラムのコンパイル前に用いる言語処理プログラム。 
  フリップフロップ回路
[flip flop : FF]
順序回路の一緒で、中央処理装置内のレジスタなどに用いる記憶回路。 
  プリプロセッサ
[pre-processor]
コンパイル前のプリプロセス処理(前処理)を行うプログラム。 
  プリンタバッファ
[printer buffer]
コンピュータとプリンタの間に置くバッファメモリ。印刷データをプリンタバッファに送れば、コンピュータ側は出力処理から開放され、つぎの処理ができる。 
  プリントサーバ
[print server]
クライアントサーバシステムの中で、プリンタをもちネットワーク利用者からのプリント要求を専門に処理するコンピュータ。 
  プルダウンメニュー
[pull down menu]
サブメニュー表示の一形式。画面上の上部に表示したメインメニューバーから主処理の項目を選んだとき、その項目の下に垂れ下がるように表示するサブメニュー。 
  プレインストール
[pre-install]
パソコンの出荷時から内臓のハードディスクに、パソコン動作に必要な基本ソフトやユーザ向けのアプリケーションソフトをあらかじめ記憶させること。 
  フロチャート
[flowchart]
問題の定義、分析または解法の図的表現で、流れ図ともいう。演算データ、流れ、装置などを表現するための流れ図記号を用いて表した図表。 
  プロキシサーバ
[proxy server]
インターネット上の各種サーバの性能を向上するために、そのサーバの処理の一部を代わりに行うソフトウェア 
  プログラミング
[programming]
プログラム言語によりプログラムをコーディングすること。 
  プログラム開発
[program development]
プログラム設計の仕様書に基づいて、データの構造とプログラムの制御構造を決め、各種プログラム言語によりプログラムを記述し、デバッグ、コンパイル、テストなどを経て運用可能なプログラムを作る工程。 
  プログラム言語
[programming language]
コンピュータのプログラムを作成するために用いる人工的な言語。 
  プログラム状態語
[program status word : PSW]
中央処理装置が常にレジスタに保持する制御情報のひとつ。プログラムの実行に関する情報をフラグやコードにして1語長にまとめたもの。 
  プログラム設計
[program design]
システム設計の仕様にもとづいてプログラムを開発するための設計段階。 
  プログラム内臓方式
[stored program]
コンピュータで問題を処理するとき、あらかじめ処理手順を主記憶装置に格納しておき、連続的、自動的、逐次に処理を実行する方式。 
  プロセス
[process]
処理の単位を意味する用語、利用者のジョブやシステム管理の仕事をコンピュータ内部で実行する実態、プログラム実行時に作成される処理の単位。 
  プロセッサ
[processor]
ハードウェアとしての処理装置をさす。LSI上のモジュールに一体化されたものを含む。 
  ブロッキング
[blocking]
複数の論理レコードをひとつの物理レコードにまとめることで、ブロック化ともいう。ブロッキングの指示はJCLで行うため、ユーザプログラムの中で時に意識する必要はない。  
  ブロック
[block]
一般にひとかたまりのデータまたはプログラムで、磁気記憶媒体に情報を記憶させる場合、読み出す場合の、転送単位となる一連の文字や語の集まりで、1物理レコードと同じ。  
  ブロック化因数
[blocking factor]
1ブロックにまとめた論理レコードの数でブロック化係数ともいい、磁気記憶媒体に記録できるレコード数を決定する要素である。 
  ブロック化レコード
[blocked record]
ブロッキングされた物理レコード。また、ブロッキングをしない物理レコードを非ブロック化レコードという。 
  ブロック間隔
[interblock gap : IBG]
磁気テープに記憶させたブロックとブロックの間にある何も記憶しない空きの物理的な長さ。  
  フロッピーディスク
[floppy disk : FD]
ポリエステル樹脂などの軟質プラスチック円板の両面に磁性体を塗付した磁気ディスクを四角のジャケットに封入し、保護したもの。 
  フロッピーディスク装置
[floppy disk drive unit : FDD]
フロッピーディスクのデータを読み書きする磁気ディスク記憶装置、駆動装置、アクセスアームなどからなる。 
  プロトコル
[protocol]
情報通信の分野では、コンピュータネットワークで通信を正確に行うためのデータ形式や伝送順序等の約束事。 
  プロトタイピング
[prototyping]
ソフトウェア開発においてユーザの要求仕様が明らかになった段階で、ある程度のプログラムを作成し、ソフトウェアの利用イメージをユーザにあたえ、試用してもらった結果からヒューマンインターフェース部分の要求仕様を固めること。 
  プロバイダ
[network service provider : NSP]
ユーザにインターネット接続サービスを提供する会社、接続業者とも言う。正式にはネットワークサービスプロバイダという。 
  フロントエンドプロセッサ
[front end processor : FEP]
機能分散型のシステムで、主処理に先立って前処理を行うプロセッサ。FEP、前置プロセッサともいう。 
  分散データ処理システム
[distributed data processing system]
多数の端末やサーバを回線で接続し、互いにデータ処理の役割を分担しながらデータ処理を行うシステム、中央への処理負荷の一極集中を避け、機能を分散して利用現場に密着した処理を行う。