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新川風景の一つには橋の存在も大きい。2002年に「新川の橋」を写真で紹介しているが、橋の名、形、工事回数などから、歴史や地形などを推測するのも面白い。自分流に推測しエピソードとして語り、それぞれの橋の風景を紹介しながら新川の風景を尋ねてみたい。桑納川流入口の富士美橋、神崎川流入口の橋も取り入れたかったが、丁度12回からはみ出したので厳密に新川の橋のみとした。 新川の橋を上記の区分で分類すると5種類に分かれる。一つは項番1・2の生活余暇の橋、二つ目は項番3.4の歴史を語る橋、三つ目は項番5・6の主要街道の橋、四つ目は項番7・8・9の地名の橋、最後に項番10・11・12の地名から地名への架け橋として両地名を名付けた橋である。 |
8.宮内橋 | |||||||
飯綱神社に向かっての写真を右最上段に、その下に飯綱神社から七百餘所神社方面を写した写真を紹介しておきましょう。中央は水路で左側になっすぐに延びた電柱のある農道がお分かりになれますか。その先に小さく宮内橋があります。そして、左最下段にふるさと50景の案内板と宮内橋を紹介しておきます。と言うのは案内版には「新川の四季と自然」とあり、『八千代市を南北に流れる新川、今はごらんのようにのどかなただずまいを見せております。その昔は、印旛沼沿岸は、たびたび洪水の被害を受けました。そして長年にわたる干拓工事を経て、現在の姿になりました。新川周辺は、稲作や畑作が営々と続けられ、都市化の進むなかで、まだ多くの自然とふれあうことができる所です』と書かれております。この宮内橋はふるさと50景の中でなんと3景も選ばれております。「春の新川・宮内橋付近」「新川・宮内橋」そして「新川の四季」です。やはり、心のふるさと新川はこんなのどかな風景を市民が願いそして愛している証拠なのでしょう。 最近では市民の手で植えられ、守られている新川千本桜(税金を使わない)も成長し、右上のような風景も楽しめます。また、新川千本桜のポイント桜として宮内橋の両岸に8本の「10月桜」が植栽され、秋に可愛らしい花が人目を驚かしております(右中段の写真)。最下段には新川で唯一見られる「八千代の梨」と宮内橋の風景を紹介しようと頑張ったのですが、宮内橋の麓にある梨畑からは畑のネットが邪魔で宮内橋が微かに写るだけです。しかし、宮内橋からはカメラの角度を変えるとこんな風景もあるのです。間近なビル群を背景にのんびりと釣りを楽しむのどかな風景です。何時までものどかさを失わない宮内橋を願いつつ次の橋の取材に向かいます。 |
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