皆さん朝食をちゃんと食べていますか?子供さんでも約10%が朝食を食べていないとの調査結果があります。朝起きると頭がぼーっとすることはないでしょうか、これは体が低血糖の状態にあるのが原因です。
私たちは昼間に行動し、夜間睡眠をとります。睡眠中は何も口にしないので寝起き時は栄養不足になっているのです。英語で朝食は「Breakfast」と言いますが、ブレイクは「壊す」、ファストは「断食」という意味があるので、直訳すると「断食をやめる」ということになります。
朝起きてから何も口にしないでいると頭も体も目を覚ましません。活動的な午前中を過ごすためには頭と体を起こす必要があります。その役割を担うのが炭水化物やタンパク質といった栄養分です。
炭水化物はエネルギーの素、タンパク質は体温を上昇させる働きがあります。睡眠中は消費エネルギーを減らし、体を休めるために体温は低下しています。なので、朝食を摂らないままだと体温はなかなか上がらずスムーズに午前中の活動に入ることが出来ません。また食事は栄養を体内に摂り込むチャンスです。
食事をただ、好きなものを食べるだけのものと考えていてはいけません。栄養が偏ってしまいパフォーマンスの向上を図ることが出来ません。部活動などに所属していてほぼ毎日トレーニングしている人は多くの栄養を必要とするので、朝食を抜いていては栄養が不足することは明らかです。食育の第一歩は朝食からです。