酪農も八千代では盛んな産業である。「新川と産業」の冒頭で述べたとおりだが、残念ながら酪農家も新川沿いにはいない。唯一、新川沿いまではみ出している牧場が城橋上流にある。農家はもっと高台の方のようだが畜舎の一部と牧場が新川沿いにある。多分、車の騒音や農作業の騒音などを避けるため新川沿いは適しないのだろう。また、風の影響もあるかも知れない。放牧されている牛も子牛が多い(写真右下)。左写真の↑が牛が数頭写っているのだが写真が小さくて分り難い。新川から100メートルぐらいの距離だろうか。写真右側中央に城橋が写っているがこれも分り難い。新川千本桜でもあれば分かりやすいだろうと写してみたが、牧場が分り難い上に新川の風景にならない。写真ポイントの難しい場所だ。
八千代市の酪農家は県内でも以外と飼育頭数が多い方と聞く。経営内容は搾乳と生乳の販売のみを目的としていて、梨農家の経営と同じ考えのようだ。千葉北部酪農農業協同組合を結成し、生乳生産者自身が処理場を持ち牛乳を生産、生活共同組合という消費形態と結合し、良質安価を提供している。最近は生活共同組合も多様化した上、メーカーや他の酪農協との競争も激化しているだろう。 酪農経営で生ずる「臭気」や「ハエ」、「糞尿」や「敷き藁」などの処分などは、市の都市化に伴い酪農家の経営が困難になっていくだろう。
人口増を見込んだ都市計画は高齢少子化の時代にいかがなものだろうか。八千代市の産業を衰退させ、負の財産を子孫に残すだけになる可能性の方が強い。八千代橋麓に出来たあたらしい風景:農業センターは本当に農家の為になってほしいが疑問の方が大きい。。(4月2日 取材) |