旬の八千代市(八千代の水辺)

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はじめに 1月:高津川を探せ 2月:桑納川を上る 3月:神崎川の風景 4月:高津川の春 5月:桑納川の春景色 6月:神崎川の初夏
7月:高津川の夏 8月:夏の桑納川 9月:神崎川の秋 10月:高津川の紅葉 11月:桑納川の秋 12月:晩秋の神崎川


6月:神崎川の初夏
 今年は「八千代の水辺」と題して、八千代市に流れる河川のうち高津川・桑納川・神崎川の3流域の四季(旬)を順に尋ねています。今月は神崎川の初夏を尋ねます。
 初夏の花といえば紫陽花でしょう。その紫陽花が最も美しいと思われる場所は新川と神崎川の合流口(平戸橋付近)対岸です。神崎川は写真の対岸中央になりますが分かりますか?
 神埼川の初夏といえばやはり早苗が原でしょうか。平戸の高台から印西市方面にカメラを向けて写して見たのが右写真です。写真中央右よりが新川との合流点に架かっている名の分からない橋です。名無し橋とでも呼んでおきましょうか。この田園風景の中を流れているのが神埼川なのです。田植えも終わり早苗が原に変身した神崎川流域も良いものでしょう。新川千本桜の合間に新川の水面が写っていますが分かりますか。
 神崎川から新川方面を写したのが左写真です。名無し橋も結構立派でしね。橋の名前を知っている方には是非教えて頂きたい(6月1日)。
 12日、早速神埼川を上ってみました。川原に生い茂るカヤやヨシやヨモギも大きくなり神崎川の水面は土手からも見えなくなりつつあります。田んぼ側のあぜ道には私には区別がつきませんがハルジオンかヒメジオンが綺麗に咲き誇っておりました。神崎橋と佐山橋の間の風景です(左写真:12日撮影)。この神崎川を覆っているカヤやヨシやヨモギはさらに大きくなります。そしてセイタカアワダチソウも加わり暑い夏を更に暑く演出してくれます。この草むらのあちこちに可愛いヒルガオの花が涼しさを与えてくれる時期も間近な筈です。
 佐山橋を過ぎて淡々と神崎川を遡っていくと佐山第2橋に着きます。佐山第2橋の麓には水難と戦難の碑があります。何百年続いた水害の歴史とそれに立ち向かって守り続けた祖先代々を讃え、また子孫に語り伝えていりのでしょう。日本の歴史の中で最大の難儀といえば、やはり太平洋戦争だった筈です。この二つの難儀を碑は黙って語りかけております(6月12日)。
 
7月:高津川の夏
 高津川の風景の一つに川岸の『枝垂れ柳』があります。春の新芽の美しさ、5月のそよ風になびく枝垂れ柳の枝たち・・・・。
この枝垂れ柳並木は通称幕張通りの道路一つ隔てた習志野演習場側にあり、場所によっては習志野演習場内にあります。そのためか以外と人目に付かず知らない市民が多いのではと勝手に想像しております。左写真は梅雨の合間の7日に撮影した高津東付近の並木です。高津川は相変らずコンクリートに固められた用水路です。
 演習場内の枝垂れ柳はもっと立派な並木となっており、中に入れないのが残念です。基地内の枝垂れ柳の風景を右に紹介しておきます。同日の7日に撮影したものです。
 高津川をさらに上っていくと八千代台西小学校の脇に出ます。八千代台西小学校グランドと高津川沿いに植えられている白い花の木は「トウネズミモチ」でしょうか?ネズミモチは秋になればネズミの糞のような実がなり、葉がモチノキと感じが似ていることから名付けられたそうです。トウは唐と書き、中国原産のもので葉脈から区別がつくそうです。それによると「トウネズミモチ」のような気がします。関心のある方は調べて頂きたいものです。秋に実を確認しましょう。
 高津川を更にさかのぼると川幅も狭くなり、住宅街から遠のき自然あふれる水辺になり八千代台西中裏ではカラスアゲハも撮影できました。更に進むと習志野市に入り、人が入り込めない場所となります。右写真がその場所を撮影したもので手前のヒメジュオンでしょうか手を振っているようです(7月7日)。

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