旬の八千代市(八千代の水辺U)
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はじめに |
2009年は「八千代の水辺」と題して、八千代市に流れる河川のうち高津川・桑納川・神崎川の3流域の四季(旬)を順に尋ねましたが、今年は勝田川の河川工事も進んだので「八千代の水辺U」として勝田川・高野川・花輪川の3流域の四季を追って見たいと思います。 勝田川は八千代市の中央南北に流れる通称「新川」が流れる「印旛沼」の洪水の際に「新川」を通して太平洋側に放流する花見川に合流する川で高津川の合流点より数十メートルの下流で合流します。 高野川は八千代市では新川を経由せず唯一印旛沼に直接注ぐ河川です。 また、花輪川は桑納川に合流する河川で川遊びの可能な川として、八千代オイコス(NPO法人)が活動している河川で「川の学校」などのイベントもあり、自然あふれる河川です。 今年の「八千代の水辺U」は合流点がそれぞれ別々の特徴ある河川で、私自身も非常に興味を持っております。 写真は上から、新川と勝田川の合流点で写真右の河川が勝田川です。中央は印旛沼に注ぐ高野川の支流、八千代清掃センターを背景に写したものです。下は桑納川と花輪川の合流点で手前の河川が桑納川、写真奥から注ぐ川が花輪川です。 |
1月:勝田川の工事 |
支流も含めた分水界流域は千葉市 、佐倉市 、八千代市 、四街道市 に及ぶ勝田川の名は八千代市
勝田を流れることに由来すると言われています。 勝田川は元々は高津川と同様に印旛沼に流入しておりましたが、印旛沼の洪水を東京湾側に流域変更する大和田排水機場工事の際に東京湾に注ぐ花見川側に流域変更させられた川です。 その大和田機場の開業までの江戸幕府の治水事業から洪水との戦いを余儀なくされた住民の三百年におよぶ歴史はこのサイトでは随所に紹介しましたので省略します。 大和田機場の開業からすでに40数年が立ち、流域の市街化が進み、現状治水安全度が2年に1度発生する洪水に対応できないばかりか、印旛沼の洪水排除にも支障をきたす現状を打開するため、印旛沼水系全般に計画された治水事業に勝田川全体が含まれたものです。この工事(勝田川全体で宇那谷橋までの3530Mに及ぶ)の完成は平成23年ですので、工事の完成を持ずに「八千代の水辺U」を企画し、最初に勝田川の工事を扱った次第です。 写真は上から花見川との合流地点近くの国道16号線と勝田川が交差する勝田川橋から管理橋と弁天橋方面を写したもので虹のように弁天橋が写って見えます。 中央が勝田川支流に向かって花見川から順に管理橋・勝田川橋・馬橋・栄橋・山内橋と架かる橋の山内橋から工事の模様を撮影したもので、手前には白鷺が写っているのですが小さ過ぎて分かりませんネ。下の写真は栄橋をバックに農作業に励む市民を撮影したものです。(平成23年1月9日撮影) |